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報道関係者各位
プレスリリース

2016.01.08 14:00
学校法人 工学院大学 総合企画部広報課

工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区)の冨永 祥子准教授(建築学部 建築デザイン学科)が設計した八王子キャンパスの弓道場・ボクシング場が「IOC / IAKS Award 2015」で銅賞を受賞しました。

弓道場
弓道場

この賞は、IOC(国際オリンピック委員会)とIAKS(国際スポーツレジャー施設協会)が主催する、世界の優れたスポーツ・レジャー施設などを表彰する国際的な建築賞で、今回は世界中から129のプロジェクトの応募がありました。
賞は6つのカテゴリにわかれ審査が行われ、本学八王子キャンパスの弓道場・ボクシング場は「スポーツ・レジャー・レクリエーションのための屋外施設」のカテゴリーにおいて、日本の伝統建築を現代に美しく昇華したデザインが評価され、銅賞を受賞しました。

<弓道場>
https://www.atpress.ne.jp/releases/86589/img_86589_1.jpg
<ボクシング場>
https://www.atpress.ne.jp/releases/86589/img_86589_2.jpg

(撮影:小川 重雄)


《受賞作品の特徴》
学園創立125周年の記念事業の一環として建設された学内初の木造建物。
意匠を凝らしつつ、ローコストで安全性も確保。主な特徴は「素材」と「構成」にあり、「素材」は普段市場に出回らない国産の食害材や小径材を積極的に活用したり、加工の一部を地元業者に依頼することでコストを抑えています。
これら限られた品種の「素材」を生かすため、両施設で日本建築の伝統に現代の合理性を合わせた「構成」を採用。弓道場は、主に小径材を用いた格子構造、ボクシング場は主に食害材を利用した持ち送り構造で、共に日本建築の持つ水平垂直の美を踏襲しつつ、技術的にはどちらも荷重を分散させながら、ビスやネジによるシンプルな接合部を実現しています。
両施設は、2015年日本建築学会賞(作品)など多数の国際的な賞を受賞しています。

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