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報道関係者各位
プレスリリース

2015.12.01 10:00
株式会社文藝春秋

 株式会社文藝春秋(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:松井清人)の2015年の電子書籍売上ベスト10を発表いたします。

「火花」書影
「火花」書影

1位 『火花』(又吉直樹)
2位 『64(ロクヨン)』(横山秀夫)
3位 『イニシエーション・ラブ』(乾くるみ)
4位 『その女アレックス』(ピエール・ルメートル)
5位 『日本のいちばん長い日 決定版』(半藤一利)
6位 『イスラーム国の衝撃』(池内恵)
7位 『民王』(池井戸潤)
8位 『あの戦争と日本人』(半藤一利)
9位 『スクラップ・アンド・ビルド』(羽田圭介)
10位 『打ちのめされるようなすごい本』(米原万里)

 2015年は、文藝春秋電子書籍編集部にとって刺激的な年でした。6月に電子書籍化された、又吉直樹さんの『火花』は、芥川賞受賞を受けて大ヒット。発売3ヶ月で、10万ダウンロードを超え、文藝春秋の電子書籍として最大のダウンロード数を更新。現在、13万DLを超えています。

 ランキングには『64(ロクヨン)』『イニシエーション・ラブ』『日本のいちばん長い日 決定版』『民王』など映像化された作品が数多く並んでいます。ノンフィクションでは『イスラーム国の衝撃』が6位に入りました。10位の『打ちのめされるようなすごい本』は、ほぼKindleストアの売上でランクインした「電子書籍ならではのベストセラー」です。

 100位の中には、9月に胃がんのため急逝した、NHK国際報道2015メインキャスター黒木奈々さんの『未来のことは未来の私にまかせよう』(76位)、電子書籍オリジナルコンテンツ『あの戦争を知るために今こそ読むべき本はこれだ!』(半藤一利、佐藤優/61位)、時代を超えて読み継がれている『竜馬がゆく』(司馬遼太郎/39位)などがランクインしています。

 また、2015年に読まれた作品を集めた無料コンテンツ『2015文藝春秋電子書籍ベスト100』も本日から配信になります。


 文藝春秋は、新刊の全点電子書籍化を目指しています。
 その目標に徐々に近づいていますが、既刊本の電子化、電子書籍化されていない作家の方々との話し合い等、まだまだやるべきことはたくさんあります。
 この1年の勢いをそのままに、電子書籍の活性化をさらに目指していきたいと考えています。

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