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報道関係者各位
プレスリリース

2015.06.18 14:30
株式会社セイバン

ランドセルメーカーの株式会社セイバン(本社:兵庫県たつの市 代表取締役社長:泉貴章 以下「セイバン」)は、以前より独自の技術とノウハウで、子どもの成長を支える機能に着目し、装着時に負担が少ないランドセルづくりを目指して参りました。近年運動不足の子どもが増えていることをうけ、今後も姿勢に関する関心は益々高まってくると推察し、小学生の子ども(小学生1~3年生)を持つ母親を対象に「子どもの姿勢に関する意識調査」を行いました。
【インターネット調査、調査期間:2015年5月8日(金)~9(土)、サンプル数:500】

グラフ1
グラフ1

≪調査総括≫
1. 母親はランドセル購入時に重視したポイントとして「子どもの好み」35.4%、
  「軽さ」35.0%、「価格」27.0%、「色」25.2%であった一方、
  「からだの負担を軽減する機能」は10.2%と低かった。

2. からだにフィットしないランドセルの使用が及ぼす影響について、
  86.2%の母親が認知していない事がわかり、正しい姿勢維持の啓発が
  重要である事が示唆された。

3. ランドセルを購入した母親の66.2%が「からだの負担を軽減する機能」を
  持つランドセルへの関心を持っており、潜在的なニーズの高さが確認できた。

4. 約半数の母親が子どもの姿勢が「悪い」と感じており、58.0%の母親が
  出来るだけ早く改善したいと回答し、子どもの姿勢の課題が確認できた。

 この調査を受け、整形外科医のDr.KAKUKO スポーツクリニック 中村格子院長は、「姿勢の悪さは見た目だけでなく、筋肉や骨格のアンバランスや正常な発達の阻害にも影響します。そして、姿勢は毎日の生活習慣やクセから徐々に形成されることから、特に著しく骨格や筋肉が成長する学童期にほぼ毎日使うランドセルは、子どもの姿勢に大きな影響を与えるといっても過言ではありません」と語り、からだにフィットしたランドセルの重要性が示唆されました。


≪姿勢に関する調査結果≫
■ランドセル購入時に最も重要視しているのは、1位「子どもの趣向優先」、2位「軽さ」、3位「価格」

 ランドセルの選定時に最も重視している点を聞くと、「子どもが気に入るか・子どもに似合うか」が最多の35.4%、続いて「軽さ」が35.0%で、「価格」が27.0%の順となっており、数値に大きな差がないことから、子どもの意見・軽さ・価格と総合的に判断している傾向が見えます。一方で、現状では10.2%の回答者のみがからだの負担を軽減する機能をあげているものの、全体的な傾向として “機能性”を選んだ割合が少ないことがわかりました。
・グラフ1:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_1.jpg

■86.2%が認知不足 からだにフィットしないランドセルを使用することでからだに及ぼす影響

 からだにフィットしないランドセルを使用し続けることで、からだに与える影響について聞いたところ、86.2%が「知らない」と答え、からだにフィットしないランドセルが与える影響の認識が低いことが分かりました。
・グラフ2:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_2.jpg

■再度ランドセル購入が出来る場合、機能性を搭載したランドセルに関心があるが66.2%

 しかし、実際に再度購入機会があった場合、荷重分散機能を搭載したランドセルへの関心を66.2%の
回答者が持っており、ランドセル選びに子どものからだを配慮する潜在的な意識の高さと、機能性への
ニーズが伺えます。
・グラフ3:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_3.jpg

■約半数の母親が子どもの姿勢が「悪い」と感じている

 回答者の母親に自身の子どもの姿勢について聞いたところ、回答者のうち45.2%が「姿勢が悪い」と回答。また「ふつう」と答えた方も半数近くおり、「姿勢が良い」と答えた方は7.6%と、全体的に子どもの姿勢は決して“よい”傾向にないことが分かりました。
・グラフ4:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_4.jpg

■気になる不良姿勢は、1位「猫背」、2位「左右への傾き」、3位「前のめり」

 「姿勢が悪い」と回答した方で、子どもの姿勢で気になる状態として「猫背」が最多で70.4%。次いで「左右への傾き」が16.8%、「前のめり(身体重心が前傾)」が10.2%と続きました。
・グラフ5:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_5.jpg

■姿勢が悪いのは「勉強時」、「食事時」や「座っている時」など、“座り姿勢”が気になる

 “座り姿勢”を中心とした姿勢に関する関心が高いことが分かります。特に、「勉強時」や「食事時」などは半数強の回答者が「姿勢が悪い」と感じています。
・グラフ6:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_6.jpg

■姿勢が悪いと感じている母親の心配ごとの1位が「見た目の印象の悪さ」を指摘
■58.0%が「早期の改善」を望む
■姿勢について医師の診断を「受けていない」がほとんど。

 姿勢が悪いことで、二人に一人が「見た目の印象が悪い」ことを心配しています。また、姿勢改善を望むタイミングとして、「できるだけ早く改善したい」と回答した方が58.0%おり、母親にとって子どもの姿勢の改善は課題となっていることが分かります。
 しかし、姿勢の改善タイミングとして「特に心配していない」と答えた8.8%の回答者を除く91.2%がなんらかの タイミングで姿勢改善を望んでいるものの、98.7%が医師の診断をが受けていないことが分かります。
・グラフ7:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_7.jpg

■不良姿勢に対する対策を施さず放置が83.8%
■改善策は「定期的な注意」が中心
■75.2%が良い姿勢を維持することへ関心がある

 姿勢が悪いと感じながらも83.8%は対策を施さず放置している傾向にあります。また改善策を施している方のうち、具体的な施策として「定期的な注意」が68.9%と根本的な改善にはつながりにくいことがわかりました。
 一方で、75.2%の回答者が良い姿勢を維持することに関心があることもわかりました。
・グラフ8:https://www.atpress.ne.jp/releases/64545/img_64545_8.jpg


≪専門家の声≫
■中村格子氏
Dr.KAKUKOスポーツクリニック 院長
整形外科医・医学博士
横浜市立大学整形外科客員教授

 成長期のお子さまにとって、発達段階に応じた骨格や筋肉の成長と姿勢はとても深い関係があります。姿勢の悪さは見た目の悪さだけではなく筋肉や骨格のアンバランスや正常な発達の阻害にも影響し、小学校高学年から注意が必要になる側わん症や、10代後半での肩こりや腰痛などの健康障害の一因にもなりかねません。
 お子さまの健やかな成長を願う気持ちはどなたにも共通していることですが、今回の調査結果では約半数のお母様方がお子さまの姿勢の悪さに気づきながらも具体的な対策ができていないことがわかりました。
 実は、姿勢は毎日の生活習慣やクセから徐々に形成されます。特に著しく骨格や筋肉が成長する学童期にほぼ毎日使うランドセルはお子さまの姿勢に大きな影響を与えるといっても過言ではありません。
ご購入時には6年間で大きく変わる身長、体型や体格にも適応でき、なおかつ不良姿勢を引き起こすような負担が少なくなるように重さ、構造に十分に配慮された質の良いランドセルを選んでいただきたいと思います。

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