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報道関係者各位
プレスリリース

2014.01.15 11:00
IRKitプロジェクト

IRKitプロジェクト(代表:大塚 雅和)は、外出先からスマートフォンを使って家電を操作できる、オープンソースな赤外線リモコンデバイス IRKit を1月15日から販売開始します。また、本機に対応したオリジナルのiOSアプリを製作できる「IRKit iOS SDK」を同時に公開いたします。

IRKit利用イメージ
IRKit利用イメージ

紹介動画       : http://www.youtube.com/watch?v=itycbCRCJWk
プロジェクトWebサイト: http://getirkit.com/
販売ページ      : http://amazon.co.jp/gp/product/B00H91KK26


■IRKit開発の背景
写真を撮りたいとき、コミュニケーションを取りたいときには、App Storeから、自分の使い方にあったアプリ、デザインがかわいいアプリ、何かに特化したアプリなどを選択して使うことができます。ところが家庭でテレビやエアコンを操作したいときには、家電製品付属のリモコンを使うほか選択肢は多くはありませんでした。
そこで、家電を操作するためのアプリが数多くApp Storeにならぶ未来を目指して、オープンソースな赤外線リモコンデバイスIRKitを開発しました。同時に公開したプログラム「IRKit iOS SDK」を使って、赤外線信号を送ることのできるiOS用リモコンアプリを誰でも簡単につくることができます。
また、IRKit iOS SDKを使用して作成した公式アプリ「IRKitシンプルリモコン」もApp Storeから公開します。


■IRKitについて
IRKitは、家庭のWiFiに接続し、インターネットを通して外出先からでも赤外線を送ることのできるデバイスです。

【製品概要】
サイズ:(縦x横x高) 62×62×17 [mm]
価格 :7,500円(税別)
電源 :USBマイクロB(別売り)
構成 :
・高出力赤外線LED×2
・ステータス表示用フルカラーLED
・赤外線受光モジュール
・WiFiモジュール 802.11b/g/n対応
・マイコン(ATmega32U4 Arduino Leonardo同等)

【IRKitの利用に必要なもの】
・iOS 7以降のiPhone、iPad、iPodTouch
・IRKit公式アプリ IRKitシンプルリモコン(無料)


■IRKit iOS SDKについて
IRKit iOS SDKは、IRKitを通して赤外線信号を送信したり、家電製品のリモコンから受信した赤外線信号を学習してiOSから操作できるようにするための機能をまとめたライブラリです。IRKit iOS SDKを使えば、以下のようなアプリをつくることができます。

・位置情報を使い、家の一定距離範囲内に入るとエアコンをつけるアプリ(近日登場予定)
・1ボタンで家中の家電の電源を消すアプリ
・Facebookと連携して、友だちの見ているテレビにチャンネルを合わせるアプリ
・赤外線リモコン信号を収集してデータベース化するためのアプリ(近日登場予定)

<プログラム入手方法>
http://getirkit.com/ よりダウンロード可能。

HTTP APIも公開しているため、スマートフォンアプリ以外にも、インターネットに接続できるパソコンやその他デバイスから家電を操作することが可能です。また、IRKitはArduino(TM)派生のオープンソースハードウェアであり、センサなどの電気回路を追加してよりスマートに家電をコントロールするデバイスを作ることも可能です。


■IRKit公式アプリ IRKitシンプルリモコンについて
【主な機能】
・IRKitで受信した家電のリモコンの信号を学習することで、アプリ上から家電が操作できます。
・学習した赤外線信号には名前とアイコンをつけて管理できます。
・WiFiの接続情報を、モールス信号を使った音声通信でIRKitに送信し、IRKitを家庭のWiFiアクセスポイントに接続します。外出先からでも赤外線信号を送信し、家電の操作を可能にします。

【概要】
アプリ名: IRKitシンプルリモコン
対応OS : iOS 7以降
価格  : 無料
URL   : https://itunes.apple.com/us/app/irkit-simple-remote/id778790928?l=ja&ls=1&mt=8


■将来展望
まずはiPhoneアプリ開発者に使っていただき、家電を操作するさまざまなアプリがApp Storeに並ぶことを目指し、その後、一般消費者をターゲットにしていきます。
海外への販売も近日中に開始予定。スマートハウスやHEMSのための、スマートフォンと家電のハブとしてIRKitを使用することも検討中です。


■IRKitプロジェクトについて
代表の大塚 雅和が面白法人カヤック在籍中に開発を開始し、退職後、大塚がカヤックから譲渡を受け、FabLabKamakura( http://www.fablabkamakura.com/ )と協力して開発を継続しているプロジェクトです。

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