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報道関係者各位
プレスリリース

2013.02.04 16:30
フェカリス菌・花粉対策推進事務局

フェカリス菌・花粉対策推進事務局(東京都渋谷区)では、まもなく本格化する花粉シーズンを前に、乳酸菌の一種である「フェカリス菌」を用いた花粉症対策についての情報提供をおこなっています。

フェカリス菌の働き
フェカリス菌の働き

フェカリス菌の働き:
http://www.atpress.ne.jp/releases/33188/1_1.jpg


■2013年・春の花粉飛散量、多くの地域で昨シーズン以上となる見込み(※)!
 まもなく、花粉シーズン。花粉症の方にとっては、辛い季節がやってきました。
 日本気象協会は、2013年のスギ花粉の飛散開始時期(※)について、2月中旬に九州・四国・東海・関東から花粉シーズンが始まると予測しています。また、今春の飛散量は昨シーズンに比べると、九州地方で少ない他は全般に多く、関東・東北地方と北海道は3~7倍になる見込みとのことです。
 フェカリス菌・花粉対策推進事務局では、例年以上に花粉飛散量が増す地域が多い今春に向け、2013年2月4日(月)にオープンしたWEBサイト「フェカリス菌の働き」にて、現在花粉症対策における有効性が注目されている乳酸菌、「フェカリス菌」の概要とともに、その花粉症対策効果に関する専門家のコメントなどを紹介しています。

※日本気象協会「2013年春の花粉飛散予測(第3報)」2013年1月16日(水)発表
▼2013年度の詳しい花粉情報はこちら
「天気総合ポータルサイトtenki.jp」 http://season.tenki.jp/season/pollen/
【情報提供:1月下旬から5月上旬頃まで。(花粉の飛散状況により提供終了時期は前後する場合があります。)】


■臨床試験でも実証済、
 スギ花粉症患者における「フェカリス菌」の症状緩和効果
 毎年、花粉症対策としては、薬、マスク、目薬、空気清浄機など、多様なアイテムが活用されていますが、数年前から注目を集めているのが「乳酸菌」です。乳酸菌を摂取することにより、腸内免疫細胞を活性化し、免疫系のバランスを整えることで、花粉症をはじめとした様々なアレルギーへの予防効果につながると期待されています。
 乳酸菌の種類は実に200以上と言われていますが、その中でも現在、花粉症対策において特に注目を集めているのが「フェカリス菌」です。
 「フェカリス菌」は“球菌”と呼ばれる球状の菌体で、その大きさは500ナノメートル(=1/2000ミリメートル)。例えば「ビフィズス菌」と比較すると、約5分の1のサイズです。この「球状である」「微細である」という2つの特性により、「フェカリス菌」は一度にたくさんの摂取が可能となり、他の乳酸菌と比較しても、より免疫細胞を刺激しやすいと考えられています。
 実際に、伊藤園の中央研究所が、NPO日本健康増進支援機構の花粉曝露試験施設で行った臨床試験(2012年3月発表)では、「フェカリス菌」を含む乳性飲料を毎日1本、継続的に摂取することによって、「鼻かみ回数」「鼻づまり」「眼のかゆみ」など、スギ花粉による花粉症の症状緩和に有意な差が認められています。

フェカリス菌:
http://www.atpress.ne.jp/releases/33188/2_2.jpg

花粉曝露試験施設内での症状の変化:
http://www.atpress.ne.jp/releases/33188/3_3.jpg


■腸内細菌学の世界的権威、東京大学名誉教授・光岡氏が語る
 「フェカリス菌」の特性と花粉症対策における有用性
 「善玉菌」「悪玉菌」を命名したことなどで知られる腸内細菌学の世界的権威・東京大学名誉教授の光岡 知足氏は、「フェカリス菌」の花粉症対策の有用性について、次のようにコメントされています。

◆乳酸菌の働きは、殺菌された状態でも有効
 従来、乳酸菌の保健効果の多くは「プロバイオティクス効果」、つまり生きた乳酸菌を腸内に届けて増殖させることによるものと考えられていました。しかし、実は外から摂取した乳酸菌は、生きた状態で腸内に届いたとしても、そのまま住み着いて増殖することはほとんどありません。
 それよりも、生きた状態(生菌)、殺菌された状態(死菌)にかかわらず、菌体成分が直接腸管免疫系に働きかけることが、善玉菌を増やし、悪玉菌に対する抗体を産生、ひいては腸内フローラ(腸内環境)の改善につながるということが分かってきました。
 つまり、殺菌された状態の乳酸菌でも、腸内免疫細胞に直接働きかけ、花粉症の症状緩和や整腸作用などの効果を発揮し得るということになります。

◆乳酸菌は数を多く摂ることが効果的・・・
 球状かつ超微粒子の「フェカリス菌」は大量摂取に適している!
 さらに、摂取する乳酸菌は生菌でも死菌でも、菌数が多いほど高い効果が期待できます。この点を考慮すると、「フェカリス菌」の形状は、大量摂取に非常に適しています。
 というのも、他の一般的な乳酸菌は棒状の形をしていますが、「フェカリス菌」は“球菌”と呼ばれる非常に小さな球状の菌体のため、一度にたくさんの摂取が可能となるのです。

◆摂取することで、“花粉症対策効果”と同時に
 “腸内効果”も期待できる「フェカリス菌」
 前述の通り、「フェカリス菌」は菌体が小さいため、一度に多くの菌を摂取するのに適しており、主に小腸に分布し増殖が早いことが知られています。腸内で有効な働きをする菌群の「善玉菌」を増やすことで腸管免疫系の細胞を刺激し、異常を起こしてしまった腸内を正常にしてくれ、腸の働きを活発にすることから、消化・吸収を改善し、腸内環境を整えてくれる作用が期待できます。


東京大学名誉教授
光岡 知足(みつおか ともたり)
http://www.atpress.ne.jp/releases/33188/4_4.jpg

農学博士。東京大学を卒業後、理化学研究所主任研究員、東京大学農学部教授、日本獣医畜産大学教授を経て現在東京大学名誉教授、理化学研究所名誉研究員、日本獣医生命科学大学名誉博士。専門は細菌分類学、微生物生態学。


⇒「フェカリス菌の働き」 http://www.faecalis-kin.jp

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