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報道関係者各位
プレスリリース

2012.10.25 11:30
千代田区立九段生涯学習館

千代田区立九段生涯学習館は、修復・保存の現場から保存というものがどのように行われているのかを体験していただく「図書館の裏舞台ツアーを通して考える大人のための紙・本の保存 ~保存箱作りの楽しさを添えて~」を12月1・5・15日に日比谷図書文化館・国立国会図書館・千代田区立九段生涯学習館で開催いたします。

図書館ツアーリーフレット
図書館ツアーリーフレット

文化の生産・利用・維持として必要不可欠なものの1つである修復と保存。修復と保存は技術だけではなく、資料が将来にわたって利用される為の選択する力と、提供する力が求められます。資料保存の専門家だけが携わる問題ではなく、私たちも、日々、多くの物が生産され、情報が溢れている世の中、自分で何を選択し、利用し、その情報が保存され利用されるのに値するのかということが、日常生活の中で求められているのです。

今回の講座では、図書館の裏舞台ツアーを通して、修復・保存の現場から保存というものがどのように行われているのか、“本”という身近な物を媒体に、日常生活にも役立つ保存方法、実技も通して体験いただきます。


【講座概要】
◆日時と内容
※全3回連続型の講座です

【第1回目】
日比谷図書文化館へお出かけ ~本と長くおつき合いするための方法~
日時:12月1日(土)/14:00~15:30
会場:日比谷図書文化館(日比谷公園1-4)
内容:大事な本や紙と長くお付き合いできるようなレクチャーです。日比谷図書文化館特別研究室にて、100年以上前の紙資料(本)に実際触れていただきながら、どうしたら自分の好きな本と長くお付き合いできるのか?広く、紙や本の構造の話、保存の方法等をお話いたします。

【第2回目】
国会図書館へお出かけ ~資料保存の職人さんの現場へ~
日時:12月5日(水)/14:00~16:00
会場:国立国会図書館(永田町1-10-1)
内容:国立国会図書館は、昔からの資料や、全国の本を収集した書庫の設置もあり、街にある図書館とは機能も違います。資料保存課にて、実際の保存修復現場を見学。通常の書庫見学も行い、どのような収集・保存をしているかを体感していただきます。

【第3回目】
保存箱を作成してみよう ~自分の大事な本と向き合う~
日時:12月15日(土)/14:00~16:00
会場:千代田区立九段生涯学習館(九段南1-5-10)
内容:実際に、ご自分のお好きな本に合わせた保存箱(カイルラッパー)を作成します。ワークショップを通して、参加者ご自身が、紙や本と豊かにお付き合いできるキッカケとしていただきます。


■講師    :眞野 節雄(東京都立中央図書館資料保全専門員)
■対象    :18歳以上の方
■定員    :20名(抽選の上、別途ご連絡します)
■参加費   :4,500円(千代田区内在住者と、すぽすた会員の方は4,000円)
 (材料費含む) (すぽすた会員 http://www.spst-chiyoda.jp/about/ )
■募集期間  :11月20日(火)17:00まで
■お申込み方法:
九段生涯学習館まで、電話(03-3234-2841)、またはホームページ( http://www.kudan-ll.info/ )よりお申込みください。

■主催:
指定管理者 ミズノグループ
株式会社小学館集英社プロダクション
千代田区立九段生涯学習館


【千代田区立九段生涯学習館について】
九段生涯学習館は、自主的な生涯学習活動を行っている区内のサークルやグループの学習活動を支援するための施設です。また、さまざまな生涯学習に関するイベント・講座を提供しています。


【九段L.Lカフェ講座について】
九段L.Lカフェは、生涯学習(Lifelong Learning)を自由な発想と多角的なアプローチから組み立てたプランで、豊かな時間と居心地よい空間(カフェ)を提供しています。

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