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報道関係者各位
プレスリリース

2021.10.14 09:30
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社

米国カリフォルニア州サンタクララ 2021年9月27日(現地時間発) - 商用Embedded Linux(R)製品およびサービスで市場をリードするMontaVista(R) Software LLC(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ/以下、モンタビスタ)は、Rocky Linux向け「MVShield」の提供を開始したと発表しました。

2020年末に発足し2021年に多くの支持を集めているRocky Linuxプロジェクトは、その設立直後より業界内で大きな動きを作り出しています。


MVShield


モンタビスタはRocky Enterprise Software Foundation(RESF)に設立直後からプリンシプルスポンサーとして参加し、パートナーとして貢献していくことを2021年4月に表明していました。


Rocky LinuxのGAリリースに対するMVShield製品のインテグレーションを終え、一般のお客様がプロジェクトで利用可能なMVShieldを提供できるようになりました。既に一部のお客様ではこのMVShieldを利用して製品の開発プロジェクトが進行中です。


2020年12月には、CentOSプロジェクトはCentOS Streamに引き継がれていく旨の発表がなされています。これはコアプラットフォームおよびカーネルを継続的にリベース(対応)していくことに適したモデルで、特定の製品ブランチを安定させるよりも、新規の製品開発に向いているとされています。Rocky Linuxプロジェクトでは、従来のCentOSを製品開発のチームに提供するといったニーズに踏み込み、モンタビスタでは自社のMVShield製品戦略の中でCentOS 8.xを置き換えていくこととしました。


Rocky Linuxに対するMVShieldのアプローチにより、お客様は個別のソフトウェアコンポーネント(例えばカーネルバージョン等)や、サポート対象となるパッケージリストを一つひとつ選ぶことができ、最終製品で使われるベースラインに焦点を当てることができます。

このソフトウェアブランチの選択には、Rocky Linuxのリリースそのものだけでなく、特定バージョンのパッケージに向け「固定した」コンテンツを含めることもできます。


Rocky LinuxをサポートするMVShieldのオプションには、モンタビスタによる専任エキスパートによるサポート、安定し認証を取得したセキュリティ・メンテナンスのプロセス、また大半のお客様の要求に応える厳密に規定されたサービスレベル等が選択可能です。



■モンタビスタのプレジデントでCEOを務めるRavi Guptaは次のように述べています。

「今夏のRocky LinuxのGAリリースを受け、これをモンタビスタのMVShieldの工程に導入したことにより、CentOS 8.xの代替OSを探しているお客様に、またRHEL互換のディストリビューションを10年を超える期間提供できるようになることを大変嬉しく思います。」

「この分野において20年を超える経験を活かして培ったCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)インフラは、Rocky Linuxを選択し最終製品の出荷とメンテナンスに商用サポートを必要とするお客様に非常に大きな価値を提供するでしょう。」



■米国MontaVista Software LLC社について

MontaVista Software LLC社は、20年以上にわたって商用品質のLinuxと卓越した技術サポートを提供し続ける組込Linuxのリーダーです。コンシューマ機器・通信インフラ・家庭やオフィスの機器に至るまで、幅広い分野で数多くの組込製品に採用されています。お客様はモンタビスタの開発プラットフォームを利用することにより、早期の開発着手、開発期間の短縮、高い品質の製品機能提供、トータル・コストの削減といったメリットを得られます。

詳しくは https://mvista.com/jp/ をご覧ください。



Linux Foundation および Yocto Project は、Linux Foundation の登録商標です。

Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。

MontaVistaは、MontaVista Software LLC社の登録商標です。

その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。

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