「自殺」は悪なのか。いま考える増加傾向にある自殺の善悪 昨今、著名人による「自殺は悪」とした理論が繰り広げられている。しかしそれは真実なのだろうか? 執筆:橋本なずな(心理カウンセリングサービス【Bloste/ブロステ】 代表)|うつ病を患いながら2020年に起業。パニック障害と解離性障害による二度の自殺未遂を経験し、今年2月にカウンセリングを利用するユーザーと心理カウンセラーをつなぐマッチングアプリ【Bloste/ブロステ】をリリースした。 ■ 著名人が語る「自殺は悪」の意図 有名掲示板創設者に、大御所芸人。彼らは「自殺は悪」であると語っている。近年、そして新型コロナウイルスにより自殺者は増加傾向にあるが、その実情は当事者と第三者では大きく異なる。 彼らは自殺というシチュエーションにおいて、一番悪いのは自殺をした人であると語ったうえで、自殺者数を減らすには「自殺は悪いこと」として世間的に取り扱うべきであると主張した。 「自殺をして可哀想と思われたい」「同情を集めたい」といった自殺願望を持つ人々に寄り添うことが自殺者を増やし、自殺が救いになるといった方程式が成り立ってしまうことを警告している。 しかし一方では、自殺をすることが褒められることではないと理解をしたうえで、それを否定しない者も多くいる。 ■ 自殺は否定されるべきものではない? 著名人の彼らの意見には反対意見も見受けられた。 ・死ぬことは物凄く度胸がいる、半端な考えでは死ねない ・自殺は気付いた時にしている人と自殺をしようと思っている人がいる、この二つは大きく違う。 ・死ぬときに可哀想と思われたいとか周囲の事とか考えない ・例えば生まれながらに過酷な状況だったとして、自分の意志でそこに生まれたわけではないのだから生きるか死ぬかを選ぶくらいの選択の自由はあってほしい 多くの様々な意見があるが、これらはつまり、自殺をするその瞬間には “常識” “善悪“、“周りにどう思われるか” などは考えておらず、この世界で生きる限りは選択の自由として自殺は否定されるべきものではないということだ。 ここで確かなことは自殺は誰かにとっては悪であっても、誰かにとっては救いであり、育ち生きてきた環境により、その価値観は大きく異なる。 だからこそ私たちが問うべきものは自殺の善悪ではなく、「自殺を望むような人々が多く生まれる日本社会の背景と未来」にフォーカスを当てるべきではないだろうか。 ■ 自殺願望者が自殺者になるまで この記事の執筆をしている橋本なずな(以下、私)は、過去に二度の自殺未遂を経験している。一度目は昨年’20年の夏、二度目は同年の秋のことだ。私は2020年が明けてすぐに適応障害と診断され、春にはパニック障害と解離性障害を患った。幸いにも二度の自殺はパートナーの助けにより未遂に終わったが、当時、救急車で運ばれた先の病院の医師には「あと数分遅ければ命は助かっていなかった」と言われた。 私が自殺を選んだ理由は “社会性” と “経済面” にある。精神疾患を患い働くことができなくなった私は、自身の存在意義を問いた。シングルマザーで育ち実家で母と二人暮らしをしていた私は、以前は家賃を払うなど少なからず母との生活の役に立っていると、そこに生きる意味を見出していた。しかし、働くことが困難になってからは収入がないどころか、母やパートナーに “衣食住のすべて” を完全に負担してもらうことになった。精神疾患患者にとってそれは珍しいことではないが、当時の私には受け入れ難い現実だったのだ―――――――――――――――― 厚生労働省による調査では、20代~80代の自殺の原因として精神や身体の疾患が最も多く、次に経済面の生活の困窮、そして職場の人間関係や夫婦の不和によるものが挙げられた。 そのような状況下では過度なストレスにより理性を保つことや正常な判断を行うことは容易いことではない。 そんな渦中にいる人々の救いになるものは、そしてストレス社会と呼ばれる日本に生きる現代の人々に必要なものは何なのだろう。 ■ 心理カウンセリングサービス【Bloste/ブロステ】 カウンセラーマッチングアプリ【Bloste/ブロステ】プレリリース版トップページ : https://newscast.jp/attachments/mzpMBS49dVfpn4M137pB.png 私はそれらの心の病と自殺未遂の経験を経て、そして同じように苦しむ人々の声を聴いて、現代の日本に生きる人々には「心を休める習慣」が必要であると考えた。 そして2021年2月、利用者と心理カウンセラーがマッチングできるアプリ【Bloste/ブロステ】を創設しサービスのプレリリースを行った。 目指す未来は精神疾患患者数と自殺者数の抑制にはじまり、カウンセリングカルチャーの普及である。 利用者は最短で1時間後からカウンセリング予約を取ることができ、価格も“¥1,500~¥4,999”と上限が設けられていることから、どの心理カウンセラーを選んでも安価で受けられる。 加えて、対面と非対面(オンライン)のカウンセリングにも対応しており、自宅やカフェなど利用者の都合や気分に合わせて利用できる。 また、【Bloste/ブロステ】は、民間の機関や一般企業から取得した資格など、様々な資格を持った心理カウンセラーを受け入れている。心理カウンセラーを目指し養成スクールに通う人々や、心理学部所属の学生も対象としており、サービス内では学生カウンセラーとして実務の経験を得ることができる。 活躍と経験の場を提供し、心理カウンセラーの育成にも貢献することができるサービスである。 ■ サービス概要 名称 :Bloste/ブロステ メリット :・即日取れるカウンセリング予約 ・安価で受けられるカウンセリングシステム ・お客様のお気に入りの場所で受けられる ・相性のあうカウンセラーを紹介 主な特徴 :<マッチング率表示> 登録情報や相談内容によって、マッチング率の高いカウンセラーを表示。 目的に合ったカウンセラーが優先して表示されるので探しやすい。 <メッセージ機能> カウンセリング依頼前に、Bloste上のメッセージ機能でやりとりが可能。 質問や相談内容の確認、カウンセラーの雰囲気などを 事前に把握することができる。 <いいね!機能> 相性が良かった・気になったカウンセラーに「いいね!」をすることで いつでもリストから確認が可能。 利用の流れ:①会員登録 会員登録し、希望のカウンセリングメニューを登録。 ②お相手を探す エリア・条件など様々な方法で検索が可能。 ③依頼・予約完了 メッセージ機能を利用して、ご希望の日時や形態を相談し、 カウンセリング予約。 ④お支払い 所定の方法にてお支払い。 URL :https://bloste.net/ 代表者 :橋本なずな カウンセラーマッチングアプリ【Bloste/ブロステ】 : https://bloste.net/ お客様向けホームページ : https://blostecounseling.wixsite.com/website カウンセラー様向けホームページ : https://blostecounseling.wixsite.com/counselor ■ 代表者プロフィール 名前:橋本なずな 生年月日:2000年3月(出身地:大阪府大阪市) 2021年6月現在、うつ病を患いながらも新聞やテレビのメディア取材に加え、カフェなどを拠点に仕事に励んでいる。SNSのコンテンツ作成やホームページのチェックに加えて会員とのコミュニケーションも欠かさず行い、TwitterやInstagramを中心に通して広がった【Bloste/ブロステ】のサービス向上にも日々尽力している。 LINK : https://note.com/anatanoibasho Twitter投稿 : https://twitter.com/nazunahashimoto/status/1397923022082777092 Instagram投稿 : https://www.instagram.com/p/CPh-cPaNX-y/ カウンセラーマッチングアプリ -Bloste/ブロステ-