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報道関係者各位
プレスリリース

2021.04.05 15:00
株式会社レ・コネクション

京都市内において不動産売買や宿泊施設、飲食施設の管理運営を行う株式会社レ・コネクション(京都市下京区、代表取締役:奥田 久雄)は、2021年4月5日に創業6周年を迎えました。この度M&Aにより京都市内に本社を置く2事業者の事業を譲受し、事業のさらなる拡大と地域経済の活性化に寄与して参ります。


ホームページ: https://re-connection.co.jp/


不動産を通して京都の未来を紡ぐ担い手となる


■事業を承継し地域経済の発展に寄与 街の魅力存続に貢献する

昨今、後継者不足により廃業する企業が多く、雇用の喪失や国内・地域経済への打撃が社会問題となっています。帝国データバンクの「京都府『休廃業・解散』動向調査(2018年度)」によれば、京都府で2018年度に休廃業・解散した事業は458件あり、2年連続で前年度比増加となりました。この問題は新型コロナウイルスの影響を受けさらに加速していると予想されます。


引用:京都府『休廃業・解散』動向調査(2018年)(帝国データバンク)

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s190501_50.pdf


この度当社は4月5日で創業6周年を迎えるにあたり、京都におけるこれらの問題に取り組み地域経済の活性化と街の魅力の存続に貢献すべく、市内2事業の承継をいたしました。



■譲渡企業

当社が今回事業を承継した2事業者は、共に京都に本社を置く企業です。賃貸管理を主な事業とする「中央建物」は33年に渡り、市内のマンションや戸建ての売買や仲介、賃貸管理を行なってきましたが、経営者の高齢化に伴い、事業の譲渡を検討していました。これまで物件のオーナーとの信頼関係を大事にした事業を行ってきたため、その関係性を崩すことなく引き継いでくれる譲受企業を探していたところ、当社なら任せられると判断いただき今回の事業承継に繋がりました。


もう一つの譲渡企業は大正5年創業の老舗そば処「大黒屋」です。京都の繁華街「木屋町」で3代に渡り営業を続けてきましたが、後継者がいなかったことに加え、新型コロナウイルスの影響もあり、事業の譲渡先を探していました。



■今後の展開

「中央建物」の行ってきた賃貸管理業務については当社が継続し行ってまいります。当社が既に免許を取得している不動産特定共同事業を今後展開していく上で不動産の管理業務は必要となって参ります。

今回の合併を機に、これまで外部へ発注していた業務を内製化することで業務の効率化とコストカットを実現していきます。

「大黒屋」の飲食事業については、大丸店は営業を継続、本店に関しては当社の運営するレストラン「紡 Dining」で引き継いで参ります。これまで大黒屋で働いていた職人を迎え入れ、伝統の味はそのまま引継ぎながら、「紡 Dining」と融合した新しいメニュー展開を行って参ります。当社が思い描く宿泊施設と飲食施設を京都市内に展開していくことで、京都市内全域を分散型のホテルとして展開できる足掛かりになればと思っています。飲食店舗を増やすことで自社ブランド「紡」のさらなる認知度の拡大を目指していきます。

今後も人口減少や経営者の高齢化に伴う事業の承継問題は高まっていくと予想されます。当社はこれからも積極的に事業承継を行って参りたいと考えております。



■会社概要

社名      : 株式会社レ・コネクション

代表者代表取締役: 奥田 久雄

所在地     : 京都市下京区東塩小路町684

電話番号    : 0120-14-6200/075-352-8600

事業内容    : 不動産流通業

          不動産総合コンサルティング

          新築建築・リフォーム

          宿泊施設の企画・販売・運営・飲食事業

          M&Aコンサルティング

ホームページ  : https://re-connection.co.jp/


京町家を再生し、宿泊施設として活用する


自社ブランド

「紡 Machiya Inn」: https://tsumugi-kyoto.jp/

「紡 Dining」   : https://dining.tsumugi-kyoto.jp/

「紡 cafe」    : https://www.instagram.com/tsumugicafe_kyoto/



■人を結び 街を紡ぐ

当社は2016年4月の起業時より「人を結び 街を紡ぐ」をコンセプトに、不動産を通して京都の未来を紡ぐ担い手となるべく事業を展開しております。京都のブランド価値を高めるため、特に京町家の保存と再生・活用をする取り組みに注力しています。伝統的な構法を用いた家屋である「京町家」は築100年以上経つ建物が多く、京都の歴史情緒を感じさせてくれます。しかし、所有者の高齢化やそれに伴う相続問題、加えて独特の形状の間取りのため修繕が難しく、一日に約2軒のペースで「京町家」は取り壊されているのが現状です。また放置されたままの空き家は倒壊の恐れや街の景観を損なうことに繋がり、街としてのブランド価値を下げる要因になりかねません。当社は多くの文化的価値を持つ「京町家」を次の世代に受け継ぐべきものであると考え、外観や内観の趣や意匠をできるだけ残し、一日一組限定の一棟貸し宿泊施設として再生する取り組みを行っております。デザインや施工、運営管理、清掃まで一貫してトータルサポート出来ることが当社の強みであり、宿泊していただくゲストには京町家に泊まるという特別な体験を、そして地域社会には街の再生や活性化という形で貢献していきたいと考えています。

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