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報道関係者各位
プレスリリース

2021.03.10 16:15
京福電気鉄道株式会社

   京福電気鉄道株式会社(本社:京都市中京区、社長:大塚憲郎)が、2019年度から進めてきた北野白梅町駅リニューアル事業は、新駅舎が3月25日(木)から供用を開始、これをもってすべての事業が完了します。

新駅舎は、弊社の嵐山駅をデザインしたGLAMOROUS co.,ltd.代表・森田恭通氏による「白梅」をモチーフにしたデザイン、京都の地産材「みやこ杣木(そまぎ)」を全面に使用した天井を採用、インフォメーションコーナーでの駅係員によるご乗車案内・観光案内、デジタルサイネージによる嵐電沿線や西陣・北野エリアの映像によるPRを行います。

 京都市バス急行102号系統のバス停併設、スロープ設置などのバリアフリー化、多目的トイレ設置工事は昨年度に完了しており、今後、乗り継ぎ利便性に優れた、安全に安心してご利用いただける駅を目指していきます。                   

             北野白梅町駅新駅舎イメージ


本日2021年3月10日(水)、おかげさまで嵐電北野線は全線開業95年を迎えることができました。

嵐電北野線は京福電気鉄道株式会社の前身・京都電燈株式会社が敷設した軌道線で、1925年11月3日に高雄口(現・宇多野)~北野間で部分開業、翌1926年3月10日の帷子ノ辻~高雄口間開通で全線開業となり、本日2021年3月10日、おかげさまで全線開業から95年を迎えることができました。

 今出川通りの拡幅・市電敷設事業の中で、1958年に北野白梅町~北野間の路線と北野駅が廃止され、北野白梅町駅をリニューアル開業、同駅を起終点とする現在の北野線の姿となりました。

 北野線を支えてくださってきた沿線の皆様、お客さま、関係の皆様に心から御礼を申し上げます。

以上



(ご参考)

■北野白梅町駅リニューアル事業の概要

(2019年度:2020年3月20日供用開始)

1)交通結節の強化 ~ 駅とバス停との一体化 ~

・バス専用の停車スペースを設置することでスムーズな乗り換えを可能とし、合わせて京都市バス急行102号系統金閣寺・北大路バスターミナル方面行きのルート変更と乗り入れを実施、利便性向上を実現

2)駅施設の改良 ~ バリアフリー化、トイレのリニューアル ~

・1958年建築の旧駅舎の解体

・ホーム嵩上げ、スロープ・点字タイル・点字案内板整備などバリアフリー化。

・トイレの全面美装、すべての個室の洋式化により、高齢のお客さまや外国人旅行者のお客さまにも利用しやすいようにリニューアル。お身体の不自由なお客さまを中心にお子さま連れなどの利用も想定した多機能トイレ(2室)を新設。


(2020年度:2021年3月25日供用開始)

1)駅舎の新設

・駅舎の規模・構造:鉄骨造平屋建、建築面積43.68平方メートル

 ・機能 

1インフォメーションコーナー設置(駅係員によるご乗車案内、観光案内業務)    2待合ベンチ2台設置、観光パンフレット・マップ等の掲出・配架

3デジタルサイネージ2台設置(嵐電沿線地域、西陣・北野エリアのご案内)  

2)駅前広場の整備

 

■森田恭通  (もりたやすみち)

デザイナー/GLAMOROUS co.,ltd. 代表

1967年生まれ。2001年の香港プロジェクトを皮切りに、ニューヨーク、ロンドン、カタール、パリなど

国内外問わず活躍の場を広げ、インテリアのみならず、グラフィックやプロダクトといった幅広い創作活動を行っている。京福電気鉄道「嵐山駅」、MEGU NY、MEGU MidtownやWホテル香港、THE ST. REGIS OSAKAシグネチャーレストラン、aqua LONDON、Tse Yang Qatarのデザインの他、りそな銀行ミッドタウン支店、新宿伊勢丹本店本館再開発プロジェクト、2019年12月にオープンした「東急プラザ渋谷」の商環境デザイン、2020年7月に開業した「MIYASHITA  PARK」の「DADAI THAI VIETNAMESE DIMSUM」「NEW LIGHT」レストランデザインを手掛ける。

The  International Hotel and Property Award、THE LONDON LIFESTYLE AWARDS、The Andrew  Martin Interior Designers of the Year Awards、INTERIOR DESIGN Magazine Best of Year、Merit  winner、CASUAL DINING 9th IIDA Will Ching Design Awardなど、受賞歴多数。

www.glamorous.co.jp


森田恭通氏デザインの嵐電嵐山駅

(左)駅正面入口

(右)駅構内「キモノフォレスト」  


■みやこ杣木(そまぎ)

  (京都市公式ホームページ「京都市情報館」より)

 京都市では、林業の活性化と森林の健全な育成に向けて、京都市地域産材の需要拡大及び普及啓発に取り組んでいます。木の地産地消の取組を効果的に進めるため、平成19 年度、京都市地域産材に「みやこ杣木(そまぎ)」の認証マークを明示して利用を推奨する制度(「京都市木材地産表示制度」、通称「みやこ杣木」認証制度)を創設しました。この制度は、京都市地域産材であることを明示する「地産表示」を行うとともに、安心して利用して頂けるように必要に応じて「品質・性能」を表示するほか、「環境貢献」に関する事項として炭素貯蔵量の表示などを行う制度です。

 京都の森林で産出された木材の情報を明示することにより、消費者や工務店の皆様に「みやこ杣木」を身近に感じていただき、広く利用していただくことを目指しています。

 


京都市の地域産材であることを明示する認証マーク(左)とマーク貼付例(右)

 

以上



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