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報道関係者各位
プレスリリース

2021.02.17 10:00
スペース・バルーン株式会社

スペース・バルーン株式会社(本社:茨城県水戸市、代表取締役社長:増子 秀典、以下「スペース・バルーン社」)は、2021年2月10日に開催された、「IBARAKI Next Space Pitch」コンテストにて、同社のコア事業となる「HATBA(High Altitude Transport BAlloon:ハトバ)、成層圏・高高度輸送気球システム」の未来構想として、自然と一体となった新コンセプトの宇宙港「スペースポートIBARAKI」のコンセプトイメージを発表し、準グランプリを獲得しました。続いて2021年2月12日に、この宇宙港の舞台として想定する茨城県大洗町を訪問し事業構想を説明、大洗町 國井 豊町長 宛に「スペースポートIBARAKI」のイメージ・パネルの贈呈を行いました。


スペースポートIBARAKI宇宙港コンセプトイメージ


スペース・バルーン社は昨年3月に設立後、半年で関東沖での高高度気球による飛行実験を成功させた後、同種の飛行実験に繰り返し成功、関東沖での高高度気球実験において確実に高い知見と実績を持つ企業となりました。本年からは、輸送システムの大型化、搭載機材の重量化対応、リモートセンシングなどの事業へ発展させてゆく計画です。そのコアとなる成層圏・高高度輸送システム「HATBA(High Altitude Transport BAlloon)システム」を開発し、成層圏と地球との間を行き来するコントロール可能なガス気球を用いて、安全に確実な輸送事業を確立する他、衛星やドローンシステムとの連携なども視野に、高高度だからこそできる情報収集事業の確立なども目指しています。

さらに、その究極の夢として掲げている、地元茨城県での『スペースポートIBARAKI』の宇宙港構想は、従来の宇宙港から想像されるロケット輸送を中心としたものではなく、自然と調和し、自然の力を借りて飛翔する成層圏大型気球輸送システムの基地として、今までの概念を覆す新しい宇宙港のコンセプトイメージに仕上がりました。

このコンセプトイメージの制作にあたっては、ドバイ万博の日本館の設計を手掛けられた日本を代表する建築家 永山 祐子氏に担当いただきました。ドバイ万博の全体テーマである「心をつなぎ、未来をつくる」を日本館の設計にも見事に表現された同氏には、「宇宙と人類の新しい「つなぐ」を創造する企業になる」を掲げるスペース・バルーン社の想いへも共感いただき、自然との共存、世界中の人々が身近に宇宙を感じることのできる場所の実現を叶えるという、素晴らしい宇宙港のイメージに仕上げていただくことができました。


スペース・バルーン社では、今後事業の発展と共に、この構想をコンセプトに終わらすことなく、地元茨城県の皆さまの協力を得て実現を目指してまいります。そして、茨城県における宇宙開発・実験、事業の機会を大きく広げ、多くの企業進出や専門技術者育成の機会を創出するのに役立ちたいと考え、事業に取り組んでまいります。



<「IBARAKI Next Space Pitch」コンテスト(主催:茨城県、いばらき宇宙ビジネス創造コンソーシアム)にて準グランプリを獲得しました。>

2021年2月10日に開催された「IBARAKI Next Space Pitch」コンテストにおいて、スペース・バルーン社は、ファイナリスト7社に選抜され、今回の「スペースポートIBARAKI」と「HATBA事業」のプレゼンテーションを実施し、準グランプリを獲得いたしました。



<茨城県大洗町役場へ『スペースポートIBARAKI』のパネルを贈呈しました。>

2021年2月12日に茨城県大洗町役場を訪問、『スペースポートIBARAKI』宇宙港構想のプレゼンテーションを実施し、スペース・バルーン社代表の増子 秀典より、大洗町 國井 豊 町長へ『スペースポートIBARAKI』のイメージ・パネル贈呈を行いました。



【HATBA(High Altitude Transport BAlloon:ハトバ)システムについて

未開拓の宇宙の入り口「成層圏」領域を活用した、地球から成層圏へ「運ぶ」という新規事業。この『High Altitude Transport BAlloon <HATBA>成層圏・高高度輸送気球システム』の開発により、産業や、安全な暮らしを支え、そして人類の夢を叶える様々なモノを運ぶことを目指しています。そして、未来を築く「成層圏の波止場(埠頭)」事業を構築してゆきたいと考えています。

このシステムは、重量の大きなもの、複雑な構造や弱い構造の精密機器を安全に成層圏へ運び、一定期間、一定範囲を浮遊して地上へ帰還・回収する一連の仕組みです。この仕組みを利用して、成層圏領域を活用した宇宙開発の事前実験や実装・実証実験、カメラやセンサー機器等を搭載したリモートセンシングによる産業発展への貢献、防災活用、そして有人成層圏旅行の実現など、様々なテーマについて人類の持つ課題を解決し、産業発展や安心・安全な暮らし、夢の実現に貢献できます。

HATBA事業の中心となるのが、宇宙港『スペースポートIBARAKI』であり、スペース・バルーン社では、人類の夢の実現舞台ともなってゆくと考えています。



【『スペースポートIBARAKI』宇宙港イメージ図の説明】

(1)大洗港沿岸に位置するスペースポートIBARAKI宇宙港(昼間)

(2)大洗港沿岸に位置するスペースポートIBARAKI宇宙港(夜明け)

(3)スペースポートIBARAKI宇宙港の成層圏気球(有人飛行)の発射場

(4)スペースポートIBARAKI宇宙港エントランスイメージ



【スペースポートIBARAKIの解説】

太平洋の大海原に向かう大洗港、大洗サンビーチ。豊かな緑に覆われ、三日月形の弧を描く宇宙港桟橋の真ん中には、20人乗りの大型旅客キャビンを吊るす大気球が出発を待っている。晴れ渡った空に海からの心地よい風と、子供たちの大歓声が交じり合い、搭乗する人、ビーチから、桟橋から、地上から、ホテルの窓からと宇宙港の様々な施設から見送る人の、それぞれの宇宙への夢を乗せて、自然の大いなる力を借りて今まさに成層圏旅行へと飛び立とうとしている。



【スペースバルーンとスペース・バルーン社について】

 『スペースバルーン』とは、ガス気球(バルーン)を利用し、成層圏をターゲットとした宇宙開発方式です。すでに各国でも多くの打上げ実績がありますが、主にエンターテインメントを目指した「撮影打上げ」が多いのが特徴です。

 スペース・バルーン社では、スペースバルーンの技術を応用・発展させ、HATBA(High Altitude Transport Balloon:成層圏・高高度輸送気球)システムとして開発、本年には有人飛行実験を目指しています。また、HATBAシステムを基盤にリモートセンシングによる産業支援システムの開発や、係留型防災気球システムを開発中で、今年中にはそれぞれの実証実験を行うことを計画しています。

 さらに、このような実験場をベースに、茨城県に宇宙港(スペースポート)を開港することを構想しています。この宇宙港には、宇宙開発に関わる様々な企業や団体が集い、新たな技術を生み出し、我が国の産業の発展に貢献することを目論んでいます。また子ども達の自然科学の学びの場として、教育の機会も提供してまいります。



【会社概要】

会社名 : スペース・バルーン株式会社

代表者 : 代表取締役社長 増子 秀典

本社  : 〒310-0063 茨城県水戸市五軒町一丁目5番48号

事業所 : 〒104-0061 東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ 11F

設立  : 2020年3月26日

URL   : https://www.spaceballoon.co.jp/

事業内容: 1. スペースバルーン有人宇宙飛行開発事業

      2. 宇宙映像撮影事業

      3. リモートセンシング事業、ビッグデータ収集事業

      4. 成層圏トランスポート事業(HATBA)

      5. 防災気球開発事業

      6. 宇宙港(スペースポート)事業



【建築家 永山 祐子氏 プロフィール】

1975年東京生まれ。1998年昭和女子大学生活美学科卒業。

1998-2002年 青木淳建築計画事務所勤務。2002年永山祐子建築設計設立


主な仕事:「LOUIS VUITTON 京都大丸店」、「丘のある家」、「ANTEPRIMA」、「カヤバ珈琲」、「SISII」、「木屋旅館」、「豊島横尾館(美術館)」、「渋谷西武AB館5F」、「女神の森セントラルガーデン(小淵沢のホール・複合施設)」など。


受賞歴:ロレアル賞奨励賞、JCDデザイン賞奨励賞(2005)、AR Awards(UK)優秀賞(2006)「丘のある家」、ARCHITECTURAL RECORD Award, Design Vanguard(2012)、JIA新人賞(2014)「豊島横尾館」、山梨県建築文化賞、JCD Design Award銀賞(2017)、東京建築賞優秀賞(2018)「女神の森セントラルガーデン」など。


現在、ドバイ国際博覧会日本館(2021)、新宿歌舞伎町の高層ビル(2022)、東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」などの計画が進行中。

http://www.yukonagayama.co.jp/



※このプレスリリースに掲載されている会社名、商品名は各社の商標および登録商標です。

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