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報道関係者各位
プレスリリース

2020.09.10 14:00
株式会社廣済堂出版

毎年10月は、ピンクリボン月間(世界規模で乳癌検診の早期受診を呼びかけるキャンペーン期間)です。治療開始から、手術、そして寛解するまでに起きた様々な出来事を、同病患者や家族に役立つ情報を数多く盛り込みながら綴った『乳癌日記 胸の小さな痛みから始まった乳癌闘病記』を、株式会社廣済堂出版(所在地:東京都千代田区)は、9月11日に発売いたします。


乳癌日記 胸の小さな痛みから始まった乳癌闘病記


●「その日」は、ある日突然やってくる!

乳癌は、癌のなかでも日本女性がかかる割合(罹患率)がトップであり、その罹患率は増加の一途をたどっています。


生涯のうちに乳癌になる女性の割合は、50年前は50人に1人でしたが、現在は14人に1人と言われ、2018年には9万人の日本人女性が乳癌にかかると予測されました。乳癌で亡くなる女性は2016年には1万4,000人を超え、35年前と比べて3倍以上にもなっています。


厚生労働省が発表した「人口動態統計」では、2018年の乳癌による死亡数は14,285人[確定数(女性)]と増加し続け、女性の30歳から64歳では乳癌が死亡原因のトップとなっています。


年齢別に見た場合、胃癌や肺癌、大腸癌のように年齢が高まるとともに増える癌とは異なり、乳癌は30代から増加しはじめ、40歳代後半から50歳代前半にピークを迎えます。比較的若い世代で多くなっていますが、最近では閉経後も増えています。20代で患う女性も増えており、関心はますます高くなっています。



●あなたの大切な人に贈ってください

いざというとき、当事者も家族も安心できる本です!


本書は2015年11月初旬、胸の小さな痛みから始まった女性著者による乳癌体験記です。不安や恐れなどが素直に描かれ、リアルさでは本書を超える乳癌コミックエッセイはまだ書籍化されていません。「本書を読んで少しでも多くの乳がん患者の気持ちが救われれば」という思いで描かれており、ネットには載っていない、乳癌患者が本当に必要な細かい情報が数多く盛り込まれています。


「乳癌治療中に欲しかった情報を、この本にたくさん込めたつもりです。

細やかなことが心の支えになるように」――著者より



■書籍情報

書名   :『乳癌日記 胸の小さな痛みから始まった乳癌闘病記』

著者名  :夢野かつき

監修者名 :榊原淳太(千葉大学医学部付属病院ブレストセンター)

定価   :1,500円+税

発行日  :2020年9月11日

判型   :四六判・280頁

ISBN-13  :9784331523117

ジャンル :暮らし・健康

発行・発売:廣済堂出版



■目次

第1章 乳癌になった私

第2章 治療開始 ~初めての体験がいっぱい~

第3章 さよなら、おっぱい

第4章 治療は終了したけれど



■著者からのメッセージ

私は、こんな人に読んでいただきたいと思ってこの本を描きました。


1. まさに今、乳癌で闘病中の人。特に発覚したばかりで先行きに不安を感じている人。

2. まだ癌になるなんて考えもしてないけど、大雑把にどんな感じなのか知っておきたい人。

3. 友人知人家族が癌で、細かい治療法や、より寄り添うための全体像を知りたいと思う人。


この本は、私が治療前に不安だったことや治療中にわかったことなどを中心にまとめています。

なので、告知を受け、不安でいっぱいの方にまず読んで欲しいです。

「これから何が自分の身に起きるのか」。これを、少しでも知っておけば、それだけで不安は和らぐと思います。

そして、それは周りの家族などにも言えることです。「癌=死」というイメージが払拭できず、必要以上に心配したり暗くなったりすることで、かえって治療する本人のストレスになりかねません。

この本を読むことで、自分の家族や大切な人が癌になった時に、本人が言いづらいことなども含めて寄り添い、フォローできるようになったらいいなと思います。



■著者プロフィール

夢野かつき(ゆめの・かつき)

1975年千葉県生まれ。1989年から同人誌活動を続け、2015年に乳癌になったことをきっかけに、「乳癌日記」の執筆を始める。女性特有癌サイトPeer Ring[ピアリング]で、ライターとしても活動。紹介記事の漫画なども執筆している。


Twitter 夢野かつき@乳癌サバイバー

https://twitter.com/yumenokatsuki

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