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日本のグローバル教育イノベーションへのゲートウェイとして  一般社団法人 センターフォーイノベーション(CFI)を設立
2020年5月15日、センターフォーイノベーション(CFI)は、日本のグローバル教育革新に向けたゲートウェイを提供する一般社団法人(GIA)として、設立したことを発表します。
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CFIは主要なパートナーと協力し、日本国内外における、探究的な学習につながる教材提供、学習者のエージェンシーの育成、およびコラボレーション活動を推進するための革新的な教育技術リソースやサービスを開発することを目的とした非営利組織です。

CFIは、日本の文部科学省(MEXT)の改革に賛同して、次世代の人材育成のために、学習者中心の学び、探究型の学習、協働的で国際的な志向アプローチを開発することを目的とし、そのために必要な教育支援を進めていきます。「グローバル教育改革へのゲートウェイ」としてCFIは、今後の日本の教育のビジョンに関わる指導者の育成や革新的な戦略を通じて、国際教育の実現への道筋を構築していきます。また、CFIはパートナー機関と連携し、学びの成果向上、教育者の能力向上、そして組織の成長を促進するために、デジタルキャンパス、教育リソース、トレーニングリソース、技術インフラ等を開発していきます。

CFIディレクターのエドワード・ローレスは次のように述べています。「日本では、デジタルと伝統的な教育の革新的な融合を通して、経済や社会における優先事項のバランスをとりグローバル化された『Society 5.0』という将来の創造社会を達成させるために、非常に多くの優れた取組みがなされています。場所にとらわれない学習、総合的な学習、探究的な学習、SGHやSGU、日本の学校での国際バカロレアプログラムの導入のほか、様々な取組みとの繋がりが深い今日の日本におけるアクティブラーニングの推進は、国際的にも優先事項として認められ、ベストプラクティスとして推奨されています。しかし、残念なことに日本の教育者は言語の違いにより、昨今の世界中で優先的に推奨されている多くの国際的なリソースやフォーラムにアクセスし、その恩恵を受けることが難しい場合があります。CFIはそのような状況に対して、国際的な思考を持つリーダーとの情報交換の場を提供し、日本における教育的ニーズを満たすための革新的な教育の実現に向けて、必要な情報提供ならびに提案をしていきます。」 

また、CFIは独自のオンライン学習環境やデジタルリソースセンターの開発においても、学校や教育機関をサポートしていきます。CFIは多くの教育関係者のニーズに応えながら、必要な教員研修や生徒の学びに関連したクラウドベースのプログラムやアクティビティを備えたオンラインキャンパススペースの学習空間を構築できます。CFIは、国際教育、Ed-Techの統合、ブレンド型学習やオンライン学習に幅広い経験を持つサポートチームを提供するとともに、世界的にも認められた使いやすいオンライン学習プラットフォームも提供します。学校や組織は、CFIの柔軟でユーザーフレンドリーなトレーニング、および独自のデジタルリソース構築、開発、実装、評価を容易にするデジタル開発された様々な専用テンプレート等を活用できるようになります。 

CFIは既にオーストラリアのサザンクロス大学、東京のアオバジャパン・インターナショナルスクールグループ、およびアフリカ全体で15のインターナショナルスクールとのネットワークを急拡大するエンコ・エデュケーションなどのパートナーとの取組みをサポートしています。また、英国を拠点とするタイムズ・エデュケーショナル・サプリメント(TES)組織とも協力関係を築いています。TESは世界で1300万人以上の教育者を繋ぐ世界最大級のプロフェッショナルデジタルコミュニケーション集団の一つです。CFIとTESは、TESの世界的に認められたオンラインリソースによる教育アイテムのカタログから、選択した教育アイテムを日本の教育者も利用できるような方法を模索していきます。 

一般社団法人 センターフォーイノベーション

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