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報道関係者各位
プレスリリース

2020.07.17 11:00
株式会社オレンジページ

「オレンジページくらし予報」では、国内在住の20歳以上の女性を対象に「afterコロナの暮らし方」について調査しました。世界中を巻き込んだコロナ禍により、収束後の暮らしが変わると予想する人は全体の62.5%にものぼりました。まだまだ不安も多いけれど、どんなことが、どのように変わると思うか探っていくと、この変化を機に、今までの常識にとらわれず、暮らしのバランスを整えようという姿勢が見られました。


【ダイジェスト】

コロナの収束後に生活が変わると思う人は62.5%

あらゆるシーンがオンライン化。暮らしの自由度が上がる!?

ステイホーム中に「おうちカフェ・おうちベーカリー」にハマった人が多い理由とは?


コロナの収束後に生活が変わると思う人は62.5%

新型コロナウイルスの影響は、外出自粛や在宅勤務、休校、「新しい生活様式」の発表など、生活のさまざまなシーンに大きな変化をもたらしました。収束後の生活も、「変わる」と思う人が62.5%と半数以上にのぼりました。ただし、感染者数が多い一都三県では69.8%が「変わると」と答えたのに対し、中国・四国地方では55.9%止まり。地域によって温度差が見られました。個人のとらえ方を見ても、「いつも緊張し不安」(40代・フルタイム)、「人との距離感が気になるようになった」(50代・専業主婦)のように、今の状況に対して不安を感じている人もいれば、「おうち時間の使い方がうまくなった」(40代・フルタイム)、「過剰な便利さや物への執着がなくなり、自分の価値観が変わった」(40代・専業主婦)のように、ポジティブにとらえている人も。新たな暮らしのあり方について、それぞれが模索中であることがうかがえました。


あらゆるシーンがオンライン化。暮らしの自由度が上がる!?

コロナ禍による大きな変化のひとつが、オンライン化の急速な普及でしょう。これまでもネットショッピングや映画・テレビ番組のオンデマンド配信などが広まってきていましたが、外出自粛をきっかけに、仕事や学校の授業から、飲み会や帰省といった人づきあいまで、多くの人が利用した実態が明らかに。さまざまな分野で、一気にオンライン化が加速したようです。とくにテレワークは、一都三県に住むオレンジページメンバーズの約半数にあたる48.9%が経験(本人・家族含む)。「ワークライフバランスがとりやすくなる」(40代・フルタイム)、「通勤がないと家事の時間が増やせて効率的」(40代・パート)、「駅近に住む必要がなくなる」(50代・フルタイム)など、通勤時間がなくなることで、時間や住む場所の自由度がアップするという声も数多く寄せられました。ただ、「在宅勤務は効率が悪く、仕事がはかどらない」(40代・フルタイム)、「オンライン会議は、声が聞き取りづらかったり、同時に話しだしたりして、意外にストレスが多い」(40代・派遣社員)など、オンラインならではの課題もあるようです。また、親しい人との交流やスポーツ、音楽、演劇など、逆にリアルのよさを再認識した分野も。今後は、オンライン、オフラインの上手な使い分けが、暮らしの自由度や満足度を左右するかもしれません。


ステイホーム中に「おうちカフェ・おうちベーカリー」にハマった人が多い理由は?

コロナ禍による変化の波は、食生活にも現れていました。とくに目立っていたのが、この機会にはじめて、あるいは久しぶりにパンやお菓子作りに挑戦した人たちの声。外出がままならず、いつものようにパンやお菓子を調達できないから、時間に余裕ができたからなどの理由で作ってみたら、「久々のお菓子作りが楽しかった」(40代・専業主婦)、「お菓子作りは子どもとのコミュニケーションになるし、健康にもよい」(30代・パート)、「眠っていたホームベーカリーを出してパンを焼いたら好評でハマった」(40代・フルタイム)など、結果的におうち時間の充実につながった様子が数多く報告されていました。しかも、今後も続けたいという人がパン作りが46.1%、お菓子作りが43.4%と、半数近くにのぼります。「おうちカフェ」や「おうちベーカリー」は、これまでの「簡単」「時短」「便利」ばかりを重視する風潮から、「じっくり」「手をかける」ことへの見直し、揺り戻しが起きているのかもしれません。


新型コロナウイルスの影響により、毎日の生活にはさまざまな不安や制約が生まれました。そのいっぽうで、自分や家族が大切にしたいものは何か、あらためて見直すきっかけにもなりました。afterコロナは、今までの常識にとらわれず、「本当に必要なものやしたいこと」を軸に、暮らしのバランスを整えていく時代になるかもしれませんね。


アンケート概要

●調査対象:オレンジページメンバーズ・国内在住の20歳以上の女性(有効回答数1445人)

●調査方法:インターネット調査

●調査期間:2020年5月30日~6月3日


●「オレンジページくらし予報」について

読者モニター「オレンジページメンバーズ」には、さまざまなくらし情報・くらし体験によってはぐくまれた“くらしの目利き”たちが数多く所属しています。そんなメンバーたちの声を集めて<次のくらし>を読み解いていくのが「オレンジページくらし予報」です。WEB上でのアンケート調査、座談会など、ご相談に応じて展開いたします。


●『オレンジページ』について

失敗なくおいしく作れるレシピ情報が支持され、今年創刊35周年を迎える生活情報誌。30~40代の主婦を中心に幅広い読者層を誇ります。発行部数=318,679部(2019年印刷証明付発行部数)。

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