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報道関係者各位
プレスリリース

2020.07.20 14:00
株式会社ビズヒッツ

株式会社ビズヒッツ(本社:三重県鈴鹿市、代表取締役:伊藤 陽介)は、『ビッグダディ』こと林下 清志氏監修の元、全国の働くママ644人を対象に「仕事と子育ての両立に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。

詳細はこちら: https://media.bizhits.co.jp/archives/5057


「毎日しんどい・・・」「時間が足りない・・・」

こんなふうに思いながら、毎日をなんとか乗り切っているワーキングママも多いのではないでしょうか。


そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディア「Biz Hits( https://media.bizhits.co.jp/ )は、「ワーキングママの悩み」を知るためのアンケート調査を実施しランキングにしました。


調査結果に対して、「ビッグダディ」こと林下 清志氏( https://big-daddy.jp/ )にご考察いただきました。



■調査概要

・調査対象      :全国のワーキングママ

・調査人数      :644人

・調査期間      :2020年2月27日~3月15日

・調査方法      :インターネットによる任意回答

・調査対象者の年齢層 :10代(0.3%)/20代(18.8%)/30代(47.2%)/

            40代(28.9%)/50代(4.5%)/60代以上(0.3%)

・調査対象者の雇用形態:フルタイム(39.3%)/

            時短勤務・パートタイマー(60.7%)



■調査結果サマリー

・子育てに理解のある職場は8割以上

・子育てと仕事の両立でツライのは「子どもが体調を崩したとき」

・子育てと仕事を両立するコツは「夫や周りの協力を得ること」

・ワーキングママでよかったこと1位は「金銭面で余裕ができた」



【子育てに理解のある職場は8割以上】

子育てに理解のある職場は8割以上


10代~60代の働く女性644人に「あなたの職場は子育てに理解がありますか?」と質問したところ、「ある」「どちらかというとある」と回答した人が88.6%という結果に。


働く女性の8割以上は、自分の職場は子育てに理解があると感じていることがわかりました。


具体的には、「育児休暇」や「育児中の時短制度」がある、急な休みにも対応してもらえる、といった声があがりました。


近年は、出産や子育てを理由に離職する女性を減らすために、育児中の女性が働きやすい制度や環境を整えている会社が増えています。


また、上司に子育て経験があったり、社内にワーキングママが多かったりする職場は、子育てへの理解が深い傾向にあるようです。



【子育てと仕事の両立でツライのは「子どもが体調を崩したとき」】

子育てと仕事の両立でツライのは「子どもが体調を崩したとき」


「子育てと仕事の両立でツライのはどんなときか」質問したところ、ダントツに多かったのは、「子どもが体調を崩したとき(285人)」と「休む暇がない(224人)」でした。


次いで、「子どもと十分に向き合えない(87人)」「思うように仕事ができない(29人)」と続きます。


◆1位 子どもが体調を崩したとき

・職場へ申し出るのがツライ。理解のある職場でもやはり気を使うし、居づらい気持ちになる(20代 時短勤務)

・子どもの体調不良が長引くと「早く治って~」と、子どもが苦しいことより仕事を優先して考えている自分が嫌になる(30代 時短勤務)


子育てに理解のある会社が8割以上ある一方で、「子どもの体調不良が原因で会社を休んだり早退したりするのがツライ」と感じるママが最も多いという結果に。


「頻繁に休むと会社での立場が悪くなる」「大丈夫と言ってくれても内心不満に思っているかも…」といった不安や、子どもより仕事の心配をしてしまう自分が嫌になるとの声がありました。


一方、体調の悪い子どもを祖父母や病児保育に預けて出勤することに後ろめたさを感じているママも。


ワーキングママにとって子どもの体調不良は、非常に大きな問題であることがわかります。


◆2位 休む暇がない

・朝は子どもの世話、昼は仕事。帰宅するとすぐに子どもが帰ってくるので、子どもの世話をしているうちに夕飯の時間。5分以上座れるチャンスが1回もないまま就寝時間になると、くたくたになる(40代 時短勤務)

・残業で帰宅した後に、食事の支度など山盛りの家事をこなさなければならないので体力的にキツい(40代 フルタイム)


朝から晩までノンストップで息つく暇もないというワーキングママが多数。


帰宅後も夕飯の準備やお風呂、寝かしつけ、塾や習い事の送り迎え…とやることが山のようにあります。疲れていても、独身の頃のように外で食事を済ませたり、自宅でのんびりできないのがツライとのご意見がありました。


睡眠不足になっているママも多く、「たまには好きなだけ寝たい」との声も聞かれました。


▽ビッグダディ 林下 清志氏のコメント

休む暇がなくなるのは、覚悟しておくべきことです。

子育てをしているというだけで、「休む暇」は自ら探さないと見つからないくらい忙しいんです。加えて仕事もしていくわけですから、どうしても時間は少なくなってしまう。

仕事をしながら子育てをするというのは、ある程度の覚悟が必要です。


◆3位 子どもと十分に向き合えない

・残業になると子どもが寂しがり、メンタルが心配になるときがある(40代 時短勤務)

・母親としてちゃんと子どもに向き合えていないのではないか、と申し訳なさと情けなさがある(30代 時短勤務)


仕事と家事に追われて子どもと触れ合う時間がない、子どもの話をゆっくり聞いてあげる気持ちの余裕がない、という声が多く聞かれました。


「ママお仕事行かないで」と言われて切ない気持ちになってしまう、疲れている親の雰囲気を察して遠慮している様子に罪悪感を感じるとの声もありました。


▽ビッグダディ 林下 清志氏のコメント

短い時間でも濃厚な向き合い方をしていれば、子どもは納得してくれます。

僕はよく、子どもが寝てから子育てに関する4コマ漫画を描いていました。

子育てに対する思いとか、名前の由来とかが主でしたが、学校から帰ってきた子どもたちが読んで、感想を言ってくれるんですよね。「こんなこともあったよね」「そんな由来があったなんて知らなかった」とか。

そんな他愛のない会話でも、子どもにとっては結構楽しいんですよね。



【子育てと仕事を両立するコツは「夫や周りの協力を得ること」】

子育てと仕事を両立するコツは「夫や周りの協力を得ること」


「子育てと仕事を両立するコツは?」と質問したところ、最も多かったのは、「夫や周りの協力を得る(163人)」でした。


次いで「手を抜く(120人)」「食事の作り置きをする(104人)」と続きます。


◆1位 夫や周りの協力を得る

・育児と家事を夫としっかり分担し、どちらかに負担が偏ることを避けている(30代 フルタイム)

・旦那と有給の使い方を話し合っている。お遊戯会、運動会など予定が決まっているものは旦那。病気や臨時のときは私(20代 時短勤務)

・子育ては妻を手伝うだけじゃなく二人でやるものだと旦那を教育する(30代 時短勤務)


子育てと仕事の両立は、周囲の協力なくして成り立ちません。


アンケートでは、家事やお迎えなどを夫と分担し、どちらかに負担がかからないようにしているご家庭も多いことがわかりました。


周りに頼れる人がいない場合は、病児保育や地域のサポートセンターにいくつか登録し、いざとなったら利用できるようにしておくといいようです。


▽ビッグダディ 林下 清志氏のコメント

夫婦間で、子育てに対する意思を統一することが重要です。

昔は、祖父母や近所の人を含め大勢で子育てをしていましたが、今は核家族化の影響もあり、子育てのコミュニティが非常に狭くなっています。

その中で夫婦の認識がズレているのは致命的なので、子育てに対する認識やイメージを合致させておく必要がありますね。

親子関係の構築を急がず、まずは夫婦のコミュニケーションを重視していいと思います。


◆2位 手を抜く

・冷食やお総菜の利用を後ろめたく思わない(40代 時短勤務)

・部屋が散らかっていても、平日は無駄なことはしないとおもちゃは出しっぱなし(20代 フルタイム)


家事も育児も「まぁまぁでよい」というスタンスで、手を抜くことに罪悪感を感じないのが、両立には大事なポイントとなっているようです。


食育や手作りのような「こうあるべき」といった理想や、「正しい生活」にこだわりすぎないことが、子育てと仕事をうまく両立させるコツと言えそうです。


▽ビッグダディ 林下 清志氏のコメント

手を抜くというか、「要領よくやる」ということですよね。

手を抜かずに歯を食いしばってやったとしても、結果が出なければあまり意味はありませんから。


◆3位 食事の作り置きをする

・一週間の献立を考えて作り置きし、あとは焼くだけ、煮込むだけにしておく(20代 フルタイム)

・野菜は多めに買って下茹でして冷凍。お肉も切り分けてから冷凍。(30代 フルタイム)


週末や時間のあるときに作り置きし、毎日の食事の用意をラクにしたり、短縮したりできるよう工夫している方が多くいました。


▽ビッグダディ 林下 清志氏のコメント

人間、髪の毛1本まで食べ物でできていますから、食事は生活の基本です。

作り置きだろうが何だろうが、親が作ったご飯を食べるというのは素敵なことですよね。



【ワーキングママでよかったこと1位は「金銭面で余裕ができた」】

ワーキングママでよかったこと


「ワーキングママでよかったことは?」と質問したところ、ダントツ1位は「金銭面で余裕ができた(310人)」でした。


次いで「息抜きになる(158人)」「家庭以外に居場所がある(123人)」と続きます。


◆1位 金銭面で余裕ができた

・自分や子どもが欲しいものを気兼ねなく買える(30代 フルタイム)

・習い事や教育にお金をかけられる(30代 時短勤務)

・パートを始めてからお金の話で夫と揉めることが少なくなった(20代 時短勤務)


お金のことで過度に悩まずにすむ、子どもの習い事や必要なものを我慢させずにすむといった声が多く、お金が原因で配偶者ともめることがなくなったという回答もありました。

また、「夫の許可がなくても使えるお金があって嬉しい」「自分の力で稼いでいるという自信がもてる」という声も。

金銭的な余裕は、心の安定に直結していることがわかります。


◆2位 仕事が子育ての息抜きになる

・育児で疲れて落ち込んでいても、仕事にいけば働くしかない。気合が入ると気分も晴れ、また頑張ろうと前向きな気持ちになれる(40代 時短勤務)

・仕事があって子どもから離れることで、子どもとの時間がよりかけがえのないものに思える(30代 時短勤務)


両立ゆえのストレスはあるものの、仕事をしている時間が子育ての息抜きになっているという方も多くいました。


子育てに行き詰まっても、一旦家を離れて仕事をすることで気持ちを切り替えられる、気持ちが一点に集中しないため、視野が狭くなることや悩みすぎを防げるといった点が、ワーキングママのメリットと言えそうです。


◆3位 家庭以外に居場所がある

・自分の輝ける場所があっちにもこっちにもあると思うと、「働く母」で良かった(30代 時短勤務)

・社会に出ていることで色々な人と出会え、視野が広がっていく(30代 フルタイム)


働くことで社会と繋がれるため孤独を感じない、家庭以外にも自分が必要とされる場所があることを実感できると答えた方が多数いました。


家庭に入ることで、社会から孤立したような気持ちになってしまう、自分は家族以外に貢献できていないと感じる人は少なくありません。


仕事で評価されたり、会社に貢献できたりすることは大きな自信になっているようです。



【まとめ】

毎日毎日やることに追われ、心が折れそうになる瞬間もあるかもしれません。でも、収入面や社会とのつながり、やりがいなど、ワーキングママだからこそ得られるものもたくさんあるはずです。家事も育児も一人ですべて抱え込まず、助けてくれる人たちに感謝の気持ちを伝えながら協力してもらいましょう。

また、家事や子育てに完璧を求めず「だいだいできていればOK」というスタンスでいることも、自分を追い詰めないために大切なポイントと言えそうです。


3位以下の結果についてはこちらのページにまとめてあります。

https://media.bizhits.co.jp/archives/5057


▽ビッグダディ 林下 清志氏からワーキングママへアドバイス

自己評価を高く持つことをおススメします。

仕事も子育てもやっていることを、ストレスと思うのはとても勿体ない。

誰に自慢するわけでなくても、不安があっても、手を抜くことがあっても、「私それなりにやっているよね」と思うことが大切です。

仕事をする上でも同じで、自分より仕事がデキる人はたくさんいるし、思うように評価されないこともある。それでも、クビにならずにお給料がいただけているのはそれだけで素晴らしいことです。

自分で自分を評価して、確固たる自信を持つことができれば、気持ちが揺らぎにくくなっていきますよ。



■監修者紹介

ビッグダディ 林下 清志氏


ビッグダディ(林下 清志)

岩手県九戸郡山形村(現・久慈市山形町)にて11人兄弟の10番目六男として生まれる。

テレビ朝日系のドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』にて、長年にわたり取材を受けたことから注目される。

現在は南砂町の居酒屋「Delimu( https://delimu.jp/ )」の店長。


公式HP : https://big-daddy.jp/

Twitter: https://twitter.com/thisiswholam

Blog  : https://ameblo.jp/big-daddy0408/



■会社概要

社名  : 株式会社ビズヒッツ

所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21

代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介

設立  : 2009年1月19日

資本金 : 300万円

事業内容: WEBメディアの運営・コンサルティング

URL   : https://bizhits.co.jp/

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