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報道関係者各位
プレスリリース

2020.04.21 10:30
GSアライアンス株式会社

人口爆発に伴う地球温暖化や環境汚染などは深刻な問題であり、マイクロプラスチック汚染も生態系を破壊する壊滅的なレベルになりつつあります。世界中で使い捨てストロー廃止やレジ袋などのディスポーザブルなプラスチック製品の使用規制の動きが強まるなか、プラスチックリサイクルの推進や、プラスチックそのものの使用量の削減、また環境中で分解する生分解性樹脂材料や紙製品などの実用化の推進が進められています。


セルロースナノファイバー複合PLA樹脂製マイクロビーズの顕微鏡写真


生分解性樹脂マイクロビーズ、スクラブの外観 左からセルロースナノファイバー複合PLA樹脂、デンプン系生分解性樹脂、セルロース系生分解性樹脂


特に洗顔料、ボディーシャンプー、歯磨き粉、各種の化粧品に含まれている石油系プラスチックのポリエチレンビーズやポリプロピレンビーズは、大きさが数ミクロン~数百ミクロンであり、大きさそのものが既にマイクロプラスチックの類です。このような小さなビーズ、微粒子は肌の汚れや古い角質を除去する目的で、これらの化粧品類に添加されている、いわゆるスクラブ剤です。これらのプラスチックビーズのようなマイクロプラスチックは毎日世界中において風呂、シャワー、洗面所などから下水道を通して膨大な量が排出されており、海洋マイクロプラスチック汚染の大きな原因となっています。またこのようなマイクロプラスチックは既に我々の人体に入っている研究も報告されています。


GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd.:環境、エネルギー分野の先端材料を研究開発、製造販売する化学会社 本社:兵庫県川西市 代表取締役社長:森 良平 博士(工学)は、このような問題に対してセルロース、ポリ乳酸、デンプン系生分解性樹脂を基に、生分解性樹脂マイクロビーズ、マイクロスクラブ、生分解性樹脂微粒子を開発しました。大きさは平均数十ミクロンのものを標準グレードとして持っており、石油を一切使用しない100%天然バイオマス系生分解性樹脂素材のグレードもあります。さらにセルロースナノファイバーを複合化させた生分解性微粒子もあります。特に生分解性樹脂とセルロースナノファイバーを複合化させた材料は、通常の生分解性樹脂の生分解性が促進する効果も確かめており、より環境に優しい材料となっています。当社は微粒子分散技術、セルロースナノファイバー複合技術、生分解性樹脂技術を既に持っており、今回それらの技術を融合して上手く作り上げることができました。当社のこのような技術は、国連の専門機関の技術としても登録されています。


今後、サンプル出荷などを含め国内外に展開していく予定です。



■会社概要

会社名 : GSアライアンス株式会社

代表者 : 代表取締役社長 森 良平

所在地 : 本社 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

事業内容: 環境、エネルギー分野向けの最先端材料、デバイスを研究開発、

      製造販売

HP   : https://www.gsalliance.co.jp/

TEL   : 072-759-8501 / 8543

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