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報道関係者各位
プレスリリース

2020.03.17 11:00
NTTコミュニケーションズ株式会社

 NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、チームコラボレーションのハブである「Microsoft Teams」※1と高機能な音声通話が可能な「Arcstar UCaaS」※2を相互につなぐ「Arcstar UCaaS 音声連携メニュー for Microsoft Teams」(以下  本メニュー)の提供を開始します。 

  従来の電話機・構内PBX※3などの機器と電話番号体系をそのまま活用しながら「Microsoft Teams」にて内線発着信、代表電話転送などができる機能を2020年3月17日より、「Microsoft Teams」にて外線の発着信をする機能を2020年度上期より順次提供し、働き方改革やBCP対策を実現します。

 

1.背景   

 Web会議やチャットを始めとしたコミュニケーションツールの浸透により、多様な働き方の実現が進んでいますが、同時に日本企業の多くでは、代表電話番号からの転送など、従来から構内PBXが提供してきた高機能な音声通話へのニーズが引き続き存在します。    そのようなニーズに応えるため、NTT Comは構内PBXが提供してきた機能を実現するクラウドサービス「Arcstar UCaaS」を多くの企業に提供してきました。    

 今回、「Microsoft Teams」と「Arcstar UCaaS」の音声機能を連携させることで、多様な働き方と、高機能な音声通話を両立し、テレワークによる働き方改革やBCP対策を実現します。

 また、従来のPBXを活用した環境からの円滑な移行をサポートし、より快適な環境でのコミュニケーションを実現します。

 

2.サービスの概要

(1)従来の構内PBXの機能を利用可能

 「Microsoft  Teams」のチームコラボレーション機能を利用し、音声通話が必要な場面においては従来の構内PBXと同様の使い勝手で内線・外線での発着信や転送などが可能です。

 これにより、例えば、オフィスの代表電話番号への電話着信をリモートワーク先の「Microsoft Teams」へ転送し、通話対応するなどの利用方法が可能になります。リモートワーク環境においても取引先などにご不便をかけることなく、業務継続が可能になります。    

    

<利用イメージ>                                                                      


 

 (2) 固定電話機やFMC※4端末をそのまま利用可能

「Arcstar UCaaS」を介して従来のPBXと各種電話端末を「Microsoft Teams」と相互接続させることで、複数のコミュニケーションツールを1つに統合することが可能です。

 

<構成イメージ>


(3) 現在利用している番号体系を維持

代表電話番号など、既存の固定電話番号設定がそのまま利用可能です。名刺記載の番号を変える必要がなく、「03」や「06」などから始まる従来からの番号を引き続き利用することができます。

 

(4)  セキュアな通信環境での音声通話を実現

Arcstar  UCaaSを用いることで、閉域網経由で「Microsoft Teams」から外線発着信が可能となります。セキュアな通信によりエンタープライズのお客様の秘匿性に対するご要望に応えます。

 

なお、2020年9月27日に発表した「Direct Calling for Microsoft Teams」※5は、ビジネスに必要なあらゆるコミュニケーションを「Microsoft  Teams」に集約する事で、シンプルかつシームレスなオフィス環境を実現するものです。

一方、本メニューは、「Microsoft Teams」との連携に加え、音声連携に対するより高度で複雑なお客さまニーズに対し、高機能な機能で応えていくものになります。

 

 

3.提供開始日

2020年3月17日  「Microsoft Teams」と電話機・FMC端末などとの内線接続機能

     (<利用イメージ>に記載した代表電話番号への電話着信の転送なども含む) 

2020年度上期(予定) 「Microsoft Teams」からの外線発信機能

 


4.提供価格

1ID 月額約440円(税込)※6

  詳細は弊社営業担当までお問い合わせください。

 

 

※1: 「Microsoft Teams」とはマイクロソフト社が提供する「Office365」のコラボレーションツールです。

※2:  「Arcstar  UCaaS (Unified Communication as a Service)」とは、NTT Comが提供する統合されたクラウド型コミュニケーションツールで、高機能な音声機能が提供できる点が特長です。

  https://www.ntt.com/business/services/voice-video/uc-conferencing/ucaas.html

※3:  構内PBXとは、お客さま拠点に設置された電話交換機(Private Business Exchange) のことです。外線・内線の発着信、代表電話番号への着信、転送などの機能を持ちます。 

※4:  FMC(Fixed  and Mobile Convergence)とは、携帯電話端末を社内で内線電話としても利用するなど固定電話通信と移動体通信を組み合わせることができるサービスです。

※5:  「Direct  Calling for Microsoft Teams」とは「Microsoft Teams」からの外線発信を実現するサービスです。

  https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2019/0927_2.html 

※6:「Microsoft Teams」や各種ネットワークサービスの利用料、構築運用費などが別途必要となります。


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