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報道関係者各位
プレスリリース

2020.02.04 12:00
株式会社PALTEK、株式会社ハカルス

株式会社PALTEK(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:矢吹 尚秀、証券コード:7587、以下 PALTEK)と、人工知能のパッケージを開発・展開する株式会社ハカルス(本社:京都市中京区、代表取締役CEO:藤原 健真、以下 ハカルス)は、現在製品開発のために協力開発体制を構築しています。

このたびPALTEKとハカルスは、「外観検査サービスSPECTRO by HACARUS」を、congatec社のCPUボード搭載のBOX PCを活用しオンプレ環境での提供を開始することをお知らせいたします。


中央:株式会社ハカルス 代表取締役CEO 藤原 健真様 右:コンガテックジャパン株式会社 Country Manager 田中 康之様 左:当社 代表取締役社長 矢吹 尚秀


外観検査サービスSPECTRO by HACARUS は、現在の主流であるディープラーニングを使わない軽量な人工知能パッケージで、少ないデータから特徴を抽出することに優れるスパースモデリング※技術を機械学習に応用したものです。そのため、ディープラーニングと比較し、演算量を圧倒的に少なくすることも可能となり、高価で電力も大きく、スペースも大きなGPU環境ではなく、小型なオンプレ BOX PC 環境でも外観検査AIの実現が可能となります。


既存のAVI/AOIシステムでは高い検査性能を実現する一方で、誤検知や過検出が多いという課題を抱えています。そのため、2次検査として人手を介した検査が行われているのが現状です。外観検査サービスSPECTRO by HACARUS を利用することで、2次検査の省人化・無人化を実現します。


外観検査サービスSPECTRO by HACARUS の対象とするワークは、基板や精密部品、金属、プラスチック、食品など様々なものをサポートしています。それぞれのワークに適したAIのモデルを多数用意しています。また、新規のワークに対しても少量の教師データまたは教師データなしで学習を行うことが可能です。



■専門用語説明

※ スパースモデリング:

スパースモデリング(疎性モデリング)とは、複雑な分析で用いられた計算式を特徴のみ抽出して単純化(スカスカにする)するというデータ分析の方法論。少量データから有意な分析結果を導くことを可能にし、ディープラーニングに必要とされる大量の学習データが入手できない環境での分析や識別作業の自動化に応用できます。また、データ同士の因果関係の解明ができることも、スパースモデリング技術の特性です。ディープラーニングでは解決することができない「正解データそのものを導き出す」といった使い方が可能になります。



■株式会社ハカルスについて

ハカルスは、ヘルスケア分野のAIベンチャーとして2014年に創業して以来、少量データからの特徴抽出に優れるスパースモデリング技術を機械学習に応用した独自のAI開発を行っています。スパースモデリング技術を機械学習に応用することで、膨大な学習データが必要である、AIの意思決定の過程がブラックボックス化されており人間には解釈できない、学習フェーズにおいて大量の計算資源が必要であるといったディープラーニングが抱える課題の解決を試みています。

ハカルスに関する詳細は、 https://hacarus.com/ja/ をご覧ください。



■株式会社PALTEKについて

PALTEKは、1982年の創業以来、日本のエレクトロニクスメーカーに対して国内外の半導体製品の販売のほか、ハードウェアやソフトウェア等の設計受託サービスも提供し、お客様の製品開発のパートナーとして仕様検討から試作開発、量産までサポートしています。PALTEKは、「多様な存在との共生」という企業理念に基づき、お客様にとって最適なソリューションを提供することで、お客様の発展に貢献してまいります。

PALTEKに関する詳細は、 https://www.paltek.co.jp をご覧ください。

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