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報道関係者各位
プレスリリース

2011.05.20 12:00
「東京スマートドライバー」事務局

コミュニケーションの力で首都高の事故を減らす「東京スマートドライバー」プロジェクト(発起人:小山 薫堂、賛同者数約 52,000人、以下 「東京スマートドライバー」)は、一人ひとりの心構えや思いやりを集めて、首都高の交通事故を減らす挑戦を始めます。“梅雨の始まり”を告げる芒種(2011年6月6日)から“梅雨の終わり”を告げる大暑(2011年7月23日)までの48日間を「雨天事故削減強化期間」と位置づけ、ドライバーのみなさまに安全意識を高めていただくための『レインスマートドライバー計画』キャンペーンを実施します。また、各計画(作戦)への参加者を広く募集しますので、併せてお知らせいたします。

東京スマートドライバー公式サイト: http://www.smartdriver.jp/


【『レインスマートドライバー計画』キャンペーン】
東京スマートドライバーの2011年が動き出します。今年の前半のテーマは「雨」です。私たちは、晴天時と比較して、雨天時の事故発生率はなんと6倍であることを知り、雨の日の事故を減らすことが出来れば日本の交通事故全体を大幅に減らすことが出来るかもしれないと、思い至りました。雨の日の交通事故の原因のほとんどは「スピード」「車間距離」「視界不良」などであり、これらはドライバーの心構えや知識で防ぐとことが出来ます。

■ 作戦その1/雨の日は気をつけて運転しようと思う“きっかけ”を増やす
「へるへる坊主大作戦」
雨の日の事故ゼロを願うピンクチェックのてるてる坊主・・・。その名も「へるへる坊主」が、本キャンペーンのシンボルです。
このたび、この「へるへる坊主」を店頭や軒先などに掲出頂ける方や、配布にご協力いただける方々を大募集!東京スマートドライバー公式サイトから受付けます。

■ 作戦その2/雨の日は気をつけて運転しようと思う“人”を増やす
「へるへるチャレンジ大作戦」
対前年比で首都高の交通事故を減らす市民主体のチャレンジです。
東京スマートドライバー公式サイト内「SMART CHALLENGE」にて、雨の日の運転で気をつけること、雨の日でも気持ちよく安全運転できるアイデアなど市民が考えたアイデアやアクションの募集を開始します。

■ 6月下旬には市民参加型のイベントを開催
本活動の参加者を増やす施策の一環として、6月下旬に市民参加型のオープンイベントを開催します。雨の日のドライブナレッジの紹介やワークショップ、レイングッズギャラリーを設置するなど、雨の日の交通事故削減にまつわるコンテンツを展開する予定です。

■ 雨天時のドライブナレッジを提供
雨天走行時にこれだけは気をつけて欲しい、というドライブナレッジを開発。「~してみる」という言い回しで誰でも気軽にアクションを起こせるよう工夫しました。

≪雨天時のドライブナレッジ「6 SAFE(シックス・セーフ)」≫
一、雨が降ったら、スピードを落としてみる。
ポツポツきたら、アクセル緩めてレインモード。
あなたの周りに、雨の日を意識したスマートな流れを作ってみましょう。

一、雨が降ったら、車間距離を意識してみる。
視界が悪いと視野が狭くなりがち。ゆったり車間を空けて視野を広くすれば、焦る気持ちも抑えられるでしょう。

一、雨が降ったら、すぐにライトを点けてみる。
暗いな、と感じたら早めにライト・オン。自分がみやすいだけでなく、周りのドライバーが見つけやすいように思いやる気持ちも点灯です。

一、雨が降ったら、エアコンを噴かしてみる。
外気との温度差で急にフロントガラスが真っ白に。
そんな時はデフマークをスイッチ・オン!デフロスターで、君もスター。

一、雨が降る前に、窓ガラスを磨いてみる。
ワイパーが動いても、ガラスの汚れで視界が悪くなることも。
雨に降られる前に、ガラスの油膜や埃を拭き取っておきましょう。

一、雨が降る前に、タイヤの溝を覗いてみる。
溝の浅くなったタイヤで濡れた路面を走るのはとても危険。
月に一度は溝を覗いて、タイヤのグリップでスリップを防ぎましょう。


【参考資料】
雨天時の事故について(出典:首都高速道路株式会社 平成21年度交通事故データ)

・ データ1
「雨天時の事故は晴天時の約6倍」

           雨天          晴天
事故件数       2,970(件)       8,082(件)
時間         484(時間)       8,276(時間)
時間当たり事故件数  6.1(件/時間)      1(件/時間)

・ データ2
「施設接触事故が増加傾向」
路面が濡れている状態では、施設接触が増える傾向にある。

           乾燥       湿潤
施設接触事故     11.3%      50.4%
追突事故       51.8%      30.5%
車両接触事故     28.3%      15.7%
その他        8.5%       3.4%

・ データ3
「タイヤの溝が事故に大きく影響」
溝が減ったタイヤでは、路面が濡れている状態での施設接触事故の割合が高い傾向にある。※集計期間:2010年4月~2010年11月

            乾燥              湿潤
        総事故  施設接触事故     総事故  施設接触事故
7~10分山    35.2%  35.2%        26.9%  19.2%
4~6分山    53.2%  51.7%        57.3%  62.0%
0~3分山    11.6%  13.1%        15.7%  18.7%

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