なぜ政治の話はタブーなのか? 20歳代の投票率は30%、「難しくてよくわからない」無関心な若者に知ってほしい損をしないための話 なぜ政治の話はタブーなのか? 20歳代の投票率は30%、「難しくてよくわからない」無関心な若者に知ってほしい損をしないための話 : https://newscast.jp/attachments/aCIcURIr8m6yrtKW9TcL.png 「商売のときは政治・宗教・野球の話はするな」とされていることをご存じだろうか。なぜこの3つの話題がタブーなのかを考えてみると、タブーというよりも話さない方が無難であると言った方が正しい。 自分と違う意見を支持する人たちと言い争いたくない、そこから関係を壊したくない、という思いからきているのだろう。空気を読み、協調性を重んじる日本人らしい考えだ。 日本人は幼いころからそうした空気を察知し、若者は政治について周囲と話す経験がないまま大人になる。インターネット上の意見や街中で行われる選挙活動を見ても、選挙が自分の生活に結びついている実感がもてない。どこか自分とは関係ない世界のように思ってしまうだろう。その結果、若者は政治に無関心になってしまった。国政選挙の年代別投票率がその現状を示している。 【平成29年10月に行われた第48回衆議院議員総選挙】 〇10歳代が40.49% 〇20歳代が33.85% 〇30歳代が44.75%。 (全年代を通じた投票率は53.68%) 【令和元年7月に行われた第25回参議院議員通常選挙】 〇10歳代が32.28% 〇20歳代が30.96% 〇30歳代が38.78% (全年代を通じた投票率は48.80%) <参考:総務省 / 国政選挙の年代別投票率の推移について> https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/nendaibetu/ 令和元年の参議院選挙では投票率50%を割り、予測を大幅に下回った。平成28年に選挙権年齢が20歳以上から18歳以上に引き下げられたが投票率は低下しており、10~30代の政治への無関心は深刻な問題だ。有権者の約半分が投票をしていないこの現状、見て見ぬふりを続ければ、日本の未来があぶない。 あぶない理由 〇投票率が高い高齢者向けの政策が優先され、若者が得をしない税金の使い道が増える 〇組織票(宗教団体・労働組合など各種団体の票)が有利にはたらく 政治について難しくて自分の意見がまとまらない、知識不足のため人前で意見を言うのが難しい、そう思う人もいるだろう。そこで二人のゲストから話を聞き、政治を少しでも身近に感じるためにできることはなにか考えていく。 ● 公開日時:2020年1月21日(火)14:00 ウェブマガジンSOCIO https://00m.in/BpZKa ▼ 記事概要・ゲスト紹介 無難を選んで生きる社会は平和なのか? 瀬戸岡紘さん(元駒沢大学経済学部教授)は、日本人が政治を語りたがらない理由は2つあるという。『1つ目に、日本は社会の安定度が諸外国にくらべて高いために、政治のことを話題にしなくて済んでいるからです。たとえばアメリカでは、業種間・地域間・階級間などの格差が大きく、社会の安定度が低いため、政治について多く語られます。2つ目に、世間に政治の話を抑制する空気が漂い、政治家の態度がそれを助長しているからです。とくに学校の先生はリスク回避の意識が強く、踏み込んだ政治の話を避けます。社会について学ぶ場であるはずなのに、子供たちは理由がよくわからないまま、なんとなく政治の話はよくないと思ってしまうのです。どこか浮世離れした政治家の行動や発言が、私たちの生きる社会とは別物だと思わせるのも問題です。』 瀬戸岡紘(せとおか・ひろし) 元・駒沢大学経済学部教授。 『アメリカ 理念と現実: 知っているようで知らないこの国を深読みする 』の著者。 駒沢大学経済学部教授 【略歴】 1945年 東京に生まれる 1968年 早稲田大学商学部卒業 1975年 同大学院商学研究科経済学専修博士課程単位取得退学 1977年 駒沢大学経済学部専任講師、同助教授を経て現在に至る 1987-88年,1997年および2007年 コロラド大学客員研究員 専攻 アメリカ経済論 著書 『グローバル時代の貿易と投資』(共編著、桜井書店、2003年) 『ソ連崩壊と新しい社会主義像』(共著、時潮社、1996年) 訳書 トム・メイヤー著『アナルティカル・マルクシズム――平易な解説』(監訳、桜井書店、2005年) E.S.グリーンバーグ著『資本主義とアメリカの政治理念』(青木書店、1994年)ほか 『アメリカ 理念と現実: 知っているようで知らないこの国を深読みする 』 : https://newscast.jp/attachments/4slVfSwjzh0i5eIs5ocw.jpg LINK : https://00m.in/uFPJp お金への影響を知り、自分にとって損か得かで考える 佐竹忠(さたけ・ただし) 会社経営。 『我総理大臣なりせば: 日本の未来のために』の著者。 【略歴】 昭和14年4月1日、高知県四万十市に生まれる 昭和32年春、椎茸栽培に着手、成功の後上京 昭和36年7月、単身上京し町工場に住み込み就職、 板橋工業(株) 昭和38年4月、青山陸送(株) 運転手新 車の陸送 昭和40年2月、柏自動車(株)タクシー乗務員 昭和41年4月からタクシー乗務の傍ら4年間、 村田簿記学校に通学 昭和46年5月、城北三菱電機商品販売(株) 経理課 昭和48年税理士試験 簿記論合格 昭和50年5月、国内証券会社、経理部 昭和61年3月、イギリス系証券会社東京支店、経理部 平成元年8月退職、(株)オーロラクリエイト設立(事業に失敗解散) 平成4年3月佐竹鍵店を開業、6人の弟子を育成、現在5店舗を統括 平成12年、宅地建物取引主任者試験合格 平成26年9月「我総理大臣なりせば」を東京図書出版から発売 平成29年7月「朝ぼらけ」をAmazonから発売 平成29年12月「終着駅の手前」をブイツーソリューションから発売 平成30年、鍵屋を営む傍ら執筆活動を続ける。 「間違った明治維新の歴史」平成30年3月 「日本人が知っていなければならない仏教の話」平成30年5月 「高めなければならない社会常識の話」平成30年6月 「元号令和が意味するもの」令和元年5月 その他多数、これらをまとめて「佐竹の社会塾」のタイトルで電子書籍の出版を予定 佐竹忠の連絡先 info@satake·key.comメールアドレス 『我総理大臣なりせば: 日本の未来のために』 : https://newscast.jp/attachments/hnSyOyjJE8K6wywvY9P9.jpg LINK : https://00m.in/TVWE4 ▼ SOCIOについて SOCIO(ソシオ)は、「あたらしい自分と社会をつくる」をコンセプトにしたウェブマガジンです。毎記事で1つのテーマを取り上げ、各界で活躍する作家が質問にお答えします。社会問題から人生のお悩みまで、さまざまな気になることを作家とともに考えていきます。SOCIOを通して、みなさまが未来について考える機会をお届けしたい。そんな想いで、発信してまいります。 公式HP: https://www.socio22.com/ Twitter: https://twitter.com/SOCIO_sns 「あたらしい自分と社会をつくる」ための3つのメッセージ ① 多様性:多様性が求められる社会で、他人の主張を無視しない。 ② 気づき:その中にある気づきを育み、自分だけの行動指針を生み出す。 ③ 営む:ひとり一人の決断の連鎖で、社会をアップデートする。 「あたらしい自分と社会をつくる」ための3つのメッセージ : https://newscast.jp/attachments/AtLFtcindwLTAmoir1dn.png LINK : https://www.socio22.com/ ▼ 運営会社について 株式会社22世紀アート 「みんなを幸せにする出版社」を企業理念に掲げ、「出版とは、今、社会が必要とする情報を発信すること」という思いのもと、誰もが「本」に触れ、「本」を生み出し、「本」を愛する人になる。そんな文化インフラを作るために、20名のスタッフにより運営されています。 代表者 : 向田翔一 所在地 : 〒105-0003 東京都港区西新橋1-5-12 佐野ビル6F 設立 : 2014年12月 事業内容 : 書籍・電子書籍制作及び出版 TEL : 03-5941-9774 FAX : 03-5941-9773 MAIL : info@22art.net 公式HP : https://www.22art.net/ Twitter : https://twitter.com/22artnet Instagram: https://www.instagram.com/22art_tokyo/?hl=ja LINK : https://www.22art.biz/ ▼ 最新の記事 未来に残したい日本の美しい自然 : https://newscast.jp/attachments/QCZbilMI1Jpe1FvEhwPd.png 記事リンク:https://00m.in/MiOKf 「働きやすさ」と「働きがい」が生まれる職場 『「働きやすさ」と「働きがい」が生まれる職場』 : https://newscast.jp/attachments/YCdjcLVbC3x2bAn3UY8e.png 記事リンク:https://00m.in/pDDru SOCIO