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報道関係者各位
プレスリリース

2019.12.18 11:15
藤田医科大学病院

藤田医科大学病院(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98、病院長:湯澤 由紀夫)は、入院患者さんの満足度向上と新しい医療文化の創造をめざし、日本初(*)の病院内ラジオ局を開局しました。12月18日よりホスピタルラジオ「フジタイム」の運用・放送をスタートします。

*当院調べ


収録風景


■開設の背景

1435床という日本一の病床数を有する当院には、さまざまな患者さんが入院しています。

病気と向き合う中で、誰もが多かれ少なかれ、不安やストレスを抱えています。ホスピタルラジオの開設は、不安や本音をラジオに投稿してもらうことで、共感の輪が広がり、投稿者とリスナー双方が前向きな気持ちで治療に臨めるようになってもらいたい、という意図でスタートしました。聴くと癒される、気晴らしになる、力が湧いてくる、そんな番組作りを目標にしています。



■英国発祥のホスピタルラジオ

ホスピタルラジオは、ラジオという媒体を介したボランティアベースの活動です。1926年に英国の病院で始まったとされ、同国では200以上の病院で実施されています。医師と患者さんをつなぐコミュニケーションツールとして、また患者さん同士のネットワークとして、それぞれ趣向を凝らした番組を放送しています。

英国を中心とした英語圏ではメジャーなホスピタルラジオですが、日本ではこれまで例がありません。当院が初の導入(*)となります。

*当院調べ



■ホスピタルラジオ「フジタイム」とは…

フジタイムは藤田医科大学病院内限定のインターネットラジオです。外来棟6階の応接室に簡易スタジオを設置し、病院内から情報を発信します。放送時間は1回につき40~60分程度を予定。入院患者さん個人のスマートフォンでQRコードからアクセスするだけで、24時間いつでも聴取が可能です。

※スマートフォン等をお持ちでない患者さんには、タブレット端末を貸与。



■ホスピタルラジオ「フジタイム」の番組内容

番組プログラムは、ドクター紹介や朗読コーナー、最新医療情報、院内イベントの様子などを用意し、2週間ごとに内容を更新します。初回は湯澤 由紀夫病院長のインタビューと毎月1回土曜日に開催している院内コンサートの様子を放送します。今後は、患者さんからの投稿やリクエストなども受け付けていきます。



■藤田学園の教職員がボランティアで運営

「フジタイム」は、パーソナリティからディレクター、ミキサーまで、藤田学園の職員がボランティアで運営します。全員が未経験のため、番組構成や発声法、機械操作の方法など、開局前から何度もミーティングやトレーニングを重ねました。

次年度からは藤田医科大学の学生の参加も予定しており、将来的には、地域住民にも参加を呼びかけ、幅広い年齢層に愛されるラジオ局をめざします。

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