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報道関係者各位
プレスリリース

2019.12.05 11:00
株式会社博報堂アイ・スタジオ、au損害保険株式会社

 株式会社博報堂アイ・スタジオ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:神戸 純、以下 博報堂アイ・スタジオ)とau損害保険株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田 隆章、以下 au損保)は業務提携し、2019年12月23日(月)より、位置情報可視化などを行うサービス「TREK TRACK(トレックトラック)」に登山やバックカントリーを代表とする山岳地帯のアクティビティにおける損害保険を掛け合せた新サービス「GREEN PROTECTION」の提供を開始致します。


GREEN PROTECTION


 昨今のアウトドアアクティビティの人気に伴い、山岳遭難者の数は増加の一途をたどり、平成30年の日本全国の山岳遭難発生件数は2,661件、遭難者3,129人*1と統計の残る昭和36年以降、最も高い数値を示しており、救助費の増加などが課題となっています。近年急増する訪日外国人観光客の遭難や、その救助・捜索も多く、事故を未然に防ぐための対策や救助費用負担などについても各地域において対応が求められています。

 博報堂アイ・スタジオは自社が持つデジタルクリエイティブのノウハウや研究技術を社会課題の解決に活かすことを目的に、携帯電波の届かない山岳地帯でも位置情報を収集・一元管理するサービスTREK TRACKの提供を2017年より開始。データを可視化する事で自然環境をより安全に楽しめる持続的な文化の醸成を目指しています。


 この度、au損保と業務提携を行い、提供を開始するGREEN PROTECTIONは、従来の位置情報可視化などに加え、TREK TRACKのデバイスを現地でレンタルするだけで、日本国籍の方はもちろん、外国籍の方でも救援者費用保険が適用されるサービスとなっています。

 GREEN PROTECTIONは、従来煩雑で時間を要した損害保険の加入を簡素化することによりアウトドアアクティビティを楽しむ方に安全と安心を提供するサービスです。これは、「スマホで、ソンポ」(いつでも・どこでも・気軽に手続きが出来る、まさに「保険をケータイ」することを目指す)をコンセプトとするau損保との共同開発により実現しました。


 また、TREK TRACKはスキーヤー/スノーボーダーを中心としたスノーコミュニティとして気候変動から冬を守る、一般社団法人 Protect Our Winters JapanへGREEN PROTECTIONの売上の一部を寄付することで、気候変動への関心を高める情報発信などの雪山保全活動に役立てます。


 本サービスは、2019年12月から白馬エリアをはじめとした各地のスキー場での提供を予定しており、自然と人、人と人とのつながりをつくり、アウトドアアクティビティを楽しむ人たちを軸とした地域の活性化と環境保全の両面をサポートして参ります。


 今後、au損保と博報堂アイ・スタジオは、デジタルを最大限に活用することで新たな顧客体験の創出や新しい安心のかたちを届けられるよう、サービスの開発・提供を行って参ります。


*1 警察庁「平成30年における山岳遭難の概況」

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/H30sangakusounan_gaikyou.pdf



■「GREEN PROTECTION」

 位置情報可視化などを行うサービス「TREK TRACK」に登山やバックカントリーを代表とする山岳地帯のアクティビティにおける損害保険を掛け合せた新しいサービスです。安全のイメージ色である「Green(緑色)」と、環境保護を示す「Green for environmental protection」の意味が込められており、テクノロジー、損害保険、自然保護アクションを同時に実現します。


<サービス概要>

サービス提供開始日:2019年12月23日(月)より順次開始

申し込み方法   :提供場所でTREK TRACKをレンタルすることで

          保険が適用されます。

補償内容     :救援費用上限1,000,000円、死亡保険金500,000円

提供場所     :長野県 八方池山荘(長野県北安曇郡白馬村大字北城4487-1)

          新潟県 かぐらスキー場(新潟県南魚沼郡湯沢町三国1066)

          ※サービス開始日は各提供場所により異なります。



■『TREK TRACK』について

 『TREK TRACK』は、IoTデバイスと長距離無線技術であるLPWA*2を組み合わせることで、携帯電話が圏外になりやすい山岳地帯における人の位置情報を可視化・集中管理し、データを活用した新しい体験の提供と、有事の際の早期救助など、テクノロジーで山岳事故の減少を目指すサービスです。

 専用のIoTデバイスを持ったユーザーの行動データを収集し、山中を移動した軌跡をWebサイトや専用アプリで確認できる他、家で待つ家族やスキー場管理者などがリアルタイムに3Dマップで位置情報を確認することができます。対象エリアのどこに、どれだけのユーザーがいるのか集中管理できるため、スキー場内のパトロールや業務の効率化にも繋がります。

 2017年のサービス開始以来、全国15の施設に導入、延べ20,000人以上に利用されています。また、2020年には、官民一体となった雪崩・道迷いによる事故防止のための取り組みや、侵入禁止エリアでのアラート通知サービス追加などの展開を予定しています。


*2 LPWA(Low Power Wide Area)とはなるべく消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信方式。



■一般社団法人 Protect Our Winters Japanについて

気候変動に脅かされる冬を守るために、2007年にプロスノーボーダー、ジェレミー・ジョーンズがアメリカで立ち上げた環境団体「Protect Our Winters(POW)」。現在は、ヨーロッパなど12か国にその活動は広がっています。日本においても2019年2月、“冬を守る”というメッセージを掲げ「Protect Our Winters Japan」の活動がスタートしました。

POWは自然を愛し、冬を愛するスノーコミュニティが自分たちのアイデンティティーを生かしながら社会の仕組みづくりに参加し、一つの大きな力として気候変動に立ち向かうためのムーブメントです。

URL: https://protectourwinters.jp/



■au損保について

au損保は2010年2月にあいおい損害保険(現・あいおいニッセイ同和損害保険)とKDDIとの合弁会社として設立しました。お客さまにこれまでにない新しいスタイルの保険を提供する“保険のベンチャー企業”として、『スマホで、ソンポ』をコンセプトに“いつでもどこでもお気軽に”手続きができる。まさに『保険をケータイ』する。そんな保険会社を目指し、当社は商品・サービスを展開しております。


━━ 会社概要 ━━

【社名】  au損害保険株式会社

【所在地】 〒108-0075 東京都港区港南1-6-34 品川イースト2F

【URL】   https://www.au-sonpo.co.jp/

【代表者】 代表取締役社長 山田 隆章

【設立年月】2010年2月

【資本金】 60億9万円

【事業内容】損害保険業



■博報堂アイ・スタジオについて

博報堂アイ・スタジオは、オウンドメディアを中心に、データを起点としたマルチタッチポイントでの顧客体験(CX)設計とUIデザイン、企画制作、テック活用、システム開発、PDCAマネジメント運用までをクロスボーダーで提供することで、クライアント企業の「ブランド創造」と「顧客創造」に貢献するデジタル領域のデジタルクリエイティブカンパニーです。


━━ 会社概要 ━━

【社名】     株式会社博報堂アイ・スタジオ

【所在地】    〒100-0006

         東京都千代田区有楽町1丁目10番地1号 有楽町ビルヂング5階

【URL】     http://www.i-studio.co.jp/

【広報Facebook】 https://www.facebook.com/hakuhodoistudio.pr

【代表者】    代表取締役社長 神戸 純

【設立年月】   2000年6月

【資本金】    2億6,000万円

【事業内容】   インタラクティブ・クリエイティブ業務、システム開発業務、

         CRM業務

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