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報道関係者各位
プレスリリース

2019.10.31 14:00
一般社団法人 日本損害保険協会

一般社団法人 日本損害保険協会(会長:金杉 恭三)では、自転車事故防止を目的に、自転車事故とその備えについて学べる冊子「知っていますか?自転車の事故~安全な乗り方と事故への備え~」2019年版を7万部作成しました。


冊子「知っていますか?自転車の事故(2019年版)」(抜粋)1

冊子「知っていますか?自転車の事故(2019年版)」(抜粋)2

冊子「知っていますか?自転車の事故(2019年版)」(抜粋)3


1. 現状

・ルールやマナーを守らない自転車利用者による事故が多く発生しています。加害者が1億円近くの高額な損害賠償を請求されるケースもあり、自転車損害賠償保険の加入を条例で義務付けている自治体も増えています。



2. 冊子の内容

・本冊子は、自転車事故の特徴、交通ルール・交通マナー、自転車による加害事故例、自転車損害賠償保険等をまとめています。

・今回の改定では、自転車道・自転車レーン・路側帯などの正しい通行方法や自転車損害賠償保険等への加入状況チェックシート等を新たに掲載し、自転車事故で多いパターンやその原因、保険等について写真やイラスト入りでわかりやすく解説しています。



3. 冊子の活用方法

・本冊子は、当協会ホームページで公開するとともに、高校生、大学生等を対象に実施している「損害保険に関する講師派遣」で活用し、自転車事故の防止を呼び掛けていきます。



当協会は、今後も安心で安全な社会の実現に向けて、交通事故防止に取り組みます。



[参考資料]

1. 冊子の入手方法

・本冊子は1部につき冊子代50円(税込)と送料実費をご負担いただき、有償頒布しております。当協会ホームページからお申込ください。

・本冊子のデータは当協会ホームページからPDFで無料ダウンロードできます。( http://www.sonpo.or.jp/news/publish/safety/traffic/0002.html )



2. 自転車事故の発生状況

・全交通事故件数に占める自転車事故件数の割合は10年前と変わらず2割近くと高い水準で推移しています。

自転車乗用中の交通事故件数およびその関与率の推移

※冊子「知っていますか?自転車の事故(2019年版)」より



3. 自転車での加害事故例

・被害の大きさによっては、1億円近くの高額な賠償金を支払わなくてはならない場合もあります。

自転車での加害事故例



4. 各都道府県の条例の制定状況

・条例で自転車利用者に自転車損害賠償保険の加入を義務づけている都道府県は、全都道府県中、23都道府県となっています。(※1)


<保険加入義務あり>

・埼玉県、東京都(※2)、神奈川県、長野県、静岡県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県(※2)、鹿児島県の11都府県。


<保険加入努力義務>

・北海道、群馬県、千葉県、富山県、和歌山県、鳥取県、徳島県、高知県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県の12道県。

(※1)国土交通省「自転車の運行による損害賠償保障制度のあり方等に関する検討会」

(※2)2020年4月施行予定(損保協会調べ)

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