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報道関係者各位
プレスリリース

2019.09.26 11:30
“陸養”プロジェクト実行委員会

“陸養”プロジェクト実行委員会は、全国6地域7つの小学校(青森・千葉・東京・富山・愛媛・長崎)の児童たちに「陸上養殖」の体験を通して命の大切さや、水産資源の貴重さ・自分たちが住む地域の海の問題について学んでもらう取組みを開始いたします。これは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

このプログラムは、「いのちの授業」を通して、海や海の生命について子供達に考えてもらい、海を未来へ引き継ぐ行動のきっかけづくりを目的としており、昨年に続き2度目の開催となります。

今年度は、愛媛県伊予市立北山崎小学校の5年生がヒラメの養殖にチャレンジします。愛媛県は、魚類養殖生産量が長年全国一位。県内ではヒラメの養殖も活発で、愛媛に馴染みの深い魚です。昨年度の西予市立三瓶小学校の陸養プロジェクトでは、議論の末、愛情込めて育てたヒラメを、食べるという選択をし、海の命をいただくことのありがたみを体感しました。

初めての海水魚の養殖、全ての判断は子どもたちに委ねられます。子どもたちは、最終的に育てた魚をどうするでしょうか。


<日時>

2019年9月30日(月)9時25分~(30分程度)


<実施場所>

〒799-3123 愛媛県伊予市中村41


<プログラム>

1. 来賓ご挨拶   日本財団 海洋チーム チームリーダー 中嶋 竜生 様

          伊予市教育委員会教育長       渡邉 博隆 様

          愛媛県栽培資源研究所長       桧垣 俊司 様

2. 児童代表宣誓  北山崎小学校5年生児童4名

3. 生体引き渡し  贈呈者 伊予市教育委員会教育長  渡邉 博隆 様

          愛媛県栽培資源研究所長  桧垣 俊司 様

          被贈呈者 北山崎小学校5年生児童2名

          ※ヒラメの稚魚を児童に贈り、陸上養殖がスタートします。

4. 校長先生の言葉 橋本 佳史 校長

5. 記念撮影

受け入れ式後、11時15分までNPO日本養殖振興会による特別授業を行います。



【「陸上養殖」の取組みについて】

■対象者     :青森県青森市立長島小学校/千葉県野田市立関宿小学校/

          東京都台東区立忍岡小学校/東京都渋谷区立加計塚小学校/

          射水市立放生津小学校/愛媛県伊予市立北山崎小学校/

          長崎県長崎市 私立精道三川台小学校

■養殖する魚の種類:青森=メバル/千葉・東京=ヒラメ/

          富山=メバル/愛媛=ヒラメ/長崎=クエ

          ※育てやすさなどから日本養殖振興会が検証し、選定

■実施概要    :(1) 地元専門家による座学の実施…

            地元漁業の現状や陸上養殖について学ぶ

          (2) 養殖現場などへの見学…

            水産業の現状を学ぶ

          (3) 海水魚の「陸上養殖」の実施…

            魚の成長過程や、その成長過程における

            自分の気持ちの変化を記録として残していき、

            自分たちが食べている魚や海の問題を皆で考える。

            プロジェクトの最終結論として、

            育てた魚をどうする(食べるのかなど)のか、

            子どもたち自身が話し合い決める。

■プロジェクト監修・水槽考案:NPO日本養殖振興会



【実施校・参加児童数・受入式参加者について】

■伊予市立北山崎小学校 5年生(児童46名)


■受け入れ式出席者(予定)

<出席予定>

伊予市教育委員会 教育長       渡邉 博隆 様

愛媛県栽培資源研究所長       桧垣 俊司 様

日本財団 海洋チーム チームリーダー 中嶋 竜生 様

NPO日本養殖振興会 代表理事     齊藤 浩一 様

以上



【昨年の陸養プロジェクト2018・愛媛の取り組みについて】

■昨年は、西予市立三瓶小学校の5年生児童が、ヒラメの陸上養殖にチャレンジしました。半年間育てたヒラメを、子どもたちはどうするか真剣に議論した結果、「食べる」という結論を決め、「食べる」ことによる「いのちの授業」を実施しました。児童皆が、海の恵みや命の尊さ、食べることへの感謝と真剣に向き合いました。


昨年の養殖場見学の様子


昨年の最終結論を出し「いのちの授業」の様子

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