報道関係者様各位 2004年6月28日 株式会社アクセンス・テクノロジー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─『MMQUBE』搭載専用、モバイル認証をオールインワン─ RADIUSサーバソフトウェア『fullflex QG』、 NTTドコモ『MMQUBE(R)2Plus』と『FirstPass(R)』に対応 『LinktoDoCoMo(R)』認定を受け提供開始 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社アクセンス・テクノロジー(東京都新宿区、代表取締役:金本 茂) は、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(東京都千代田区、代表取締役社長: 中村 維夫、以下NTTドコモ)のモバイル機能搭載オールインワンサーバ 『MMQUBE2Plus』専用のRADIUSサーバソフトウェアとして『fullflex QG』の提 供を開始すると同時に、同製品が『LinktoDoCoMo』認定を受けたことを発表し ます。 『fullflex QG』は、アクセンス・テクノロジーが開発・販売するRADIUS(*1) サーバソフトウェア『fullflex』シリーズの最新製品として、『MMQUBE2Plus』 搭載専用に開発されました。IEEE802.1X(*3)に対応し、『MMQUBE2Plus』が主 に対象とする50ユーザ~200ユーザ程度の比較的小規模な環境で、さまざまな ユーザ認証機能を統合するのに適しています。 また『fullflex QG』は、FOMA端末を使用したクライアント認証サービス 『FirstPass』にも対応し、FOMA端末を接続したパソコンからネットワークへ アクセスする際の認証を行うRADIUS製品として『LinktoDoCoMo』に認定されま した。 RADIUSサーバは、ユーザ認証と利用権限の通知、アクセスの記録を行います。 無線LAN、VLAN、VPNなど、組織内ネットワークへの接続形態が急速に多様化す るとともに、セキュリティ確保の観点からユーザ認証が必要とされてきていま す。しかし、それぞれの接続形態に別箇の認証システムを導入すると、運用管 理のコスト増大が懸念されます。 このため、様々な接続形態の機器との連携、ユーザの認証・利用権限の通知・ 利用の記録などを統合する“ネットワークの入退室管理システム”として、 RADIUSサーバの役割が重要になってきました。 『fullflex QG』を使用することにより、導入先では、信頼性と拡張性の高い 汎用的なユーザ認証システムが、より容易に実現できることとなります。また、 リモートアクセス(VPN、ダイヤルアップ等)や社内LAN(無線LAN、VLAN等)のユー ザ認証を『MMQUBE2Plus』で統合・集中管理することも可能となります。 さらに、『FirstPass』の「ユーザ証明書」を使用した認証を可能にしたため、 『FirstPass』による安全な無線LAN接続も行えるなど、既存のシステムを使っ てLAN環境のセキュリティの向上が簡単に実現できます。 アクセンス・テクノロジーでは、使い勝手のよさ、接続実績の積み重ねによる 高い信頼性、リーズナブルな価格設定をもって、今後もより安全・簡便なセキュ リティの普及に寄与します。 ※『MMQUBE2Plus』詳細情報 … http://www.mcsys.nttdocomo.co.jp/mmqube/ ※『FirstPass』詳細情報 … http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/firstpass/ 「FirstPass」「MMQUBE」「FOMA」「LinktoDoCoMo」は、NTTドコモの登録商標 です。 ■■■ 用語解説 ■■■ ◆[*1] RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Services) 元来はダイヤルアップ接続時のユーザ認証プロトコルですが、今日ではダイヤ ルアップ以外の接続形態にも広く使用されています。データベースに収容され たユーザ情報に基づいて接続の許可/不許可を判断し、利用権限の付与と接続 の記録を取るのが主な役割です。 認証・権限付与・記録を行うRADIUSサーバに対し、RADIUSサーバと通信する相 手をRADIUSクライアントと呼びます。RADIUSクライアントには、NAS(ネットワー クアクセスサーバ)や各種スイッチ類、無線アクセスポイント、VPN装置などが あります。 ◆[*2] IEEE802.1X IEEE(米国電気電子技術協会)によって定められた認証規格で、主にRADIUSを使 用した認証によってポートベースのアクセス制御を行い、認証にはEAP(拡張認 証プロトコル)を用います。 無線LANは、不正アクセスやなりすましなど、セキュリティ上の危険性が非常 に強く指摘されてきました。これを解決するために有効なユーザ認証規格が IEEE802.1Xですが、最近ではVLANスイッチやVPN装置でもIEEE802.1X対応製品 が増えており、より強固なユーザ認証規格として用途が広がっています。 この規格を使用するには、IEEE802.1Xに対応した (1)RADIUSサーバ (2)RADIUS クライアント(アクセスポイントやスイッチなど) (3)サプリカント(ユーザ端 末ソフトウェア) が必要となります。 ■■■ 参考 ■■■ 株式会社アクセンス・テクノロジーと『fullflex』シリーズについて アクセンス・テクノロジーは、2001年8月、RADIUSサーバソフトウェアに関す る研究・開発を行うR&D会社として設立。『fullflex』シリーズのラインナッ プを充実させました。現在は、新規技術開発や自社製品の開発・販売を行って います。 『fullflex』シリーズは、イー・アクセス様、パワードコム様など、大手通信 事業者のサービス約35例以上に、基幹の認証システムとして採用されてきまし た。1サーバで数百万単位のユーザ数を収容する大規模RADIUS製品は、国内で は他に類を見ることができません。 また、企業内などで使用する小~中規模向けパッケージ製品も、業種を問わず 多くのユーザを得ており、安心して導入できるRADIUSとして官公庁や自治体・ 公共団体への導入も増加しています。 アクセンス・テクノロジーはRADIUSのIPv6化を全国に先駆けて行い、Networld +InteropのIPv6ShowCaseに3年連続出展します。更に、キャリアの商用サービ スへの導入実績も重ねるなど、新技術を反映させた製品開発にも意欲的に取り 組んでいます。 ユーザ認証はサービスの入口であり、この部分での障害発生はサービスが滞る ことを意味します。 『fullflex』シリーズは、サービスの停止が許されないミッション・クリティ カルな環境で実績を重ね、多くのお客様から支持を得ています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 株式会社アクセンス・テクノロジー( http://accense.com/ ) 広報担当:徳川 Tel: 03-5206-7740 Fax: 03-5206-7830 Email: ad@accense.com 〒162-0833 東京都新宿区箪笥町35番 日米TIME24ビル3階 ≪--- プレスリリース配信:@Press http://www.atpress.ne.jp/ ---≫