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報道関係者各位
プレスリリース

2019.06.20 15:15
阪神電気鉄道株式会社

六甲山観光株式会社(本社:神戸市 社長:宮西幸治 阪神電気鉄道株式会社100%出資)が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、アジサイに寄生する植物「キヨスミウツボ」が見頃を迎えています。

キヨスミウツボは、山地の木陰に生育する寄生植物で、当園で栽培しているアジサイの根に寄生しています。梅雨の一時期にしか姿が見られないため、希少な植物として園内でも人気があります。

◆キヨスミウツボ(ハマウツボ科)

日本では北海道~九州の山地の木陰に生え、カシ類、アジサイ類などの樹木の根に寄生する植物です。高さは5~10cmで、どの根からも出てくるわけではなく、条件があった限られた場所でのみ見られます。花色は、他の植物に寄生して養分を得ているため、葉緑素がなく白色です。千葉県清澄山で採集され、花がウツボグサと似ていることからこの和名がつけられました。開花後に花が黄色に変色するため、「オウトウカ(黄筒花)」ともいわれます。兵庫県立 人と自然の博物館の客員研究員である黒崎史平氏によると「キヨスミウツボは寄生植物であるため、栽培が非常に困難で、本来自然度が高い場所でしか見られない。六甲高山植物園でキヨスミウツボを観賞できるのは、本園が自然を活かした環境である事に起因しており、植物園の中でも稀である。」との事です。

当園に咲くキヨスミウツボは、昨年より10日ほど遅い6月18日から咲き始め、7月上旬頃までお楽しみいただける見込みです。

(右画像)6月18日のキヨスミウツボの様子


◆営業概要

【開園期間】3月16日(土)~11月24日(日)

【休園日】9月5日(木)、12日(木)

【開園時間】10:00~17:00(16:30受付終了)

【入園料】大人(中学生以上)620円/小人(4歳~小学生)310円



六甲山ポータルサイト http://www.rokkosan.com


リリース https://www.hankyu-hanshin.co.jp/file_sys/news/6904_3a833c1da785c25a7921a86a262b30fdf51326a9.pdf


発行元:阪急阪神ホールディングス

    大阪市北区芝田1-16-1

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