報道関係者様各位 2004年6月22日 株式会社アクセンス・テクノロジー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ セキュアなリモートアクセス環境の実現を、ベンダーによる検証で支援 RADIUSサーバソフトウェア『fullflex EG(フルフレックス・イージー)』 SSL-VPN『FirePass』との連携確認 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 株式会社アクセンス・テクノロジー(東京都新宿区、代表取締役:金本 茂) は、同社が開発・販売するRADIUS(*1)サーバソフトウェア『fullflex EG』(*2) と、F5ネットワークスジャパン株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長: ティム・グッドウィン)のSSL-VPN装置『FirePassリモートアクセスコントロー ラ』(*3)(以下『FirePass』)の動作検証を行い、両製品が連携したことを発 表いたします。 RADIUSサーバは、ユーザ認証と利用権限の通知、およびアクセスの記録を行い ます。無線LAN、VLAN、VPNなど、組織内ネットワークへの接続形態が急速に多 様化するとともに、セキュリティ確保の観点からユーザ認証が必要とされてき ており、RADIUSが改めて重要視されるようになりました。 そのためアクセンス・テクノロジーでは、様々なユーザ認証を統合・集中管理 する“ネットワークの入退室管理システム”として安心して導入していただけ るよう、RADIUSサーバと連携する各種機器と『fullflex EG』の接続検証を積 極的に行っています。 『fullflex EG』は、エンタープライズ市場向けの国産RADIUSサーバソフトウェ アとして、使いやすい日本語GUIや多彩な利用シーンへの対応、確かな性能な どで好評を得てきました。IEEE802.1X(*4)に対応し、外部システムや外部DBと の連携機能を搭載するなど、ユーザ認証を統合・集中管理するものとして、企 業や学校、公共機関への導入実績を伸ばしています。 F5ネットワークスのSSL-VPN製品『FirePass』は、Webブラウザのみで企業のイ ントラネットやメール、共有ファイル等にアクセスできるだけでなく、標準搭 載の「VPNコネクタ」で各種クライアント・サーバアプリケーションや業務ア プリケーションへのアクセスも可能なSSL-VPN製品です。また、先進のクライ アントセキュリティ機能により、インターネットカフェからのアクセスなどエ ンドポイントがセキュリティリスクにならないソリューションを提供していま す。 今回、両製品の連携がベンダー同士の検証により確認されたことにより、導入 した企業などでは、実績豊富な両製品を安心して導入することができ、より安 全なネットワーク環境を簡単に実現することが可能です。 また、操作性にすぐれた組み合わせのため、専門の管理者を持たない組織にも 適しています。 今後もアクセンス・テクノロジーは、さまざまな機器・サービスと『fullflex』 との連携を一段と進めると共に、確かな技術と適切なサポートで、安全なネッ トワーク社会の実現に寄与してまいります。 ■■■ 用語解説 ■■■ ■[*1] RADIUS(Remote Authentication Dial-In User Services) 元来はダイヤルアップ接続時のユーザ認証プロトコルですが、今日ではダイヤ ルアップ以外の接続形態にも広く使用されています。データベースに収容され たユーザ情報に基づいて接続の許可/不許可を判断し、利用権限の付与と接続 の記録を取るのが主な役割です。 認証・権限付与・記録を行うRADIUSサーバに対し、RADIUSサーバと通信する相 手をRADIUSクライアントと呼びます。RADIUSクライアントには、NAS(ネットワー クアクセスサーバ)や各種スイッチ類、無線アクセスポイント、VPN装置などが あります。 ■[*2] 『fullflex EG』 http://accense.com/products/eg/ アクセンス・テクノロジーが開発・販売しているRADIUSサーバソフトウェア 『fullflex』のエンタープライズ向け製品です。 企業・団体内でのユーザ認証を主な用途としており、操作ガイド付きのウェブ GUIを持ち、マニュアルに頼らない導入・運用を可能にするなど、専門の管理 者がいなくても簡単に運用管理できることを主眼としています。 さらに当製品は、これまでの『fullflex』シリーズでの実績を結集し、ダイヤ ルアップ接続のほか、IEEE802.1Xに対応した無線LAN、VLAN、VPNなど、さまざ まな用途をカバーし、複数の接続形態を併用することも可能です。 また、RADIUSサーバ外のデータベース(LDAPなど)に収容されたユーザ情報を参 照して認証を行う連携機能や、ワンタイムパスワードシステムとの連携機能な ども装備しています。 ■[*3] 『FirePass』 http://www.f5networks.co.jp/ja/products/firepass_index.html F5ネットワークスの「FirePass」は、社内で稼動するあらゆるアプリケーショ ンへの接続を可能にしたSSL VPNアプライアンスです。社内イントラネットや メール、ファイルサーバだけでなく、各種ターミナルサーバ、レガシーホスト、 Unixファイル、Xウィンドウシステム、Windowsデスクトップなど豊富アプリケー ションに対応しています。また、ミニブラウザを搭載しているモバイルデバイ ス(PDAや、FOMA/iモードなどの携帯電話)から社内へSSL通信でき、イントラネッ トやモバイルアプリの利用、メールの読み書きなども可能です。リモート環境 からアクセスしてくるユーザはその「属性」に応じて、動的に解放する社内リ ソースを決定し、柔軟で安全性の高いアクセス制御も行えます。 ■[*4] IEEE802.1X IEEE(米国電気電子技術協会)によって定められた認証規格で、主にRADIUSを使 用した認証によってポートベースのアクセス制御を行い、認証にはEAP(拡張認 証プロトコル)を用います。 無線LANは、不正アクセスやなりすましなど、セキュリティ上の危険性が非常 に強く指摘されてきました。これを解決するために有効なユーザ認証規格が IEEE802.1Xですが、最近ではVLANスイッチやVPN装置でもIEEE802.1X対応製品 が増えており、より強固なユーザ認証規格として用途が広がっています。 この規格を使用するには、IEEE802.1Xに対応した (1)RADIUSサーバ (2)RADIUS クライアント(アクセスポイントやスイッチなど) (3)サプリカント(ユーザ端 末ソフトウェア)が必要となります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 参考 ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆アクセンス・テクノロジーと『fullflex』シリーズについて アクセンス・テクノロジーは、2001年8月、RADIUSサーバソフトウェアに関す る研究・開発を行うR&D会社として設立。『fullflex』シリーズのラインナッ プを充実させました。現在は、新規技術開発や自社製品の開発・販売を行って います。 『fullflex』シリーズは、イー・アクセス様、パワードコム様など、大手通信 事業者のサービス約35例以上に、基幹の認証システムとして採用されてきまし た。1サーバで数百万単位のユーザ数を収容する大規模RADIUS製品は、国内で は他に類を見ることができません。 また、企業内などで使用する小~中規模向けパッケージ製品も、業種を問わず 多くのユーザを得ており、安心して導入できるRADIUSとして官公庁や自治体・ 公共団体への導入も増加しています。 アクセンス・テクノロジーはRADIUSのIPv6化を全国に先駆けて行い、Networld+ InteropのIPv6ShowCaseに3年連続出展します。さらにキャリアの商用サービス への導入実績も重ねるなど、新技術を反映させた製品開発にも意欲的に取り組 んでいます。 ユーザ認証はサービスの入口であり、この部分での障害発生はサービスが滞る ことを意味します。 『fullflex』シリーズは、サービスの停止が許されないミッション・クリティ カルな環境で実績を重ね、多くのお客様から支持を得ています。 ◆F5ネットワークスについて( http://www.f5networks.co.jp/ ) F5ネットワークスはIPベースのトラフィックをダウンさせること無く、 Any user, Any device, Anywhereのアクセスを実現します。F5の製品はサーバ とサーバ上にあるアプリケーションへのアクセスに、セキュリティと信頼性を もたらします。 F5はまた、ネットワークとアプリケーション間のコミュニケーションを自動化 し、人手によるネットワーク管理の負荷を軽減します。 インテリジェントロードバランシングの先駆者であるF5は、ビジネスの最適化 とIT投資効果の向上を目指して進化を続けています。そのミッションとして、 企業がビジネスにおいて成功を遂げるために要求されるアベイラビリティ、ス ケーラビリティ、パフォーマンス、そしてセキュリティをシステム全体にわたっ て提供します。現在6,000社にのぼる企業とサービスプロバイダーがF5のソリュー ションを導入しています。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◆ 本件に関するお問い合わせは、下記までお願いいたします ◆ ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 株式会社アクセンス・テクノロジー( http://accense.com/ ) 広報担当:徳川 Tel: 03-5206-7740 Fax: 03-5206-7830 Email: ad@accense.com 〒162-0833 東京都新宿区箪笥町35番 日米TIME24ビル3階 <--- プレスリリース配信元:@Press http://www.atpress.ne.jp/ --->