(印刷用ページ)60名が参加　塗装職人がNo.1を目指し真剣勝負！『第3回塗装技…

報道関係者各位
プレスリリース

2017.10.17 11:30
株式会社プロタイムズ総合研究所

60名が参加　塗装職人がNo.1を目指し真剣勝負！
『第3回塗装技能競技会』開催

外装リフォームを専門に行う株式会社プロタイムズ総合研究所(本社：東京都府中市、代表取締役社長：大友健右)は、塗装職人の技能向上と業界発展を目指したイベント「第3回塗装技能競技会」を2017年10月6日(金)に神奈川県横浜市港北区にて開催しました。

上級競技の左官の様子

本イベントは、株式会社プロタイムズ総合研究所と関連企業の職人が共同で開催。所属組織を超えて職人同士がコミュニケーションを取ることで自身の実力を再認識し、技術向上を図ることを目的としています。

当日の参加者は60名。種目は「初級競技(塗り絵)」「中級競技」「上級競技(リペア・左官)」の3つに分かれており、職人たちのレベル別に競技を行いました。その他には株式会社プロタイムズ総合研究所の女性社員も参加する「調色」や、団体競技「塗装クイズ」「ミニローラー競争」を実施しました。各競技の審査を行うのは、プロタイムズ総合研究所の職人チーム及び関連企業の職人の代表など、一級塗装技能士の資格を所有する10名が審査員を務めました。審査は各競技ごとに減点法で行われ、技術力だけではなく作業の進め方や作業態度も考慮した上で審査を行います。当日はラジオの取材も入り、大いに盛り上がりました。

■競技内容

・個人競技「調色」／制限時間30分

赤・青・黄・白・黒の5色を調合し、規定の色(水色と茶色)を作って塗装する競技です。この競技の難しい点は、塗料が乾くと発色が増して色が変化するため、乾いた後の仕上がりを予測した上で調合しなければならないところです。審査員は「同じ色であっても塗る方向によって光沢の出方が変わり、色が異なって見えてしまう。見本では縦方向に塗装しているので、塗る方向も統一するなどの細やかな配慮も大切だ」と語りました。

・個人競技「初級競技(塗り絵)」／制限時間30分

輪郭だけ描かれたイラストの中に色を塗っていく競技です。この競技の難しい点は、幅があるハケで細部を塗るため輪郭線に塗料がはみ出しやすいところです。ハケを指で押さえ幅を調整しながら塗るなどの工夫が必要です。

・個人競技「中級競技」／制限時間40分

フリーハンドで格子状に直線を引いていく競技です。いかに垂直、水平な線を書くことができるかがポイントになります。

・個人競技「上級競技(リペア・左官)」／制限時間90分

制限時間内に、二つの課題を行います。一つ目は、競技用に傷をつけたサイディングボードに、補修を施す課題です。パテで傷を埋めたあと、塗料で周りの模様となじませ傷を消していきます。

上級者になると、顔を近づけてもどこに傷があったのかわからないほどの仕上がりになっています。二つ目は、指定されたボードにローラーやコテで自由な模様を作り出す左官の課題です。二つの作業を行わなければならない本種目は、双方の完成度だけではなく、スピードや施工姿勢などの工程も見られています。職人の技術やセンス、経験が問われる競技です。

■競技会の様子

今回、「塗装技能競技会」に参加した職人は「周りに注目されながら作業をするので、通常の施工とは異なり独特の緊張感がありました」「所属組織によっても施工姿勢や工程などが異なり、腕のいい職人の技術を取り入れる良い機会だと思う」と感想を述べました。

普段は現場での個人作業も多い上、他社職人とのかかわる機会が少ない閉鎖的な塗装業界ですが、本イベントのような職人達の優れた技能を発表する場を設けることで普段は裏方にいる職人達が主役となり、技能向上だけではなく日々の仕事へのモチベーションを高めることができます。今後も様々なイベントを通し、職人達の技能向上に取り組みます。

■個人競技　受賞者

技能を競う4競技を行い、各競技上位3名を表彰しました。

・調色

1位：三得塗職　鈴木豪太郎氏

2位：龍美建装　金子龍之介氏

3位：笹川塗装　笹川雷太氏

・初級競技(塗り絵)

1位：現場革命チーム　　　　松下智一氏

2位：トゥーマッチペイント　宮越克博氏

3位：笹川塗装　　　　　　　笹川雷太氏

・中級競技

1位：現場革命チーム　安田ルカ氏