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報道関係者各位
プレスリリース

2017.08.17 10:00
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社

フラーレン化粧品原料を販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:林 源太郎)は、東京工科大学 応用生物学部 前田 憲寿教授との共同研究にて、フラーレンが肌の保湿に重要となるセラミドを増加させるメカニズムを確認しました。
この結果は、2017年7月29日-30日にグランフロント大阪で開催された第35回日本美容皮膚科学会総会・学術大会にて発表しました。

セラミドの合成因子量の増加



【背景】
フラーレンはこれまで、シミ・シワ・タルミ等に対する様々な効果が確認されており、トータルアンチエイジングの化粧品原料として多くの化粧品に配合されるようになっています。また、肌の保湿に必要となるセラミドを増加させることも確認されています。
このたび、肌の保湿に対するフラーレンの効果を更に探求すべく、フラーレンがセラミドを増加させるメカニズムについて確認しました。

【セラミドについて】
セラミドは、肌の3大保湿因子の1つで、脂肪酸などから構成されています。この脂肪酸には大きく分けて長鎖脂肪酸とそれ以下の脂肪酸があり、健常なバリア機能を持つ肌では長鎖脂肪酸型セラミドが多いことが知られております。



【研究結果】
■フラーレンによりセラミドの合成因子の量が増加
https://www.atpress.ne.jp/releases/135446/img_135446_1.jpg
三次元培養表皮モデルを使用し、フラーレンの添加の有無による、セラミド合成の鍵となる酵素(SPTLC2;セリンパルパルミトイルトランスフェラーゼ2)の合成因子(mRNA)の発現量への影響を測定しました。その結果、フラーレン添加によりSPTLC2の合成因子発現量が増加する傾向が認められました。


■フラーレンにより長鎖脂肪酸を持つセラミドの合成因子の量が増加
https://www.atpress.ne.jp/releases/135446/img_135446_2.jpg
さらに三次元培養皮膚モデルを使用して、フラーレンの添加の有無による、長鎖脂肪酸型セラミドの合成に必要となる酵素「セラミドシンターゼ2」の合成因子(mRNA)の発現量への影響を測定しました。
その結果、フラーレン添加によりセラミドシンターゼ2の合成因子の発現量が増加する傾向が認められました。


これらの結果から、フラーレンは、セラミド及び特に重要な長鎖脂肪酸型セラミドの合成に必要となる因子の量を増やすことにより、セラミドを増やし肌の保湿を実現することがわかりました。
フラーレンは優れた抗酸化力により、シミ・シワ・タルミに加え保湿にも効果を発揮するトータルアンチエイジング化粧品原料として、今後益々の広がりが期待されます。


■会社概要
社名      : ビタミンC60バイオリサーチ株式会社
代表取締役社長 : 林 源太郎
所在地     : 東京都中央区八重洲1-3-19 辰沼建物ビル9F
URL       : http://www.vc60.com/
フラーレン美ラボ: https://fullerene-beauty.com/

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