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報道関係者各位
プレスリリース

2017.07.31 10:00
ナレッジオンデマンド株式会社

アイティメディア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大槻 利樹、東証マザーズ、証券コード:2148)子会社のナレッジオンデマンド株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:宮下 知起、以下「ナレッジオンデマンド」)は、ドキュメント作成・管理・配布ソリューション「WikiWorks」の拡張版開発のため、テックビューロ株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:朝山 貴生、以下「テックビューロ」)のブロックチェーン製品「mijin(R)」の適用検証を、2017年7月31日に開始します。ブロックチェーンを使ったドキュメント改訂履歴管理と恒久記録は世界でも初めての試みです。

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■複数ユーザーによるドキュメント改訂履歴を、ブロックチェーンで恒久記録。拠点間でのドキュメント活用やチーム作業効率化を推進。

メーカーが提供する仕様書や取扱説明書、サービスマニュアルなどのドキュメント制作は、未だICT化が進んでおらず、バージョン管理が属人的な手法で行われ、過去の設計資産や製品間で共通するドキュメントの活用が課題となっています。さらに近年は製品開発体制の小規模・分散化が進んでおり、複数拠点の担当者による編集が行われる中、全体の進捗管理・内容の整合性・改訂管理が極めて困難な状況となっています。この課題を解決すべくナレッジオンデマンドは豪アトラシアン社の企業向けWiki「Confluence」を拡張した「WikiWorks」を2015年に発売し、大手製造業・大手金融業に導入してきました。

ナレッジオンデマンドは「mijin(R)」を用い、ドキュメントを章やトピック単位に分け、その作成日付や修正・複製・引用・他ドキュメントとの共通化など利用・改訂履歴をブロックチェーン上に記録し、改ざん不可能な形でトレース可能とする、生産性と社内資産活用の向上を目的としたWikiWorksの機能拡張の実現性を検証します。
拡張機能は、誰がいつドキュメントを改訂したかの履歴が重要視される社内文書や、ドキュメントの法的エビデンス化、公的文書を管理する官公庁など、幅広くニーズがあると期待され、またドキュメントそのものの付加価値を高めるものです。

新バージョンは株式会社リコーに対し、導入済みのWikiWorksのバージョンアップとして提供が決定しています。なお、ブロックチェーンを活用したコンテンツ管理機能はConfluence単体や、さまざまなグループウェア・文書管理ソフトにも組み込める仕組みで構築します。Confluenceはグローバルで3万社の導入実績を持ち、特に米国ではフォーチュン500企業の8割が採用しています。国内でも大手製造業、通信、小売などが幅広く採用しており、将来はこれらのConfluenceユーザー企業にも、ブロックチェーンを活用したコンテンツ管理機能を販売していく予定です。加えて、グループウェアや文書管理ソフトウェアのベンダーに、本機能をOEM提供することを視野に入れています。


■「mijin(R)」の役割
「mijin(R)」は、非改ざん性とユーザー認証・暗号化に優れたプライベート型ブロックチェーン製品です。アプリケーションとの接続性が高く、データ送受信がシンプルに行えるのが特徴です。既存アプリケーションの機能追加時にも「mijin(R)」を用いることで、最低限の作業で迅速にブロックチェーンを導入することができ、大幅な工数・時間・コストの削減が期待できます。完全な分散ブロックチェーン・ネットワークを構築可能なため、グローバルに事業を展開するエンドユーザーが利用するアプリケーションやシステムの、高可用性を持つバックエンドとして活用できる製品です。


■ナレッジオンデマンド株式会社について( http://www.kodnet.co.jp/ )
ナレッジオンデマンドは、技術文書や企業内文書の作成・共有プロセスのICT化、製品マニュアル・業務マニュアルの電子化を専門とするドキュメント専業のシステムインテグレーターです。アトラシアン社「Confluence」をプラットフォームに用い、文書の作成・共有・配布をエンドツーエンドで実現する「WikiWorks」、技術文書標準規格DITAに対応した「Smart.DITA(R)」などの開発・販売を行っています。

・会社概要
会社名 : ナレッジオンデマンド株式会社
代表者 : 宮下 知起(代表取締役)
設立年月: 2005年8月
所在地 : 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル13F
資本金 : 1億850万円(資本準備金含む)
事業内容: ドキュメント作成・管理・配布ソリューション「WikiWorks」の開発・販売、技術文書標準規格DITA対応の文書作成ソリューション「Smart.DITA(R)」の開発・販売、アトラシアン社製品「Confluence」「JIRA」の販売

※Smart.DITAは、ナレッジオンデマンド株式会社の登録商標です。


■WikiWorksについて( http://www.kodnet.co.jp/products/wikiworks/ )
WikiWorksは、製品やサービスのマニュアルを複数人のチームで管理・編集することに特化したソフトウェアです。基盤となるエディターとして、企業向けのWikiである豪アトラシアン社のConfluenceを採用したことで、Web対応が容易で、柔軟なチームドキュメンテーションを可能にしています。ナレッジオンデマンドが独自に開発したWikiWorksを組み込むことで、ドキュメント制作のワークフローを最適化し、これまでのツールに比べ格段に短期間のリードタイムで、チームで効率的にマニュアルの制作・管理を行うことができます。完成後はワンアクションでHTML、Word、PDF形式でのマルチアウトプットが可能です。


■テックビューロ株式会社について( http://techbureau.jp/ )
テックビューロは、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアとサービスを開発しているクリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)で、仮想通貨取引所Zaif(R)とプライベートブロックチェーン製品mijin(R)を提供しています。

・会社概要
会社名 : テックビューロ株式会社
代表者 : 朝山 貴生(代表取締役)
設立年月: 2014年6月
所在地 : 大阪府大阪市西区西本町1-4-1 オリックス本町ビル4F
資本金 : 8億3,013万円(資本準備金含む)
事業内容: 仮想通貨取引所Zaif(R)の運営、企業トークン発行支援Zaica、ブロックチェーン製品mijin(R)の開発販売


■mijin(R)について( http://mijin.io/ja/ )
mijin(R)は、国際的なブロックチェーンプロジェクトであるNEM(ネム)のコア開発チームがテックビューロに合流して新たに開発され、2015年9月に汎用プライベートブロックチェーン製品としてリリースされて以来、300社以上に導入されています。mijin(R)は世界で唯一マルチシグとマルチアセット勘定をプロトコルレベルで実装している他、単一障害点のない、ゼロダウンタイムのピュアP2Pネットワークを安価に実現できます。

※ Zaifおよびmijinは、テックビューロ株式会社の商標登録です。

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