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報道関係者各位
プレスリリース

2017.05.31 15:00
株式会社ウェルビー

ともながクリニック糖尿病・生活習慣病センター(東京都新宿区、院長・医学博士:朝長 修)は、2017年5月18日開催の第60回日本糖尿病学会年次学術集会(愛知県名古屋市、会長:愛知医科大学医学部内科学講座糖尿病内科教授 中村 二郎)において、「Personal Health Record(PHR)を用いた糖尿病患者の生活改善の試み」の演題にて発表を行いました。

【利用アプリ】Welbyマイカルテ



糖尿病の治療には、食事や運動など生活習慣の改善が不可欠ですが、日々の生活に追われ、自身の健康は二の次、症状が悪化傾向をたどる患者が多くみられます。そのような患者でも、毎日携帯しているスマートフォンを用いたアプリであれば、Personal Health Record(以下、PHR)を気軽に行えるのではないかと考え、アプリが患者の動機づけ、意識変容、行動変容に繋がり、自己管理のサポート効果があるかを検討しました。なお、調査にあたっては、株式会社ウェルビー(東京都中央区、代表取締役:比木 武、以下 ウェルビー)のPHRアプリが使用されました。

本調査の結果から、医療機関と情報を共有することで“見られている”という意識が働き、モチベーションの向上に役立ったと思われる結果が出ました。また、当該PHRについては調査実施後も77%の患者が継続してウェルビーのPHRによる自己管理を継続しており、一定の継続利用につながる受容度がうかがえます。

今回の調査の主な結果は以下の通りです。
■目的
糖尿病の治療には、食事や運動など生活習慣の改善が必要不可欠だが、日々の生活に追われ、自身の健康は二の次、症状が悪化傾向をたどる患者が多い。そのような患者でも、毎日携帯しているスマートフォンを用いたアプリであれば、Personal Health Record(以下 PHR)を気軽に行えるのではと考えた。アプリが患者の動機づけ、意識変容、行動変容に繋がり、自己管理のサポート効果があるかを検討した。

■方法/利用アプリ
・血糖コントロール不良な患者に、糖尿病や生活習慣病の患者向けに開発されたアプリ「Welbyマイカルテ」の利用を勧めた。
・アプリ利用時にアンケート調査を行い、アプリ使用前後の意識や行動の変化を聞いた。

■結果および考察
・「血圧や体重測定が習慣となり、日々の生活を見直すきっかけとなった」、「食事を意識するようになった」などの声が多かった。医療機関と情報を共有することで“見られている”という意識が働き、一人ではない心強さとモチベーションの向上にも役立ったと思われる。
・PHRは患者の自己管理のサポートに効果があった。当院の通院患者は50歳代の男性サラリーマンが多くを占め、デジタルツールの利用が比較的受け入れやすいこともあっただろう。ただ、多忙などを理由に中断する患者も多い。PHRを継続できるよう、医療スタッフが積極的に患者と関わることも大切である。


【会社情報】
◇株式会社ウェルビーについて
ウェルビーは、PHR(Personal Health Record)サービス提供企業として、慢性疾患の患者さんを対象とする、治療支援デジタルサービスの企画・開発・運用をしています。
提供するPHRサービスの一つ「Welbyマイカルテ」は、糖尿病などの患者さんを対象に、血糖値や血圧などの自己管理を支援するスマートフォン向けアプリです。医療機器メーカーと連携することで、各計測機器のデータをアプリへ反映するなど、治療支援のためのPHRサービスとして利用されています。また、大手製薬企業と共同で企画し、ウェルビーが運営するPHRサービスも数多くあり、糖尿病やがん系疾患、中枢神経系領域など、幅広い領域でPHRサービスを提供しています。
ウェルビーは、2011年からPHRサービスを提供するノウハウを活かし、医療機関、製薬・医療機器メーカーと患者さんをつなぐPHRサービスの総合プラットフォームとして、日本のPHRサービスをリードしています。

●社名   : 株式会社ウェルビー
●代表者  : 代表取締役 比木 武(ひき たける)
●本社所在地: 東京都中央区日本橋本町3-8-3 東硝ビル5階
●設立年月日: 2011年9月
●事業内容 : 患者向け治療支援デジタルサービス(PHR)の企画・開発・運用
●URL    : https://welby.jp/

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