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報道関係者各位
プレスリリース

2017.04.21 16:00
ダイキン工業株式会社

ダイキン工業株式会社は、全国300人のエアコンユーザーを対象に正しい試運転方法の理解度をはかる調査「エアコン スイッチオンテスト」を実施しました。全11問の選択式テストで正解率は47.7%という結果に。調査では理解度テストのほか、エアコンの試運転や点検・修理に関するアンケートも実施。エアコンの試運転に関する設問ではまだまだ理解度が低い実態が浮き彫りになり、夏本番前のエアコン試運転の必要性の啓蒙をますますはかるべき結果となりました。

エアコン スイッチオンテスト結果
エアコン スイッチオンテスト結果

【調査結果サマリー】
・ポイント1
最も正解率が低かったのは、「点検・修理の問い合わせが最も増える7月の問い合わせ増加率」
・ポイント2
エアコンが壊れて点検や修理を依頼した経験がある人の8割が「夏になって冷房を使いはじめて」
・ポイント3
点検・修理を依頼した際に困ったことの多くは、「修理の日程調整や修理までの待ち時間」


■正解率47.7%。過半数が正しいエアコンの試運転方法を知らない結果に。
全国300人のエアコンユーザーを対象に正しい試運転方法の理解度をはかる「エアコン スイッチオンテスト」を実施。その結果、全11問の選択式テストで全体の正解率は47.7%という結果に。設問ごとに見ると、最も正解率が低かったのは、「点検・修理の問い合わせが最も増える7月の問い合わせ増加率」に関する設問で11.7%。そのほか「試運転の際の温度設定」17.0%、「試運転時間の目安」23.0%と、エアコンの試運転に関してはまだまだ理解度が低い実態が浮き彫りになりました。

・エアコン スイッチオンテスト結果
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_1.png

<専門家からのアドバイス>
「エアコンの試運転は“冷媒ガスの循環”と“結露水の発生”までしっかりと。」
7月に問い合わせが増えるのは、シーズンに入って暑くなってから初めて運転される方が多数であるからと思われます。オフシーズンのうちに試運転を行って、本格シーズンに備えるといった習慣を、ぜひおすすめしたいと思います。エアコンの試運転は、室内機の運転確認のみでなく、室外機の圧縮機が運転するかまで確認しなければ、試運転を行ったとは言えません。エアコン内部には、熱を吸収する冷媒ガス(体でいう血液)が流れており、この冷媒を圧縮機(体でいう心臓)が循環をさせていますが、この冷媒ガスが、内部の循環回路を一巡しないと、運転したことにはならないからです。また、室内機の水漏れなどの不具合発見に至るまでには、この冷媒ガスの循環が安定し、室内機内部に結露水(体でいう汗)が発生するまでに、30分程度の運転が必要です。室外への排水管から水が出てくるかを目安にしてください。


■エアコンの試運転は7割が経験なし。その理由は「やり方が分からない」
エアコンの試運転チェックの経験は「経験あり」が30%、「経験なし」が70%と、試運転経験が7割もないという結果に。試運転をしたことがない人にその理由を聞いたところ、1位「やり方が分からないから」37.1%、2位「必要がないと思うから」24.8%、3位「まだ新しいから」18.1%となり、その方法や必要性への理解が低いことが原因となっているようです。

・グラフ「エアコンの試運転チェック経験」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_2.jpg
・グラフ「試運転チェックをしない理由」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_3.jpg


■エアコンの点検や修理を依頼した経験者の8割が「夏になって冷房を使いはじめて」
エアコンの点検や修理の依頼経験は25.3%が経験あり。依頼経験がある人に、エアコンが壊れたり、おかしいと感じたタイミングを聞くと、81.6%が「夏になって冷房を使いはじめて」と回答。「毎日使っているうちに」11.8%、「冬になって暖房を使いはじめて」6.6%と続きますが、大多数が夏になって冷房を使用した時にエアコンの不調に気づいています。

・グラフ「エアコンの点検・修理経験」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_4.jpg
・グラフ「エアコンに異変を感じたタイミング」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_5.jpg

<専門家からのアドバイス>
「故障を減らすためにも、外気温が低い時期に試運転するのをおすすめ。」
試運転の方法は至って簡単!少し気温の高い日に、冷房モードにして、温度を最低温度に設定するだけです。家庭用のエアコンは、他の家電製品と同様に捉えられ、試運転の必要性をなかなか感じていただけないのですが、室外機の圧縮機内部には金属の精密部品が使われております。また、エアコンにはオフシーズン(使わない期間)があります。このような機械製品においては、いきなり100%の負荷をかけて運転をすると、思わぬ不具合発生につながることがあります。(これは自動車のエンジンが冷え切った状態で、いきなり高回転で運転するとエンジン内部に損傷影響がある、といったことと同様です)このようなことから、夏本番をむかえる前の外気温度が比較的低い時期の冷房運転は、製品にもやさしく、この時期での試運転を特におすすめしています。


■エアコンが壊れた具体的な内容、1位「冷風が出なくなった」40.8%、
 2位「水漏れするようになった」18.4%、3位「電源は入るが動かなくなった」11.8%
エアコンの点検・修理依頼経験者にその具体的内容を聞きました。1位「冷風が出なくなった」40.8%、2位「水漏れするようになった」18.4%、3位「電源は入るが動かなくなった」11.8%、4位「異音がするようになった」9.2%、5位は同率6.6%で「電源が入らなくなった」「運転直後にすぐ止まるようになった」「時々運転が止まるようになった」「温風が出なくなった」という結果に。夏になって冷房を使いはじめてからエアコンの不調に気づくことからも、エアコンの冷房機能に関する点検や修理が多いことが分かります。

・グラフ「エアコンが壊れた具体的内容」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_6.jpg


■エアコンの点検修理で困ったことの多くは「修理の日程調整や修理までの待ち時間」
 「暑い盛りのため訪問にすぐにきてもらえない」「土日の予約がとりにくい」などの声も。
点検修理を依頼した際に困ったことは、「修理の人が来るまでに時間がかかった」27.6%、「来てもらう日の調整に困った」26.3%、「その日に直らなくて使用できなかった」21.1%と、その多くが修理の日程調整や修理までの待ち時間に関すること。自由回答で具体的に困ったことを聞いてみると、「暑い盛りのため訪問にすぐにきてもらえない(58歳男性)」「土日の予約がとりにくい(40歳女性)」「自分の都合と業者のスケジュールをあわせることが難しかった(63歳男性)」といった悩ましい声が。夏の時期は点検修理が込み合うため、早めのエアコン試運転チェックをすることの重要性が感じられる結果となりました。

・グラフ「点検・修理の際困ったこと」
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/img_126789_7.jpg


<調査概要>
調査期間:2017年4月5日~6日
調査手法:インターネット調査(ネオマーケティング調べ)
集計数 :全国の「エアコンを使用する」という20代以上の男女300人


<エアコンの試運転や家庭でできる節電方法については「エアコンスイッチオン」サイトをチェック!>
http://www.daikincc.com/campaign/switch-on/


■灼熱の夏を迎える“前”が肝心。5月~6月前半に試運転“エアコンのスイッチオン!”
https://www.atpress.ne.jp/releases/126789/att_126789_2.pdf

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