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報道関係者各位
プレスリリース

2017.04.13 10:30
株式会社ミルウス、公立大学法人広島市立大学、サイバートラスト株式会社、株式会社デジオン

 北大発ベンチャー認定※1の株式会社ミルウス(本社:札幌市中央区、代表取締役社長:南 重信、以下 ミルウス)、サイバートラスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利、以下 CTJ)、株式会社デジオン(本社:福岡市早良区、代表取締役社長:田浦 寿敏、以下 デジオン)は、多様なセンサ群で測定した、“人=身体”と“物=機器等”に関わる生体・行動・環境・稼働※2等の情報(以下 健康情報)を、SeeQVault(TM)※3規格等のセキュアな情報保護を実現するメモリーカードをはじめとする記録媒体に、改竄困難なデータとして貯蓄し、著作権保護管理機能を有した有効期限付きパケットとして配付する、より高度な個人情報の保護が求められるIoT時代にマッチした健康情報管理プラットフォーム「健康情報通帳(TM)※4“miParu(TM)(ミパル)※5”」構想を発表し、併せて必要な技術開発(以下 本技術開発)を公立大学法人広島市立大学※6(所在地:広島市安佐南区、学長:青木 信之、以下 広島市立大学)と共同で実施することに合意(以下 本合意)しました。
 ミルウスが提唱する、健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”構想をベースとし、広島市立大学の次世代無線通信技術、CTJの電子証明技術等、デジオンの著作権管理技術等を融合することで、早期の実用化を目指します。
 なお、Medtec Japan 2017※7にて、健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”及び本合意に関わる展示等を行います。

[図1]健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”プラットフォームのイメージ
[図1]健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”プラットフォームのイメージ

※1.「北大発ベンチャー認定制度」は、国立大学法人北海道大学(以下 北海道大学)の研究シーズの実用化を加速することにより、日本経済、地域経済への貢献を行っていくことを目的に創設された制度です。詳しくは、下記「北大発ベンチャー認定制度」サイトを参照下さい。
http://www.mcip.hokudai.ac.jp/cms/cgi-bin/index.pl?page=contents&view_category_lang=1&view_category=1584

※2.機器に関わる健康情報とは、例えば、異音等不具合を検出する非破壊検査測定情報や、事故の防止に役立つ自動車の操作に関わる情報等のことです。

※3.SeeQVault(TM)は、放送録画用に使用されている高度なコンテンツ保護方式で、NSM Initiatives LLCの商標です。

※4.ミルウスより商標登録出願済です。

※5.“My Information Passbook & Archive for Reliable Utilization”の略。ミルウスより特許及び商標登録出願済です。

※6.担当部署は、大学院 情報科学研究科 医用情報通信研究室(代表者:田中 宏和(教授))です。

※7.2017年4月19日~21日に、東京ビッグサイトで開催される「Medtec Japan 2017」のミルウスブース(#4604=各社共同出展)及び広島市立大学ブース(#4503)にて、展示及び説明セミナーを行います。
http://www.medtecjapan.com/ja/exhibition_abstruct_ja
併せて、健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”コンセプト等についてミルウス代表の南が、同時併催の「ヘルスケアIT2017」のセミナー(4月19日の[A-1])にて講演します。
https://ubmjapan-group.com/healthcarejapan/seminar/


【“miParu”の概要】
 「健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”(以下 “miParu(TM)”)」の概要を以下に説明します。[図1]
 利用者(以下 情報オーナ)が所有管理するメモリーカード等の記録媒体(以下 記録媒体)に、仮想センサ“miruWs(R)※8(後述)”で連続取得した健康情報に関わるデータを、SeeQVault(TM)等の改竄困難な技術的仕様※9により記録日時等付きの“マスタ”データとして逐次保存します。そして、利活用に必要なデータに限定して“コピー”し、著作権等の管理情報を付与して、情報オーナが指定する有効期限付きで、情報オーナが許諾した健康情報活用機関やサービス等のみへの配布を行えるものです。
 これにより、活用後は、健康情報を任意もしくは自動的に消去するなどして、情報オーナの意思に反する個人情報の保管や利用・流通を防止することができるなど、収集(測定)~伝達(統合)~貯蓄(記録)~配付(活用)の一連にわたり、健康情報の秘匿性を高めることで、安心・安全な活用を実現します。

※8.miruWs(R)はミルウスの登録商標です。

※9.健康情報データ・認証プログラムの改竄検出にはハッシュを用います。鍵はメモリーカード・管理サーバに秘匿して保管し、定期的にチェックを行い、異常時には通知・バックアップ復元等を実施します。


【“miruWs(R)”の概要】
 仮想センサ“miruWs(R)”は、北海道大学 大学院 情報科学研究科 メディアダイナミクス研究室(所在地:札幌市北区、代表者:長谷山 美紀(教授))と、広島市立大学 医用情報通信研究室が共同開発※10した、多様なセンサ群による測定情報をシームレスに統合する測定情報マネジメント技術スキームの総称です。
 ミルウスが提唱する“miParu(TM)”は、“miruWs(R)”に、秘匿性等を担保できるCTJ、デジオン両社推進のセキュリティ技術及び著作権保護技術(DRM)等を適用するもので、IoT領域での、安心・安全な健康情報の測定から配付までを担うシステム等のワンストップ構築に寄与します。

※10.開発に際しては、一部、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けています。


【各社・機関の役割】
本合意のもと今後の各社・機関の役割は以下の通りです。
<ミルウス>
“miParu(TM)”コンセプトの提唱者
“miParu(TM)”及び“miruWs(R)”IPの企画・開発、ライセンス等含めた運用・管理、国内外での同IPの普及促進等

<広島市立大学>
仮想センサに関わるBody Area Network(BAN)などの次世代無線通信技術の開発

<CTJ>
本技術開発を受けた、セキュアIoTプラットフォームへの活用・展開

<デジオン>
DiXiM DRM及びSeeQVault(TM)のmiParu(TM)への応用とアプリ開発


【各社・機関の概要】
■ミルウスについて
 多様な生体情報(バイタルサイン)センサで測定したデータを統合的に伝達することで、日常生活での無意識・シームレスな生体情報収集を可能にする、仮想センサ“miruWs(R)”を構築。さらに、測定データを安全に貯蓄し、安心して活用できる「健康情報通帳(TM)“miParu(TM)”」テクノロジーも提供し、医療・健康情報サービス等の“利用者ファースト”視点での展開をワンストップでサポートする、2016年設立の北大発ベンチャー認定企業(No.13)です。
[本社]
〒060-0061 札幌市中央区南1条西16丁目1番地323号 春野ビル3F
[東京・町田事業所]
〒194-0013 東京都町田市原町田2丁目4番3号 スカイバレス町田307
http://miruws.com/


■広島市立大学 大学院 情報科学研究科 医用情報通信研究室について
 Body Area Network(BAN)を用いた医療・ヘルスケア・介護クラウドシステム、生体センサシステムによる医療・ヘルスケアシステム及び多機能ウェアラブルバイタルセンサとウェアラブルマルチ伝送システム、及び無線通信技術とデータ解析技術等の研究と開発等を行っており、情報通信技術と医療・医学との融合による新たなワイヤレス医療ヘルスケアの創生を目指しています。
[所在地]
〒731-3194 広島市安佐南区大塚東3-4-1
http://mict.info.hiroshima-cu.ac.jp/


■CTJについて
 20年にわたり電子署名法とWebTrustに準拠した国内のデーターセンターによる公開鍵基盤(PKI)による、SSL サーバー証明書、マネージドセキュリティサービス、端末認証サービス、脆弱性診断、セキュリティコンサルテーションなど、ネットワーク社会におけるセキュリティサービスおよびマイナンバーカードと公的個人認証サービスを用いた、オンラインでの本人確認、所在確認、生存確認サービスを提供。
 さらに、低コストで最高レベルのセキュリティ要件を満たすIoTサービスを実現する「セキュアIoTプラットフォーム」により、極めて機密性の高い生体情報も安心安全な環境でやり取りを実現します。
[所在地]
〒107-6030 東京都港区赤坂1丁目12番32号 アーク森ビル30階
[TEL]
0120-957-975
https://www.cybertrust.ne.jp


■デジオンについて
 株式会社デジオンは、ネットワーク、マルチメディア、セキュリティに強みを持つソフトウェア開発メーカーであり、特に、ホームネットワーク分野において同社製品ブランドであるDiXiMによって確固たる地位を築いたリーディングカンパニーです。1999年に設立。福岡本社のほか、東京にブランチオフィスを設け、その製品は日本および海外のモバイル機器・家電機器・パソコンメーカーでご採用いただいています。
[本社]
〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜2-3-8 RKB放送会館6F
[東京オフィス]
〒107-0052 東京都港区赤坂2-19-4 FORUM赤坂9F
http://www.digion.com/


※本リリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、本リリース発表各社・機関、または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。

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