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報道関係者各位
プレスリリース

2017.01.10 13:00
株式会社エーピーコミュニケーションズ

株式会社エーピーコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内田 武志、以下「当社」)は、この度、ローカルディスクとクラウド上のオブジェクトストレージ(*1)を自動連携させるとともに、ローカルディスク上のファイルをショートカット化することでローカルディスク使用量を圧縮するアプリケーション『Fuelune』を、2017年1月10日に提供開始いたしました。

Fueluneロゴ
Fueluneロゴ

『Fuelune』: http://www.ap-com.co.jp/ja/fuelune/


◆従来のクラウドストレージサービスとの違い
従来のクラウドストレージサービスにおいて、ローカルディスクとクラウドストレージを同期させるには、その両方に同サイズのファイルを保持する必要があります。このため、データが増えるとそれに応じてローカルディスクも増設する必要がありました。

一方『Fuelune』( http://www.ap-com.co.jp/ja/fuelune/ )は、ファイルを自動でクラウド上のオブジェクトストレージに保存すると同時に、ローカルディスク上のファイルサイズをわずか1キロバイト以下のショートカットファイルに変換します。これにより、ローカルディスクの容量を大幅に節約することが可能となり、データが増えた際にもローカルディスクの増設はほぼ不要となります。

<従来サービスとの比較>
https://www.atpress.ne.jp/releases/119090/img_119090_2.png

また、ショートカット化されたファイルを利用する際は、ショートカットファイルをクリックすることで、クラウド上のオブジェクトストレージからデータが自動で転送され、ローカルディスクのショートカットファイルがオリジナルファイルに変換されます。このため、ユーザーはクラウドストレージ専用アプリケーションやコンソール画面などにアクセスすることなく、クラウド上にデータを保存していることを意識せずに、ファイルをお使いいただけます。

下記のような利用シーンにおいては、特に高い効果を発揮します。
・既存システムのバックエンドで容量の大きな画像、動画などを扱っている場合。
・利用頻度は低いが廃棄することのできないデータを多く保持している場合。

<システム構成>
https://www.atpress.ne.jp/releases/119090/img_119090_3.jpg


◆『Fuelune』開発の背景
企業が保有するデジタルデータ量は増加の一途を辿っており、ビックデータの活用やIoTの普及、法規制によるコールドデータの長期保存などにより、今後も爆発的な増加が見込まれています。また、保存されるデータの種類も電子メールや画像、動画などのように多様化しています。
このように年々増加する多種多様なデータ全ての保管を、お客様がお持ちのファイルサーバで継続していくことは運用面やコスト面において現実的ではありません。
これらを解決するソリューションとして、急速なデータ増加に対応できるスケーラビリティ(拡張性)を持ち、多種多様なデータの保存に適しているクラウド型オブジェクトストレージサービスのニーズが増大しています。
一方、オブジェクトストレージにはユーザビリティの面で課題があります。これらを解決することで、ユーザーに意識させることなく、無制限に拡張できるクラウド型オブジェクトストレージサービスを活用することを可能とし、増加し続けるデータの管理に対するお客様のコストを大幅に低減することを目指しました。


◆概要
製品名   : Fuelune (ふえるん)
ホームページ: http://www.ap-com.co.jp/ja/fuelune/


◆主な機能
○バックアップ
・ファイルをクラウド上のオブジェクトストレージにバックアップし、障害時に備えます。
○アーカイブ
・ファイルをショートカット化し、ローカルディスク使用量を圧縮します。
○ファイル閲覧
・ショートカット化されたファイルを実ファイル(閲覧可能状態)に戻します。
○ファイル世代管理
・ファイルの世代管理を行います。
○管理機能:各種設定
・バックアップ・アーカイブターゲットディレクトリの設定や、利用するクラウド上のオブジェクトストレージの設定などが可能です。
○管理機能:リストア指示
・ファイルをある時点の世代に戻します。
○ActiveDirectoryに対応可能
・ショートカット化されたファイルについても、ACL設定を引き継ぎます。


◆推奨動作環境
○Fuelune アプリケーション (Windowsサービスアプリ)
Windows Server 2008 R2 以降
※推奨スペックについては、ご利用用途や頻度により異なるため、お問い合わせください。
○Fuelune管理サーバ
Java 8/PostgreSQL 9.5
※OSについては、上記ミドルウェアが動作する環境であれば可。Linux/Unix OS 推奨。
※推奨スペック/構成については、ご利用用途や頻度により異なるため、お問い合わせください。
○オブジェクトストレージ
Amazon S3 API対応(別途契約が必要)
※転送量課金が必要なオブジェクトストレージを利用される際は、別途転送量課金が必要となりますので、ご注意ください。


◆非推奨/制限事項
・1ファイルに対して大量のI/O(入出力)が発生するファイル(DBファイル、システム/アプリログ、定期的にアクセスするファイルなど)での利用
・シャドウコピー(*2)の利用
・ウイルス対策ソフトなど、全ファイルを走査するようなアプリの利用
・Windows インデックス検索機能の利用
※詳細については、お問い合わせください。


*1:オブジェクトストレージとは
オブジェクトストレージはデータを「オブジェクト」という単位で扱う記憶装置のことを指す。
ディレクトリ構造で管理するファイルストレージとは異なり、データサイズやデータ数の保存制限がないため、大容量データの保存に適している。

*2:シャドウコピーとは
ある時点でのファイルの複製を自動的に作成し、専用の領域に保管する機能。


◆株式会社エーピーコミュニケーションズ 会社概要
当社は、最新技術に精通し、「お客様が満足すればするほど、我々もベネフィットを得ることができる構図」を創出することができる「NeoSIer(ネオエスアイヤー)」として日本のSI業界を活気に満ちた面白い業界にすることを目指す、マルチエンジニア集団です。

会社名 : 株式会社エーピーコミュニケーションズ
代表者 : 代表取締役社長 内田 武志
所在地 : 東京都千代田区鍛冶町2-9-12 神田徳力ビル3F
設立  : 1995年11月
事業内容: 一次請け・レベニューシェアでの請負によるシステムの提案、
      開発、保守、ECサイト構築・運営、
      新規サービスの企画・開発、キャリア・ISP・DC向けSI・BPOサービス
URL   : http://www.ap-com.co.jp/


【商標名称などに関する表示】
*エーピーコミュニケーションズ及び「APCommunications」ロゴは株式会社エーピーコミュニケーションズの商標または登録商標です。
*記載されている会社名及び商品名/サービス名は、各社の商標または登録商標です。

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