印刷する

報道関係者各位
プレスリリース

2016.10.25 09:30
Prix Pictet事務局 Candlestar

国際写真賞「Prix Pictet(プリピクテ)」の東京巡回展が、2016年10月27日(木)まで東京・表参道BANK GALLERYにて開催中です。6回目となる今年のテーマは『Disorder(混乱)』。最優秀賞に選出されたフランス人写真家のValerie Belin(ヴァレリー・ベラン)の作品を含む12名の作家による計38点の作品が展示されています。東京での展示は、昨年の『Consumption(消費)』をテーマにした巡回展に続き、2回目となります。
また2017年には2回目となる「Prix Pictet Japan Award」の実施が決定いたしました。

(C) Valerie Belin, Still life with pearls, 2014
(C) Valerie Belin, Still life with pearls, 2014

■「Prix Pictet Japan Award」について
2015年の展示では、日本人作家を対象にした「Prix Pictet Japan Award(プリピクテジャパンアワード)」が創設され、2008年のPrix Pictet創設以来ノミネートされた日本人作家の中から写真家の菊地智子がグランプリを受賞しました。「Prix Pictet Japan Award」は森美術館の館長である南條史生氏が審査委員長を務め、ノミネートされた時点で40歳以下であることが条件となります。この賞は、日本とスイスの友好関係を深める文化的貢献活動を目的とするプライベートファウンデーションが支援しています。

菊地智子は、受賞作の『The River』シリーズで、2013年の春から夏にかけて、長江、黄河を含む中国全土の川で働く中国人労働者たちを取り囲む、常に変化し続ける経済、社会、環境に対しての現実を撮影しました。

また、去る10月20日に開催された『Prix Pictet -Disorder(混乱)』展のプライベートビューのスピーチでは、Prix Pictet代表のステファン・バーバー氏より、2017年に第2回「Prix Pictet Japan Award」が実現されることについて正式発表がありました。


■国際写真賞「Prix Pictet」とは
国際写真賞「Prix Pictet」は、1805年にスイス・ジュネーブで創業された資産運用・管理サービスを提供しているピクテ・グループによって、2008年に創始されたものです。以来、Prix Pictetは昨今の緊迫した社会問題や環境問題に寄与する優れた写真家とその作品を紹介することで、世界的に認知されてきました。毎年決められたテーマのもと、およそ300人のノミネーター(写真のプロフェッショナル)が推薦する約700名の写真家がノミネートされ、最終審査員の審査を経て各賞が発表されます。

10月27日まで開催する『Prix Pictet -Disorder(混乱)』展は東京の後、ダブリン、ハンブルグ、サンディエゴ、バルセロナへと巡回します。

7回目となる次回のテーマは『Space(宇宙・空間)』。12名の最終候補者の名前は2016年11月10日にパリで、最優秀賞受賞者は、2017年5月4日にロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館にて発表されます。


■開催概要
開催名 : 国際写真賞『Prix Pictet -Disorder(混乱)』東京巡回展
開催日時: 2016年10月21日(金)~10月27日(木) 午前11時~午後8時
会場  : BANK GALLERY
      〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目14-5
料金  : 無料
URL   : http://www.jp.prixpictet.com

<展示作家>
ヴァレリー・ベラン(フランス)、イリット・アゾレイ(イスラエル)、マシュー・ブラント(アメリカ)、マクシム・ドンデュック(ウクライナ)、アレクサンドリア・ファツィーナ(イギリス)、オリ・ガーシュト(イスラエル)、ジョン・ゴセージ(アメリカ)、ピーター・ヒューゴ(南アフリカ)、ギデオン・メンデル(南アフリカ)、ソフィー・リステルユベール(フランス)、ブレント・スタートン(南アフリカ)、ヤン・ヨンリャン(中国)

印刷する