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プレスリリース

2016.08.09 11:00
ジボダン ジャパン株式会社

ジボダン ジャパン株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:ファブリツィオ・ラホ)は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニー、ジボダン社(スイス)が2016年度上期(1月1日から6月30日まで)のグローバルベースの決算を公表したと発表しました。

ジボダン ジャパン株式会社代表取締役社長のファブリツィオ・ラホ
ジボダン ジャパン株式会社代表取締役社長のファブリツィオ・ラホ

■業績
ジボダン社グループ全体の2016年度上期の売上高は2,334百万スイスフラン(前年同期比 6.9%増)に上り、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同6.2%の増加となりました。

部門別では、フレーバー部門の売上高は1,202百万スイスフラン(前年同期比 3.5%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同3.0%増でした。

一方、フレグランス部門の売上高は1,132百万スイスフラン(前年同期比 10.7%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同9.7%増となりました。


■上期の財務ハイライト
主なポイントは以下の通りです。

・為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでの売上高が前年同期比6.2%増の約23億スイスフランを記録
・プロジェクトのパイプラインと新規ビジネスの獲得は高水準を維持
・2016年のEBITDAは638百万スイスフラン
・EBITDAマージンは前年度の25.9%から27.3%に向上
・純利益は前年同期比7.6%増の368百万スイスフラン
・売上高フリーキャッシュフロー比率は前年度の11.4%から7.4%に低下


■フレーバー部門
2016年度上期のフレーバー部門の売上高は1,202百万スイスフラン(前年同期比 3.5%増)に上り、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで同3.0%の増加となりました。

ラテンアメリカのアルゼンチンとブラジルに加え、アジア太平洋地域のインド、インドネシア、タイ、ベトナムなどの高成長市場における新規ビジネスの獲得と既存事業の拡大が売上高の増加に寄与しました。日本、韓国、オーストラリアといった成熟市場の業績も堅調に推移しました。ヨーロッパとアフリカは、西ヨーロッパとアフリカ・サブサハラ地域が厳しい経済環境にもかかわらず、第2四半期に業績が回復しました。一方、北米も、好調に推移した前年度ほどではないものの、安定した業績を記録しました。乳製品、セイボリー、スナック分野も全体的な事業の拡大に貢献しました。

セイボリー分野における統合的なソリューション機能の強化を図る2020年に向けての5カ年計画の一環として、ジボダン社は2016年5月23日に、コナグラフーズのスパイステック・フレーバーズ&シーズニングス事業を買収すると発表しました。ただし、契約締結手続きが完了していないため、今回の買収が2016年6月末決算に及ぼす影響はありません。


■アジア太平洋地域
アジア太平洋地域の売上高は、インド、インドネシア、タイ、ベトナムといった高成長市場での事業拡大が牽引役となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで前年度比4.8%の伸びを記録しました。日本、韓国、オーストラリアの成熟市場の業績も堅調に推移しました。スナックとスイーツ分野は既存事業の拡大により二桁成長を達成し、乳製品とセイボリー分野における新規ビジネスの獲得により売上高が拡大しました。


■フレグランス部門
フレグランス部門の売上高は1,132百万スイスフラン(前年同期比10.7%増)となり、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースでは同9.7%の増加となりました。インデュケム社を含めた現地通貨ベースでは11.0%の増加となりました。2015年8月31日に買収したインデュケム社の2016年度上期の売上高は13百万スイスフランとなりました。

フレグランス系の複合製品(ファインフレグランスと家庭用品の合計)の売上高は、為替、買収、売却等の要因を除外した業績ベースで10.4%の増加となりました。スイスフランベースの複合製品の売上高は、前年度の892百万スイスフランから977百万スイスフランに増加しました。


■2020年に向けての5カ年計画:責任ある成長と成功の共有
ジボダン社の2020年に向けての5カ年計画は、利益と責任のある成長を通じてさらなる価値を創出することです。2011年度から2015年度までに遂行した戦略の成果を基に、2020年に向けての5カ年計画では、「お客様と共に成長すること」「卓越した商品やサービスを提供すること」「パートナーと成功を共に分かち合うこと」の3つを柱に据えています。

この意欲的な目標は、ジボダン社の戦略の基礎となるものです。市場の成長を上回る4-5%の売上高の拡大と、売上高フリーキャッシュフロー比率12-17%を目標に掲げています。この2つの目標値は、当社の5カ年計画(2016年-2020年)における平均値です。また、ジボダン社は目標値のひとつである配当については、現在の配当を維持してまいります。


■ジボダン社について
ジボダン社は、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーです。食品・飲料・家庭用品・香水のメーカーなどと密に連携し、世界各地のお客様に喜んでいただける味と香りを開発しています。お客様の嗜好を把握したいという情熱と、革新的製品へのあくなき探求心を基に、フレグランスとフレーバー業界のリーディングカンパニーとして「engage your senses (あなたの感性を魅了する) 」フレグランスとフレーバーを創り出してきました。2015年の売上高は4,396百万スイスフランに上ります。ジボダン社はスイス本社のほかに、80を超える地域に拠点を構え、従業員も全世界で9,500名を超えます。ジボダン社の詳細は、https://www.givaudan.com をご覧ください。

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