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報道関係者各位
プレスリリース

2016.07.27 10:00
株式会社ジェイサットコンサルティング

1998年からミャンマーで日本企業の進出・人材・就職支援を行う株式会社ジェイサットコンサルティング(ミャンマー、代表取締役:西垣 充、以下 J-SAT)は、1992年から愛知県豊橋市にて機械設計を主にした機械・電気電子・ソフトウェア設計会社の株式会社豊橋設計(所在地:愛知県豊橋市、代表者:内山 幸司、以下 豊橋設計)、ミャンマーを代表する工科大学マンダレー(TUM)と機械CAD教育の運営実施について、2016年7月20日(水)に正式契約したことをお知らせいたします。

3社セレモニー
3社セレモニー

豊橋設計 内山社長、マンダレー工科大 シンソー学長、J-SAT 西垣社長
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豊橋設計は、2013年からミャンマーに進出。専門性の高いCAD設計の分野でe-ラーニングを制作した実績もあり、機械CADの技術習得を希望する在校生に対し、豊橋設計の高い技術スキルを教育することで世界で通用するミャンマー人エンジニアを育成します。授業は新学期の2016年12月1日(木)からスタートします。


■ミャンマー新政権の教育改革と世界的需要が高まる機械CAD技術
2016年4月に新政権が樹立したミャンマー。ミャンマーに進出しミャンマー日本商工会議所に登録する企業は4年前の6倍の310社を越えており、新政権発足後、さらに加速しています。
2010年に民政移管したミャンマー政府は、教育改革を推し進めており、これまで大学運営について、中央政府に権限が集中していたものを各大学に移行しました。
2015年からは、大学に合格した学生は住居登録している地区近くの希望学部がある大学に通わないといけなかったものが、学生が自由に大学を選べるようになるなど、様々な改革が行われています。
これらの動きにともない、工科大学マンダレーでは2016年6月から日本語クラスを独自に作るなど活発な活動を続けており、世界的に需要が高く生徒からも希望の多い機械CADクラスを全国の大学に先駆けて設置することになりました。

マンダレー工科大学日本語クラス風景
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■日本の3DCAD設計現状
近年、3DCADでの設計は製品開発設計ツールとして使われて来ましたが、2016年現在は工作機械、製造装置、プラント設備など分野に関係なく製造業全般で普及するようになりました。
しかしながら、今まで2Dの設計しかしてこなかった設計者は3D設計に馴染めず、企業としても導入したくても操作できる人材が不足していることも現実です。
日本の大学、専門学校は時代の流れで、ほとんど3DCADで授業を行っていますが、3Dで慣れてしまうと、製造現場で使う2D図面が読めなくなるという問題もあります。
そのため近年は、ベテランは2D、若い人は3Dという、3D設計に移行する過渡期にあります。この過渡期を乗り越え、将来日本のものづくりを発展させるためには、若い人材が2D図面を理解できて、3DCADが操作できる技術を身につけなければなりません。
3DCAD操作ができるだけでは、ものづくりの現場としては力不足です。

工科大学マンダレーでは3D設計の過渡期から発展期にある日本の製造業が求める、2D図面が理解でき、3DCAD操作ができる技術をつけさせたいと考えています。授業では2D図面から3D、3Dモデルから2D図面への展開ができる人材を育成します。


■協業3社の強みを生かした技術移転システム
今回の機械CAD授業は3社の強みを最大限生かしたシステムで運営されます。
豊橋設計は、愛知県や熊本県で自動車部品加工専用工作機械・自動車部品組立専用工作機械・半導体製造装置の設計、3DCADを用いたCADスクールを運営しており、長年培ったノウハウと自社ミャンマー人エンジニアが講師を担当します。
J-SATは大学側との調整など授業全体を管理するほか、パソコンやネット回線などハードウェアの提供もいたします。
工科大学マンダレーは、場所と人材を提供し、さらに、ミャンマーエンジニア協会の理事でもあるシンソー学長の幅広い人脈でミャンマー全国に機械CAD技術を普及していきます。

豊橋設計からプロジェクター寄贈
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■SOLID WORKSを利用した機械CAD教育の内容
今回の機械CAD教育では、業界屈指の操作性と豊富な3次元設計機能を備え、データ互換性・拡張性に優れたSOLID WORKSの3DCADを利用します。
将来機械CADの仕事に就きたい在校生の中から各大学が選抜した生徒を対象に、豊橋設計の日本本社で働くミャンマー人エンジニアがオリジナルテキストを用いて平日の授業終了後に基礎・実務を中心とした合計約160時間の授業を行います。

また、機械CAD教育は将来的に豊橋設計が保有するe-ラーニングも活用しミャンマー全国の工科大学にも展開していく予定です。


■日本からの遠隔認定試験
豊橋設計ではミャンマーの子会社社員に業務指示、会議、遠隔操作指導を行うために、本社コントロール室から端末画面の確認・操作ができるシステムを使用しています。
今回の機械CAD教育にこのシステムを利用し、遠く離れたミャンマーで日本の技能検定試験と同じ品質の機械設計製図CAD検定を日本の本社から実施します。

豊橋設計コントロール室
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■日本国内での技術者採用が厳しく2013年にミャンマーに進出した豊橋設計
豊橋設計では、幅広い業種の大手メーカーから自動車工場に導入するロボットや大型プラントの配管、造船や製鉄所などの設備設計を詳細な図面に落としこむ作業などを行っています。
2013年にはいち早くミャンマーに進出、現地の新卒者を一から教育し日本の業務の一部を都市ヤンゴンにて行っています。
近年、日本国内での設備投資の活発化に伴い仕事の依頼は急増するも、日本国内での採用環境は厳しく優秀な人材を獲得することが難しくなっており、ミャンマー人エンジニアの一部は日本の本社でも勤務しています。

豊橋設計社屋外観
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豊橋設計技術部 作業風景
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■ミャンマー全国の大学と提携し、就職に直結させるJ-SAT
J-SATは2015年度、ミャンマーの大卒者に、管理職やエンジニア、会計など600名以上日本企業に進出させている実績があります。
また2014年より教育省の協力のもと、ミャンマーの主要国立大学でキャリアセミナーを行っており、2016年7月も全国17大学にて最高学年約5,000名にセミナーを開催しています。
各大学において就職支援も行い、これまでの経験で培った大学と連携し、ミャンマー進出済み日本企業や、日本にてミャンマー人エンジニアを必要とする日本企業に就職できるよう積極的に支援しています。
少子高齢化が深刻化し、あらゆる業界で人手不足が進む日本から、J-SATの子会社でミャンマー人高度人材送り出し機関であるMIBTIでは、長年正社員として雇用できる技術ビザを取得し日本で働くことができる、ミャンマー人エンジニアの問い合わせが急増しています。
J-SATでは2016年6月から工科大学マンダレーとマンダレーコンピュータ大学で、今年8月からは工科大学タンリンでも日本語授業を受託しています。

J-SAT 社内風景
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■工科大学マンダレー Technology University Mandalay(TUM)について
http://www.tum.edu.mm/
工科大学マンダレー(TUM)は1955年に設立された国立大学です。
生徒数は現在約5,000名で、学部は10学部あります。
工科大学マンダレーはミャンマー第二の都市マンダレーにあり、工科大学、高等専門学校の上、ビルマ地区における中心学府でミャンマーを代表する工科大学です。
近年は第二言語習得を強化し、学内に語学専用の局を設立。外国企業からの依頼が多いため、英語、中国語クラスに加え、今年6月からは日本語クラスを開設しています。


■会社概要
会社名 : 株式会社豊橋設計
所在地 : 愛知県豊橋市東幸町字東明136-1
資本金 : 1,000万円
従業員数: 社員120名
URL   : http://www.toyohashi-s.co.jp
TEL   : 0532-65-4678 (代表)
FAX   : 0532-65-4679

会社名 : Myanmar Toyohashi Engineering Co.,Ltd.
所在地 : No.95, second Floor, Anawyahtar Street,
      Kyauktada Township,Yangon,Myanmar
資本金 : 50,000米ドル
従業員数: 社員9名
TEL   : +95-9-421018412

会社名 : Japan SAT Consulting Co.,Ltd. (J-SAT)
所在地 : Room 1210, 12A Floor, Sakura Tower, Sakura Tower No.339,
      Bogyoke Aung San Road, Kyauktada T/S, Yangon, Myanmar
資本金 : 100,000米ドル
従業員数: 社員60名(グループ全体110名)
URL   : http://j-sat.jp
TEL   : +95-1-255925 (代表)
FAX   : +95-1-255925

会社名 : Myanmar International Business Training and
      Internship General Service Co.,Ltd. (MIBTI)
所在地 : Room 1210, 12A Floor, Sakura Tower, Sakura Tower No.339,
      Bogyoke Aung San Road, Kyauktada T/S, Yangon, Myanmar
資本金 : 5,000,000チャット
URL   : http://mibti.jp
従業員数: 社員17名(グループ全体110名)
      海外派遣ライセンス番号:No.147/2015

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