【名城大学】ボランティア協議会が東日本大震災の被災地・宮城県気仙沼市大島で今夏も活動

    調査・報告
    2025年8月21日 18:00

    2011年の震災時から継続して活動 18回目となる「はまらいんや!大島」 

    気仙沼市の菅原市長(中央)を囲む学生ら
    気仙沼市の菅原市長(中央)を囲む学生ら

    ボランティア協議会が8月13日から17日までの5日間、宮城県気仙沼市大島で2011年の東日本大震災の被災時から継続しているボランティア活動「はまらいんや!大島」を今年も実施しました。今回で18回目の活動で、学生や卒業生、教職員合わせて46人が参加し、清掃活動や観光案内の看板の手直しなどに汗を流しました。

    今年は8月13~17日の5日間 学生、教職員、卒業生合わせて46人が参加

    港での草刈り
    港での草刈り
    震災当時の様子を語る菊田さん
    震災当時の様子を語る菊田さん

    13日夕に天白キャンパスを出発した学生たちは、14日午前8時ごろに大島に到着。初日は終日、島内を散策して島の魅力の発見に努めました。15日午前は島の玄関口「ウエルカムターミナル」周辺の清掃活動を行い、「背の高い草が多く見栄えが良くない」とのことで草の除去を重点に行いました。

    清掃中、気仙沼市の菅原茂市長が訪れ、学生たちに「いつも活動していただき感謝しています。先日のカムチャッカ半島地震による津波は人的被害はありませんでしたが、カキなどの養殖業者は甚大な被害を受けました。ぜひ皆さんにはそのような事実があることを知っていただき、発信してほしい」と語り掛けました。

    午後は10年前から設置している学生手作りの観光名所への誘導看板の手直しと、観光名所に設置するベンチを製作しました。夜には当時の大島小学校長として復旧・復興に従事した菊田栄四郎さんから震災当時の様子を伺いました。菊田さんは「つらい震災を経て観光地として復興した大島に、ぜひこれからも継続的に関わってほしい」と訴えました。

    16日は早朝からSAP(スタンドアップパドル)と海釣りの体験会を楽しみ、マリンスポーツを通じて島の魅力に触れました。朝食後には、本学が設置している島内の看板とベンチの設置場所を1枚の地図にまとめた「島内看板・ベンチマップ」を作成。午後には「気仙沼市震災遺構・伝承館」を訪問し、語り部の解説を聞きながら館内を回りました。

    渡辺会長「活気ある大島の発展に貢献するため、今後も継続して訪問したい」

    参加した学生は震災当時は4歳~8歳で、遺構として保存されている旧気仙沼向洋高校の状況を見ながら、震災の被害の甚大さに驚き、語り部が伝える当時の状況を聞いて涙を流す学生もいました。その後、バスに乗り込んで名古屋へ。事故も体調不良者もなく、17日朝に無事、天白キャンパスに到着しました。

    今回の活動の代表でボランティア協議会会長の渡辺瑛斗さん(経営学部3年)は「震災から14年が経過し、島や街の様子は大きく変化しています。震災当時を忘れないことも重要ですし、これからの大島の変化にも注目して、活気ある大島の発展に貢献するため、今後も継続して訪問を続けていきたいです」と話していました。

    看板の補修
    看板の補修
    ベンチ作り
    ベンチ作り
    旧気仙沼向洋高校の被災の跡
    旧気仙沼向洋高校の被災の跡
    島内散策
    島内散策
    語り部の解説を聞く学生たち
    語り部の解説を聞く学生たち
    海釣り体験
    海釣り体験
    参加者全員で記念撮影
    参加者全員で記念撮影

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    震災当時の様子を語る菊田さん
    看板の補修
    ベンチ作り
    旧気仙沼向洋高校の被災の跡
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