株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、未来を切り拓く最先端技術の動向をまとめた調査レポート「MET REPORT~タネのタネ」2025年版を制作し、本日より公開いたします。
人類の歴史において、テクノロジーは社会を大きく変革してきました。近年では、スマートフォンやSNS、生成AIなど、革新的な技術が生活様式そのものを変えています。こうした加速度的な進化を遂げる“エクスポネンシャルテクノロジー”分野では、世界中で激しい開発競争が続いています。
マクニカは、50年以上前に半導体を次世代の「イノベーションのタネ」と着目し、常に時代の先を見据えてタネを蒔き続けてきました。昨今の目まぐるしい速度で進化するテクノロジーにとらえるには、さらに先を見ていくことが必要となります。そのため、新しい技術の可能性を探る未来技術探索の専門チーム「Frontier Research Lab(フロンティアリサーチラボ:FRL)」を立ち上げ、まだ実現できるかわからない「タネのタネ」の探索活動を行っています。
本レポートでは、FRLが着目した、バイオテクノロジー、核融合、量子コンピュータ、人工光合成の4つのトピックスについて、国内外の研究機関・スタートアップ・産業界との連携や独自調査を通じて得た知見をまとめています。

■主な掲載内容
・バイオテクノロジー
近年、合成生物学やゲノム編集技術の進展により、医療・環境・ものづくり分野でバイオテクノロジーが社会変革の鍵として注目されています。本レポートでは、微生物発酵を活用したバイオプロダクションの最前線や、国内外の研究・産業動向、AI活用による新たな技術革新の可能性を紹介しています。
・核融合
膨大な計算能力を要求される AIモデルやシステムの運用による電力需要の増加を背景に、持続可能かつ大量のエネルギー供給源として核融合発電が注目されています。核融合発電の主要な技術の仕組みや課題、国内外の研究現場やスタートアップの動向、実用化に向けた最新の展望をまとめています。
・量子コンピュータ
従来の計算機では困難な問題を高速に解決できる可能性を持つ量子コンピュータは、将来の社会を大きく変える技術の一つです。量子シミュレーターの重要性や、GPUを活用した高速化の実験結果、社会実装に向けた技術習得の取り組みなどを取り上げています。
・人工光合成
脱炭素社会の実現に向けて、太陽光と水からCO₂を排出せずに水素を製造する人工光合成技術が開発されています。信州大学を中心とした大規模な実証プロジェクトや可視光応答型光触媒の開発、地域社会でのグリーン水素活用の最前線について、堂免一成教授ら研究者との座談会や、飯田市長 佐藤健 氏との対談を通じて詳しく紹介しています。
マクニカは、今後も最先端技術の探索を通じ、未来に当たり前になる技術をいち早く社会実装すべく支援してまいります。
【レポートの公開URLはこちら】
https://www.macnica.co.jp/assets/uploads/FRL/pdf/MET_REPORT_2025.pdf
※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカ及び各社の商標または登録商標です。
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株式会社マクニカについて
マクニカは、半導体、サイバーセキュリティをコアとして、最新のテクノロジーをトータルに取り扱う、サービス・ソリューションカンパニーです。世界28か国/地域91拠点で事業を展開、50年以上の歴史の中で培った技術力とグローバルネットワークを活かし、AIやIoT、自動運転など最先端技術の発掘・提案・実装を手掛けています。
マクニカについて:www.macnica.co.jp