九州発のヘルスケア新産業創出を目指す交流会でトイメディカル代表・竹下英徳が特別講演に登壇

    「我慢の減塩は続かない。」――フードテックスタートアップが語る、起業の原点と塩分過剰の壁への挑戦

    その他
    2026年6月10日 13:00

    「おいしい」も「健康」もあきらめない世界の実現を目指すスタートアップ企業、トイメディカル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役社長:竹下英徳)は、2026年6月9日(火)にGRAND FESTA HAKATAにて開催された「HAMIQヘルスケア交流DAY2026」において、代表の竹下が特別講演を行いましたことをご報告いたします。

    講演に登壇したトイメディカル株式会社 代表取締役社長 竹下英徳
    講演に登壇したトイメディカル株式会社 代表取締役社長 竹下英徳

    今回の登壇は、令和2(2020)年に開催された「第7回ヘルスケア産業づくり貢献大賞」において、弊社が「九州経済産業局長賞(優秀賞)」を受賞したことが契機となりました。この度、同大賞の主催である九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)事務局よりご依頼をいただき、弊社の現在の取り組みや事業の進捗について紹介する本講演が実現いたしました。

    当日は「『おいしい』も『健康』もあきらめない。〜地方から世界の健康課題解決への挑戦〜」と題し 、会場に集まった多くのヘルスケア産業関係者へ向けて、弊社の歩みとこれからの食の未来を報告いたしました。

    ■ セミナーレポート:講演で語られた主要トピックス

    1. 既存の「減塩」が抱える壁を越えた新技術

    世界中で塩分の過剰摂取が深刻な健康問題となる中、WHO(世界保健機関)は心疾患や脳卒中のリスクを下げるため「1日5グラム未満」の食塩摂取を推奨しています。しかし現実には、世界平均でその倍となる「1日10グラム」もの塩分を摂取しており、世界50カ国以上で過剰摂取が常態化している実態があります。

    これに対し、これまでの「味を犠牲にする減塩(薄味)」を強いる啓蒙活動では塩分摂取量はほとんど下がっておらず、世界的な潮流であるカリウム代替塩も「特有の苦味」や「腎疾患へのリスク」という大きな課題を抱えています。

    弊社は、海藻由来の食物繊維である「アルギン酸類」を用いて、胃の中で塩分の一部を吸着し、吸収されにくい形へと変化させ排出する「塩分オフセット技術」を開発。本来、アルギン酸類は水に触れるとダマになりやすく食品への応用が極めて困難でしたが、独自の特殊なコーティングによってその課題を克服。成分の効果を完全に保ったまま、味や食感への影響を最小限に抑えながらに様々な食品へ配合できる仕組みを確立し、「いつもの塩を使用しながら、塩分を体に吸収されにくい形に変え、排出させる」という、画期的なアプローチを発表しました。

    海藻由来成分のアルギン酸類のイメージ写真
    海藻由来成分のアルギン酸類のイメージ写真

    本技術は2025年に農林水産省のフードテックビジネスコンテスト最優秀賞、さらにスペインのフードテック関連アワードでのアジア企業初受賞など、国内外から注目を集めています。

    2. サプリメントから「食のインフラ」へ、巨大な世界市場へ挑むBtoB展開

    食事制限に苦しむ友人(人工透析患者)の笑顔を取り戻したいという強い想いから始まった本事業ですが、現在では特定の患者様向けサプリメントに留まらず、大手飲食チェーンや加工食品メーカー(即席めん、スナック菓子等)の原料として導入するBtoBビジネスへとシフトしています。塩分規制が厳格化する東南アジアや欧州の巨大な減塩食品市場(約3,912億ドル)を見据えた、グローバル戦略の全貌を公開しました。

    3. 熊本・天草の海を守り、地域経済を活性化する循環型ビジネス

    講演の終盤では、海洋環境再生と世界市場への商用化を同時に成立させる、持続可能かつ壮大な循環型ビジネスとして推進している、天草拠点の「海の環境再生プロジェクト」に言及しました。原料となる海藻(アカモク)を天草の海で環境再生型養殖することにより、海洋環境を守りながら高品質な機能性原料を安定調達し、地域での雇用創出にも貢献していくという、地方発スタートアップならではのサステナブルな未来像を明かしました。

    トイメディカルが目指す、環境再生と食のインフラ化を同時に成し遂げる事業サイクル
    トイメディカルが目指す、環境再生と食のインフラ化を同時に成し遂げる事業サイクル

    ■ 代表取締役社長:竹下英徳のコメント

    「6年前に九州経済産業局長賞をいただいた当時は、まだサプリメントを主軸とした小さな挑戦でした。しかし地域に育てていただいたおかげで、今や私たちの技術は世界の食のインフラを大きく変えるステップへと展開することができ、この技術やビジネスプランに対し欧州の国際的な賞をいただくまでになりました。 私たちが目指すのは、いつまでも大好きな食事を美味しく食べる幸せと、健康でいられる安心をどちらも諦めない世界です。塩分を「オフセットする」というこの新発想の技術を、国内外の大手食品メーカー様と共に普及させ、九州から世界規模での健康寿命の延伸に貢献していきたいと考えています。」

    ■ イベント概要

    イベント名: HAMIQヘルスケア 交流DAY2026 Building the Future of Healthcare
    日時: 2026年6月9日(火)13:30~17:00(交流会 17:00~19:00)
    会場: GRAND FESTA HAKATA(福岡市博多区博多駅東2-14-1 THE BASIC FUKUOKA内)
    主催:九州ヘルスケア産業推進協議会(HAMIQ)
    公式サイト:https://hamiq.koic.or.jp


    会社概要

    会社名:トイメディカル株式会社
    所在地:熊本市南区富合町志々水48-1
    代表者:代表取締役 竹下英徳
    事業内容:塩分オフセット技術を活用した健康食品、サプリメント、調味料等の研究開発・製造販売、ヘルスケア関連製品の企画・販売
    メール:info@toymedical.jp

    当社は2025年スタートアップワールドカップ九州大会で優勝するなど、「おいしい」も「健康」もあきらめない世界の実現に向けて、熊本から世界へ革新的な健康ソリューションを提供し続けています。

    カテゴリ
    ビジネスグルメ

    調査

    シェア
    FacebookTwitterLine

    配信企業へのお問い合わせ

    取材依頼・商品に対するお問い合わせに関しては、プレスリリース内に記載されている企業・団体に直接ご連絡ください。