報道関係者各位
    プレスリリース
    2020年10月1日 12:50
    リスク対策.com

    菅氏の官房長官としての危機管理広報を考察する

    最後の定例記者会見にみる広報スキル

    9月14日、官房長官として最後の定例記者会見に立った現・菅義偉首相。その会見では、政府の危機管理力について多くの質問がありました。やり取りの中にリスクマネジャー、危機管理担当者に役立つ情報があると感じたことから、今回は菅氏の官房長官としての最後の会見内容を考察します。

    記者の誘導に乗らず自分の土俵に持ってくる
    記者:政権のスポークスマンとしてどういった心がけで臨んできたのか。印象に残る会見は何か。

    官房長官:午前、午後の会見に加えて危機時の会見で3200回以上行ってきた。政府の立場や見解を正確に発信する貴重な機会。丁寧に誠実に臨んできたと思っている。全てが印象に残る会見だ。

    【解説】記者の誘導に乗らず、印象に残る会見を特定していない点がよいといえます。そこが見出しになってしまうからです。ミスリードの原因にもなります。