芝浦工業大学、人と環境にやさしいシェア型居住スタイル 203...|

芝浦工業大学、 人と環境にやさしいシェア型居住スタイル  2030年のモデルハウスを建築

2014.01.20 13:00

芝浦工業大学(東京都江東区豊洲/学長 村上 雅人)ZEHプロジェクト※1では、これからの新しい住宅プランとして「母の家2030 - 呼吸する屋根・環境シェルターによるシェア型居住スタイル」を提案しています。

住居イメージ1
住居イメージ1

「母の家2030」は、学生の母親世代の多くが高齢となる2030年の住環境を考え、ソーラーエネルギーと自然採光を最大限に生かした呼吸する屋根や、身体に負担をかけない空調設備、そして開放的かつ必要最小限の機能空間シェルターを備え、シェア型居住スタイルを実現した「“個”が集まるライフスタイルから、“共”のつながるライフスタイルへ」というコンセプトの住宅です。この度、首都圏初、国内でも2例目となるクロス・ラミネイティド・ティンバー(CLT)※2という材料を用いた工法で実際にモデルハウスを建築します。このモデルハウスは、1月29日(水)~31日(金)まで東京ビッグサイトで行われる国際的な省エネルギーに関するイベント「ENEX2014」で展示し、コンペティションに参加します。

※1…ZEHプロジェクトとは、経済産業省資源エネルギー庁の「平成25年度 住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業」の一環として行われる「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(= ZEH))の標準化に係る調査・実証事業」に採択されて実施するもの
※2…クロス・ラミネイティド・ティンバー(CLT)
ひき板の層を各層でお互いに直交するように積層接着したパネル及びそれを用いた工法


■提案のコンセプト・概要
各家庭が“個”に分散することでのエネルギー消費の非効率さや、社会での孤立化、居住空間の閉鎖化といった近年の社会問題を解決するべく、このプロジェクトでは、地域における暮らしのシェア、エネルギーのシェア、セキュリティのシェアをする新しいライフスタイルを提案しています。

<暮らしのシェア>
環境効率を追求して戸建住宅のみで完結する閉鎖的な住環境を目指すのではなく、各住居が集合することでエリア全体が長屋的シェア型住居(集合住宅)を形成します。寝室ユニット以外の空間や設備機器を共有することで必然的な人のつながりを生み出す仕掛けです。

<エネルギーのシェア>
自家でつくるエネルギーで電力や熱をまかなうことができます。天候に左右される太陽エネルギーを貯蓄制御し、余剰分を有効利用するネットワークシステムを構築し、住戸のみならず地域でソーラーエネルギーをシェアします。

<セキュリティのシェア>
大震災時にライフラインが遮断する中で必要最低限の生活が維持できるよう、住戸内では屋根が生み出す温水と電力を共用し、地域内では非常時管理機能により余剰電力を必要箇所に分配・共用します。また、地域セキュリティシステムを完備し、クラウド型医療などの健康管理なども行います。


■建築のポイント
「呼吸する屋根」と3つの「環境シェルター」で構成される住宅で、新しいライフスタイルを提案しています。

●呼吸する屋根
屋根に設置されたパネルと通気層によって、太陽熱集熱や太陽光発電、昼光、温度差による空気の流れを積極的に利用し、エネルギーを生み出します。市松状の開口によって、家の中に陽の光を取り込んで、暖かさを蓄えることができます。夏は太陽の熱で湿気を取り、最低限の空調で快適に過ごせます。冬は、室内の熱を逃さずに、新鮮な空気だけを取り入れる工夫をしています。

●高性能の居住設備を凝縮した“環境シェルター”
個人のスペースである寝室や、生活に必要な台所・水回りなどは必要最小限にユニット化します。これを共用スペースがつなぎ、台所・水回りのシェルターもシェアできるようになっています。それぞれのシェルターには、十分な耐震性に加えて、高気密・高断熱の材料であるCLTを採用し、災害時でも救助が来るまで安全に過ごせます。

なお、このCLTを採用した住宅は首都圏では初、日本国内でも2例目となります。


■期待される効果
●アジアへの展開
本プロジェクトを事業化するにあたっては、この住宅システムをアジアに輸出し、グローバルな住宅市場の開拓を目指します。

・建材を地産地消型に
屋根などに現地生産される部材を用いることで、地域の風土に適合した住宅となります。あわせてコストを抑えることができるため、日本からのアジア市場開発だけでなく、現地の建材市場も高まることが期待されます。

・災害に強い住宅として
この環境シェルターは、日本に固有の伝統工法であるほぞ加工を施したものであり、地震などにも強い強度を持っています。これを高性能居住パッケージユニットとして商品化することにより、日本だけでなくアジア諸国で起きている地震や台風などの災害への対策という強みを持つことができます。

●学生への教育効果
本プロジェクトには50名を超える学生が関わっており、実際にプランニングから建設作業まで一貫して取り組むことで、総合的かつ、より実践的な建築を学ぶ機会として、学生の人材育成にも寄与しています。


コンソーシアム団体:
パナソニック株式会社、株式会社アーキテック・コンサルティング、銘建工業株式会社、丸宇住宅資材株式会社、旭木材工業株式会社、サイバーステーション株式会社、JFEロックファイバー株式会社、株式会社フルハウス・イグゼ、東京ガス株式会社

協力企業:
旭硝子株式会社、越井木材工業株式会社、株式会社アイ・オー・データ機器、株式会社松岡製作所、富士工業株式会社

リンク
・芝浦工業大学 ZEHプロジェクト「母の家2030」公式サイト
http://www.kk.shibaura-it.ac.jp/akimotolab/zeh2014/index.html
・ENEX2014
http://www.low-cf.jp/index.html

カテゴリ
技術・開発
ジャンル
住宅・不動産 | 自然・エコロジー

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